令和五年 五月場所 三日目
70年前の今日、大相撲テレビ放送は産声を上げました。
時は昭和から平成、そして令和へと。
丸い土俵を見つめながら、放送の歴史と共に大相撲もまた時代を流れてゆきます。
【未来】
三輪「大相撲放送もまる70年。」
三輪「この先の大相撲放送はどうなっていきますかね。」
舞の海「もしかするとですよ、三輪さん。」
舞の海「解説もAIとかになってるんじゃないですかね。」
三輪「そしたら、舞の海さん要らなくなりますね。」
そんな未来はすでに現実のものに。
今日の向こう正面は
対話型AI チャットTTG
膨大な大相撲の歴史から各力士の勝敗や取り組みデーターを蓄積し学習。
それらのデーターを、今日の土俵と照らし合わせて瞬時に選びだし、正確で的確な解説を向こう正面席から導き出します。
解説を重ねれば重ねるほどに練度は上がり、より正確で人間らしいやり取りができる様になります。
今日三日目は星を拾ったり落としたりの、運命の土俵際が繰り広げられました。
こりゃ負けたかなと思えた、かなり際どい土俵際で星を拾った朝乃山。
お茶の間からの角度では、ほぼほぼ負けていたように思えましたが、これも時の運でしょうか。
明日からはちゃんとまわしを引いて、土俵際ではもう一腰落とすことを意識して土俵に上がってほしいもんです。
同じような土俵際で逆に星を落とすことになった、霧馬山。
脚が動かず悔しい1敗。
さらには立ち合いから激しく攻めたて立てられながらも、凌いで体幹の良さを見せた逆転の突き落としで3勝目を物にした若元春。
それぞれの力士の心境が身体の動きに表れたような土俵際の瞬間にも見えますが、皆一様に緊張やプレッシャーもあるのでしょう。
この緊張感をうまく味方につけた人が、優勝賜杯へと一歩近づけそうです。
ところで今場所の貴景勝の土俵を下りる様子には見てるこちらがヒヤヒヤものです。
今日は翔猿相手に正面から下がらず慌てずに押し出すことができましたが、その土俵から降りる足の運びにハラハラ。
許されるのなら、土俵の脇にスロープと手すりを付けて、ユニバーサルデザインな土俵にしてあげたい。
誰もが足を運びやすく、誰もが使いやすい土俵。
誰一人取り残さない 持続可能で多様性のある社会の実現に。
持続可能な大相撲へ。
大相撲のSDGs。
みんなで一緒に考えましょう!
……ってそもそもSDGsってなんじゃらほい。