初日 秋の憂鬱
令和四年 九州場所 初日 落ち葉舞い、日一日と日暮れが早くなる秋の日は、何となく物憂げな気持になってしまいます。 【秋の憂鬱】52代「はぁ~。」大坂「どうしたんですか?北の富士さん。」 52代「今日はなぜか、気持ちが塞いでねぇ・・・。」 52代「秋だからかねぇ・・・。」大坂「元気出してくださいよ、北の富士さん。」...
View Article四日目 デジャブ
令和四年 九州場所 四日目 初めての場所なのに知っているような。 初めての状況なのに懐かしいような。 今まで経験したことのないことなのにかつて体験したような、不思議な感覚にとわれること・・・。 それは。 【既視感】庄太郎「のこった、のこった。」 庄太郎「・・・・・・。」 庄太郎「のこった、のこった。」 庄太郎「ん・・・?これは・・・。」...
View Article五日目 憧れの品
令和四年 九州場所 五日目 いつか手にしたい、手に入れたい憧れの品。 そのタイミングはいつどこでやってくるかはわかりません。 【おねだり】吉田「わー、レザーのジャケット。」52代「うん。」 吉田「黒のとっくりと合わせてオシャレー。」52代・・・タートルだけどね。」 吉田「そう言えば以前・・・。」 吉田「真っ赤なレザーもお持ちでしたよね。」...
View Article中日八日目 願い
令和四年 九州場所 中日八日目 勝敗を土俵にかける日々。 願う気持ちはただ一つ・・・。 【願い】呼び出し「はぁ~。」 呼び出し「たまには違った懸賞幕、持ちたいな…。」 呼び出し「どうか、神様…。」 呼び出し「この幕は永谷園じゃありませんようにっ。」宇良「それ、まぎれもなく永谷園やん。」 願いはいつか叶うはず。 あンれまぁ。...
View Article九日目 調子
令和四年 九州場所 九日目 調子の良し悪しや健康状態は身体の表面に表れます。 【調子】庄太郎「ん!」 庄太郎「この毛並み・・・。」 庄太郎「被毛の色つや・・・。」 庄太郎「なんと!美しい冬毛!」高安「あ?」 調子よく見えたんだけどなぁ~~。 後半戦に入って、痛恨の2敗目。 これは痛い、痛いよ高安。...
View Article十日目 パーソナルカラー
令和四年 九州場所 十日目 ラッキーカラーや、似合う色、お気に入りの色など。 好きな色を身につけると、何だか1日が色めきはじめる。 そんなことはきっと誰にだってあるはずです。 【パーソナルカラー】戸部「若隆景のまわし、何色ならいいんですか?」 戸部「黒?」白鵬「……。」 戸部「じゃぁ、赤?」白鵬「……。」...
View Article三日目 おじいちゃんとぼく
令和五年 初場所 三日目 ♪なんでこんなに 可愛いのかよ♪孫という名の 宝物♪じいちゃん あんたにそっくりだよと♪人に言われりゃ 嬉しくなって♪下がる目じりが 下がる目じりが えびす顔 大泉逸郎が歌う『孫』が脳内で無限再生される、新三役紹介です。 眼光鋭く孫を見守る琴櫻 横から孫の安全を見守る琴櫻 遠くからも孫に微笑みかける琴櫻...
View Article四日目 恒例の
令和五年 初場所 四日目 初場所放送でのお知らせも恒例となった、NHK福祉大相撲。 2023年2月4日(土曜)に、東京の両国国技館(墨田区)で、第55回「NHK福祉大相撲」を開催します。幕内取組のほか、力士と歌手の「お楽しみ歌くらべ」、相撲の禁じ手などを実演する「初っ切り」など、本場所では見られないプログラムが盛りだくさん。...
View Article六日目 行司デー
令和五年 初場所 六日目 きょうはとことん行司デー。 このネーミング前にも目にした気がしますが、それはさておき。 行司の花とも言われる、華やかな装束に身を包んだ行司の役割は、土俵の一番をさばく他にも場内アナウンスや、土俵入りの進行も行司の大切な仕事のひとつです。 カーン カーン 行司「遠藤~」 カーン 行司「石川県 鳳珠郡 穴水町出身 追手風部屋~。」...
View Article七日目 次なる野望
令和五年 初場所 七日目 始まりがあれば、何に出も終わりがやってくる。 鏡山親方は今場所限りで定年退職に。 そして元関脇・隠岐の海は現役に別れを告げて、人生の次なるステージへと歩みはじます。 親方での目標は。 「八角親方のような親方になること」 八角親方と並んで照れながらそう答えた隠岐の海ですが、その表情からは大きな野望が透けて見えました。 「八角親方のようにってことは。」...
View Article中日八日目 ギャップ
令和五年 初場所 中日八日目 気は優しくて、力持ち。 力士の理想ともいえる言葉ですが、大きな体に優しい心。 人間はギャップにトキメキ、ときにギャップに驚かされます。 52代「ぐぅーぐぅー」 52代「ガーガー」大坂「北の富士さん…。」 52代「ガーガ―。」大坂「北の富士さん…!」 大坂「向こう側に怖い人が来てますよ。」52代「…ん?」...
View Article九日目 ミスター
令和五年 初場所 九日目 幕内の前半戦の土俵。 遠藤が見せた鮮やかな下手出し投げを見ながら、まるで合気道だと感心していましたが、後半戦はさらにそれを上回る驚きが待っていました。 摩訶不思議なはたき込み、まるでマジック。 【ミスター】宇良「上がれ上がれ」 ふわっ 宇良「これが…」 宇良「ハンドパワーです。」晃之助「そう言うの信じない。」...
View Article十日目 応援
令和五年 初場所 十日目 応援されるということは、いくつになっても嬉しいものです。 【応援】ワーワー 厚井「うわ~、北の富士さんの応援ですよ。」52代「うん。」 52代「何か嬉しいね。」厚井「ですよねー。」 52代「でも、あれだね。」 52代「富士だけ残して、宝富士とか北勝富士とかいろいろ代えてるのかもしれないね。」厚井「年取ると疑り深くなりますね。」...
View Article十三日目 プレ千秋楽
令和五年 初場所 十三日目 15日間の戦いが繰り広げられる大相撲。 序盤 中盤 終盤と、場所を五日ごとに区切って数えたりしますが、場所の流れや盛り上がりを考えながら取り組みを組むのも、審判部の大切な仕事です。 ガヤガヤ 佐渡ヶ嶽「みんなに言わなきゃいけないことがあるんだけど。」 佐渡ヶ嶽「実は…。」...
View Article十四日目 二所一門
令和五年 初場所 十四日目 子供の頃に拾った子犬。 親に内緒で連れて帰って、叱られた。 遠いあの日の帰り道。 【秘密の場所】ザワザワ 付け人「おいで。」 付け人「誰もいないから大丈夫。出ておいで。」 ワオン クゥーンクゥーン付け人「よしよし。お利口、パンチ。」 パンチは南ちゃんの犬だったか?達也の犬だったのか?...
View Article千秋楽 三度目の賜杯
令和五年 初場所 千秋楽 大混戦、大混迷の15日間を制したのは、今場所番付最高位・大関貴景勝。 3度目の賜杯をこの手に抱きます。 【ついてくる人】バタン ザワザワ ザワザワ 貴景勝「ねえ。」 貴景勝「アンタ、誰?」「え?」 一門の世話人か若者頭か。 優勝力士を花道奥から、手厚くサポート。 貴景勝、3度目の優勝おめでとう。...
View Article休場届
令和5年 大阪場所 久方ぶりの制限なしの本場所開催。 地元関西での貴景勝の綱取りに焦点の当たる場所となっていますが、今場所はどうにも余裕がなく、ブログの更新は休場となりそうです。 照ノ富士休場で、綱取り絶好のチャンス迎えた貴景勝ですが、この千載一遇の大チャンスを見事ものにして、来場所ではきっと博多人形のようであろう横綱姿を披露してほしいと願っています。...
View Article初日 復帰と昇進
令和五年 五月場所 初日 横綱、大関が久しぶりに揃い、活気も戻った五月場所。 横綱の復活、貴景勝のカド番、朝乃山の幕内復帰と随所に見どころがちりばめれた今場所ですが、今場所の注目と言えばこの人。 この人の大関昇進です。 …… 付け人「関取り……」 付け人「関取り……?」 付け人「はっ…!まさか…!」 付け人「タオル、生乾きだったんじゃ!?」...
View Article二日目 代打
令和五年 五月場所 二日目 吉田「加齢臭を充満させながら放送しております。」 アクリル板越しの加齢臭二重構造。 奏でる二人のハーモニー。 放送席は実況と解説者、二人で作り上げてゆくものです。 【代打】吉田「ねえ、芝田山さん。」 吉田「いくら52代が休みだからって。」 吉田「62代で我慢しろってのは。」...
View Article三日目 近未来
令和五年 五月場所 三日目 70年前の今日、大相撲テレビ放送は産声を上げました。 時は昭和から平成、そして令和へと。 丸い土俵を見つめながら、放送の歴史と共に大相撲もまた時代を流れてゆきます。 【未来】三輪「大相撲放送もまる70年。」 三輪「この先の大相撲放送はどうなっていきますかね。」 舞の海「もしかするとですよ、三輪さん。」...
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