十日目 ホラー
令和三年 九月場所 十日目 猛威を振るったコロナや長雨に見舞われて、夏らしさを感じぬままにすぎさってしまった、2021年夏。 海水浴に川遊び、夏祭りに花火。 そしてお決まりの怖い話。 夏の忘れものホラー映画の上映です。 照ノ富士「え・・・。」 照ノ富士「ちょっと・・・・・・。」 照ノ富士「何か・・・」 照ノ富士「這い上がって・・」...
View Article十三日目 優勝の行方
令和三年 九月場所 十三日目 ものすごい飛び飛び観戦の今場所は、もう13日目。 場所も残すところあと2日目です。 相撲をとる人も見る人も、皆が気になるのは、優勝の行方と。 もう一つはこれ。 【和洋】隠岐の海「今日は北の富士解説か・・・。」 隠岐の海「おやっさん・・・、今日の装いはなんだろう?」 隠岐の海「和装かな??」 隠岐の海「それとも洋服かな??」...
View Article十四日目 通知音
令和三年 九月場所 十四日目 しどろもどろが心地よい元大関霧島の陸奥解説。 あ~、え~とモゴモゴ話す後ろでせわしなく鳴り響く通知音。 あの音は・・・・・・。 【通知音】三瓶「今日は陸奥親方の解説です。」 三瓶「新横綱、優勝どうなりますか。」 陸奥「あ~、そうですね。」 キンコーン 陸奥「もうあの、え~」 キンコーン...
View Article初日 元横綱たち
令和三年 九州場所 初日 2年ぶり九州の地に戻って来た大相撲。 ひと口に2年といいますが、人の世の移ろいは2年もあれば様々に変わってゆきます。 【初仕事】隠岐の海「ふふふ~~ん」 隠岐の海「今日から年の納めの九州場所か。」 隠岐の海「年末にかけては物騒になってくるからな・・・。」 隠岐の海「人も多いし気を付けないとな・・・。」...
View Article二日目 三浦さん
令和三年 九州場所 二日目 各界にきら星のごとく輝く、三浦姓のスターたち。 三浦といえばこの人とすぐに思い浮かぶ、各面々。 キングカズこと 三浦知良 ハマの番長 三浦大輔 エンターテイナー 三浦大知 百恵ちゃんの旦那さん 三浦友和 名だたる三浦姓の大スターの中に、突如として現れた新生三浦を名乗る新星スター出現。 その名は。 三浦駿。...
View Article四日目 正義の味方
令和三年 九州場所 四日目 どこの誰かは知らないけれど 誰もがみんな知っている まさか。 21世紀、令和の世の中で 月光仮面を目にするとは お釈迦様でも思うまい。 月光仮面のおじさんは 正義の味方の良い人よ~~~。 今日はラジオ解説だったんすか?? それでこのいで立ちだったんすか?? 赤いマフラー、柄ものマスクに白メガネ。...
View Article五日目 隠岐の海
令和三年 九州場所 五日目 【ご挨拶】「皆さん、こんにちは。」 「隠岐の海歩です。今年36になりました。」 「え~、だからってわけではないですが・・・。」 「6時を過ぎると、このように・・・・・。」 「髭も濃くなります。」 あら。 ほっぺにエクボがあるんですね。 可愛らしいじゃないですか。...
View Article六日目 パトロール
令和三年 九州場所 六日目 ワクチン接種や感染症対策も実を結び、コロナの流行も落ち着きをみせる今日この頃。 早くこの不自由な日々からの脱却が待ちの望まれますが、今場所もお客は半数、席での飲食は禁じられたままです。 【パトロール】ザワザワザワザワ 照強「おかしいな・・・。」 照強「たしか、ここら辺にいたんだけどな。」 照強「梅が枝餅、食ってた奴が・・・。」...
View Article中日 解説デビュー
令和三年 九州場所 中日八日目 中日八日目、日曜日。 場所の折り返しの放送席は、ついに・・・! ザワザワザワザワ 遠藤「今日の解説誰だろう・・・。」 遠藤「チラ。」 遠藤「こわッ!ボスだ・・・。」 ついに見参。 稀代の大横綱第69代白鵬翔、解説席にピットイン。 しかし予想に反して語り口は物腰柔らかく、穏やかで、物静か。...
View Article九日目 物言い
令和三年 九州場所 九日目 ソフトバンクのマッチの来場にスニーカーぶるーすが飛び出して、ギンギラギンでさりげない9日目。 リモート、テレワーク、自宅出勤。 コロナ禍で様々な形態に変化を見せた私たちの働き方。 実際に顔を合わさなくても仕事はできる場合も多いですが、やはり基本はフェイス トゥー フェイス。 顔を見ながら話せると安心感につながります。...
View Article十日目 ジャガジャガジャーン
令和三年 九州場所 十日目 ジャガジャガジャーン。 ジャガジャガジャーン。 ジャガジャガジャーン。 軽快なギターのリフが奏でる、千秋楽のエンディング。 今場所の千秋楽の最後にこれが流れる頃には、主役は誰になっているのか。 ギターの旋律に終盤戦への期待は、否が応でも高まります。 【エンディング】ジャガジャガジャーン、ジャガジャガジャーン、ジャガジャガジャーン。...
View Article十一日目 ちょんまげ
令和三年 九州場所 十一日目 協会ジャンパーにちょんまげ姿。 今や、若い親方衆の定番となりつつあるこのスタイル。 いつの間にかこのスタイルもすっかり見慣れてしまいましたが、ようやく協会にも文明開化が訪れるようです。 【憧れ】吉田「本日は正面に元大関・豪栄道の武隈親方。向こう正面に嘉風の中村親方にお越しいただいています。」 吉田「いいですねーお二人とも、ちょんまげ姿で。」...
View Article十二日目 おじさん
令和三年 九州場所 十二日目 大村崑をはじめ、各界の著名人が集う大相撲の本場所。 今日はなんと、懐かしいあの人の姿が・・・。 宇良「・・・あ。」 宇良「朝青龍~~!!」行司「こら。席に戻んなさい。」 朝青龍ご観戦。 甥っ子の相撲に目を光らせに来たのか、升席での観戦でしたが今日は敢え無く、大栄翔に押し出されおじさんの前でいいところ見せられずに7敗目。...
View Article十三日目 再三再四
令和三年 九州場所 十三日目 昔から、二度あることは三度ある、三度目の正直とか言いますが。 幾度となく繰り返される行司による立ち合い不成立は無限ループのようで、当人の力士はもとより見ているこちらも困惑してしまいます。 【再三再四】玉次郎「おい遠藤。」 玉次郎「いい加減にしなさい。」 玉次郎「土俵に上がったら。」...
View Article十四日目 72と73
令和三年 九州場所 十四日目 まさに泰然自若。 一度地獄を見た横綱は、相手どうこうでは己の相撲は揺るがず。 千秋楽前の14日目に6度目の優勝を決めました。 おめでとう照ノ富士。 これぞ横綱、まさに横綱。 73代横綱の連続優勝を見届けたのは、72代の横綱です。 【特技】大坂「横綱照ノ富士と阿炎の一番、荒磯さんはどうご覧になりましたか?」 荒磯「あ~、そ~ですね~。」...
View Article千秋楽 エキシビジョンマッチ
令和三年 九州場所 千秋楽 14日目に優勝も決まってしまい、場内まったりとした空気に包まれた千秋楽。 令和三年を締めくくる最後の1日。 何か、何か特別な出来事を期待したくなる、今年最後の土俵です。 照ノ富士「貴景勝・・・。」 照ノ富士「オレ、歌うから。」 貴景勝「・・・は?」照ノ富士「今日、歌うから。」 貴景勝「うそっ・・・!!」...
View Article六日目 七不思議
令和四年 初場所 六日目 引退して間もない親方衆の最初の仕事は館内警備。 警備とは変事や危険に備えて警戒し守ること。 館内の隅々に目を配らせて、突発的な出来事に素早く対応します。 【迷子】白鵬「どうしたんだい坊や。迷子になったのかい?」照強「うん。」 照強「土俵に行きたいんだけど。」白鵬「土俵か。」 白鵬「土俵はね・・・。」...
View Article七日目 一時代
令和四年 初場所 七日目 若嶋津、尾車さんの定年。 一時代を築いた親方衆の幕引きに、平成の土俵を賑やかせた力士たちの引退。 丸い土俵の上を時代は通り過ぎてゆきます。 【断髪式】ざわざわ 鶴竜「断髪式どうする?」 勢「歌う。」蒼国来「は?」 勢「2時間ぶっとおしで、歌う。」蒼国来「・・・・・・。」 蒼国来「それもう、コンサートやん。」...
View Article中日八日目 蛍
令和四年 初場所 中日八日目 締め込みの色には、その色を選んだ力士それぞれの個性が感じられて、色とりどりの土俵は目にも楽しいことがあります。 ザワザワ 天海空「・・・・・・。」千代丸「・・・・・・。」 天海空「お前の締め込み、ヘンな色だなぁ。」 千代丸「お前のこそ、趣味わりぃ。」 天海空「なにぃ?」千代丸「よっし、やるか?」...
View Article九日目 守護天使
令和四年 初場所 九日目 同じことが繰り返される、場所中の15日間。 たまには変化を求めたくなるのも人情というものです。 【提案】バタバタ バタバタ 照強「ねえ。」 照強「今日さ。」 照強「土俵入り代わってやろうか?」照ノ富士「いい。」 せっかくの提案もあえなく却下。 でも、幕の内土俵入りが西方になると大変ですね。 ぐるっと回って駆け付けて。...
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