令和三年 九州場所 十四日目
まさに泰然自若。
一度地獄を見た横綱は、相手どうこうでは己の相撲は揺るがず。
千秋楽前の14日目に6度目の優勝を決めました。
おめでとう照ノ富士。
これぞ横綱、まさに横綱。
73代横綱の連続優勝を見届けたのは、72代の横綱です。
【特技】
大坂「横綱照ノ富士と阿炎の一番、荒磯さんはどうご覧になりましたか?」
荒磯「あ~、そ~ですね~。」
荒磯「さすが横綱ですね~。押し込めれて、もぉ~万事休すと思いましたけどね。ただ左を抱え込みながら右からも抱え込んで残すんですね。まぁ~VTRで見ていると落ち着いていましたね~。いやぁ~一瞬でしたけど非常にいい相撲でしたね。いや~お互いね力を出し切ったというようなそんな相撲ですよ。」
大坂「・・・・・・。」
大坂「・・・スミマセン。早すぎて、なんて言ってるか分りませんでした・・・。」
72代「あおまきがみ あかまきがみ きまきがみ。」
キセ、もう少~~しゆっくり喋ってくれませんか。
いや~ぁ、とか、そ~ですね、とかは分るんだけど、喋り始めたらどんどん加速していくから、話の大事なところになると聞き取れぬことが再三。
もし今日のアナウンサーが佐藤アナだったら、早口同士で互いにヒートアップ。
正面席二人による早口の応酬で、ついてゆくことはもはや不可能。
話す早さがなぜか音速を超える、科学を超越した事態が起きるかもしれません。
千秋楽を前に落ち着くところに落ち着いた、年の納めの九州場所。
明日で令和三年の大相撲もいよいよおしまい。
明日1日も皆が怪我なく無事に、土俵を終えられますように。
勝って兜の緒を締める、全勝で6度目の優勝を飾れるといいですね。