令和四年 初場所 六日目
引退して間もない親方衆の最初の仕事は館内警備。
警備とは変事や危険に備えて警戒し守ること。
館内の隅々に目を配らせて、突発的な出来事に素早く対応します。
【迷子】
白鵬「どうしたんだい坊や。迷子になったのかい?」
照強「うん。」
照強「土俵に行きたいんだけど。」
白鵬「土俵か。」
白鵬「土俵はね・・・。」
白鵬「この先をずーっと真っすぐに行った、少し高くなったところだよ。」
照強「ありがとう、おじちゃん。」
警備白鵬、任務完了。
勝手も負けても土俵を沸かす立役者。
今日もまた後半の土俵を大いに盛り上げます。
【奇襲】
霧馬山「ハッ・・・!」
霧馬山「しまったっ・・・!」
霧馬山「オッパイ隠されたッ・・・!」
なんとまあ!
まわしも持たずに後ろから霧馬山を吊り上げるとは。
握力は全身の筋力のバロメーターって言いますから、ものすごく握力が強い宇良は、全身の筋力もものすごいものがあるのでしょう。
そんな宇良に驚き、正代に落胆し、さらに結びで玉鷲に驚きながら、着ぶくれた52代をそつなくあしらうピーナッツ小林の成長ぶりに目を細めつつ向こう正面の雷さんの姿に、やっぱり錦富士と垣添は尋常ないほど似ていると再確認した六日目の土俵でした。
錦富士
もしかして錦富士は垣添の生まれ変わりかなのか。
っていうか、本人が存命中に生まれ変わりってなんなのか?
大相撲七不思議に刻まれた新たな謎。
謎が謎を呼ぶ初場所は中盤戦へと進んでゆきます。