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七日目 一時代

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令和四年 初場所 七日目

 

 

 

若嶋津、尾車さんの定年。

 

一時代を築いた親方衆の幕引きに、平成の土俵を賑やかせた力士たちの引退。

 

丸い土俵の上を時代は通り過ぎてゆきます。

 

 

 

 

 

【断髪式】

ざわざわ

 

 

 

 

 

鶴竜「断髪式どうする?」

 

 

 

 

 

 

勢「歌う。」

蒼国来「は?」

 

 

 

 

 

 

勢「2時間ぶっとおしで、歌う。」

蒼国来「・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

蒼国来「それもう、コンサートやん。」

 

 

 

 

 

勢オンステージ(オマケの断髪式付き)はいつ頃になるでしょうね。

 

聞いたところによればオーザンが今月末とか。

 

オーザンは毛量が多いから、断髪後の夢が広がっていることでしょう。

 

 

気になるのは安美錦。

 

断髪式のために増毛することになりはしないかと、気が気ではありません。

 

 

っていうか、蒼国来まだ髷のせてるんですか??

 

引退したのって結構前だったような・・・・・。

 

国技館は断髪大渋滞が続いています。

 

 

 

 

 

 

 

4敗目の大関正代。

 

完全に自分を見失った状態に、茫然自失の3連敗。

 

相当に落ち込んでいるようで、負け残りの様子も正代の頭上に暗雲が立ち込めているようです。

 

どこか悪いんだったら別ですが、そうじゃなければきつい言い方ですが、あと8日間恥をかくつもりで土俵に上がり続けることです。

 

 

 

正代本人はもちろんわかっているとは思いますが、今の正代を作ったのはこれまで上にいた先輩力士たち。

 

関取に引っ張り上げてくれたのは、時天空をはじめとする部屋の兄弟子たちのおかげ。

 

正代に目をかけて、厳しい稽古をつけてくれたおかけで地力を蓄えて、番付の階段を上ってゆきました。

 

次に大関になれたのは、鶴竜をはじめとする番付上の力士たちが、巡業や時津風部屋に出向いて胸を出して、これからの正代に必要な力を与えてくれました。

 

 

 

そして大関になった今。

 

自分に欠けている物を教えてくれる人はもういません。

 

引っ張り上げてくれる人ももういません。

 

自分ひとりの力でここから這い上がらなくてはなりません。

 

誰も助けてはくれない。

 

だって正代あなたは、時津風部屋の部屋頭でしょう。

 

だったら今度は正代が部屋の若い衆を引っ張り上げてあげなくては。

 

力のある正代が胸を出して厳しい稽古で、時天空がかつて正代にしてくれたように導いてやらねば。

 

それが今まで受けてきたことの恩返し。

 

そのためにも自分にまず厳しくなくては、強くなくては。

 

自分が強くなることはもう自分のためだけじゃない。

 

これから伸び行く若い衆のためでもあるのです。

 

 

しっかりなさい。

 

 

辛くてもしんどくてもこれが現実。

 

沈み込んでる場合じゃない。

 

現実を受け止めて、自分を見つめなおし、自分自身を作り直す。

 

そうすればきっと、自信を取り戻すことができるはずです。

 

 

がまだせよ、正代。

 

 

 


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