令和三年 九州場所 千秋楽
14日目に優勝も決まってしまい、場内まったりとした空気に包まれた千秋楽。
令和三年を締めくくる最後の1日。
何か、何か特別な出来事を期待したくなる、今年最後の土俵です。
照ノ富士「貴景勝・・・。」
照ノ富士「オレ、歌うから。」
貴景勝「・・・は?」
照ノ富士「今日、歌うから。」
貴景勝「うそっ・・・!!」
驚く貴景勝を押し出しで圧倒し全勝優勝を決めた、横綱・照ノ富士。
意気揚々と表彰式へと臨みます。
ザワザワザワザワ。
若者頭「横綱・・・・・。」
若者頭「横綱・・・・・。」
照ノ富士「はい。」
若者頭「さっき、貴景勝に聞いたんだけど・・・。」
若者頭「歌うって・・・、どこで歌うの?」
照ノ富士「土俵下で。ダメっすか?」
若者頭「ダメじゃ・・・ないけど・・・。」
土俵下で歌うものといえば国歌も歌。
歌う気満々の横綱・照ノ富士。
いよいよマイクの前へと歩み寄ります。
ワーワーワーワー
ぺこり
ガチャ
それでは歌います。聞いてください。
増位山太志郎で「そんな夕子にほれました」
「♪やさしい言葉~、暗い~過去~♪」
52代「ま~た増位山の歌!ネオン無情、歌えばいいのにッ。」
三瓶「ネオン無情なんて、知らないんじゃないですか。」
もうここらで、出稽古解禁を♪
それでは皆さま、良いお年を♪