令和五年 初場所 十三日目
15日間の戦いが繰り広げられる大相撲。
序盤 中盤 終盤と、場所を五日ごとに区切って数えたりしますが、場所の流れや盛り上がりを考えながら取り組みを組むのも、審判部の大切な仕事です。
ガヤガヤ
佐渡ヶ嶽「みんなに言わなきゃいけないことがあるんだけど。」
佐渡ヶ嶽「実は…。」
佐渡ヶ嶽「今日の結びに貴景勝と阿武咲、組んじゃった。」
枝川「えーーーー!」
浅香山「じゃぁ、千秋楽どうすんの?」
枝川「ホントだよ。」
佐渡ヶ嶽「わかんない…。」
浅香山「誰か盛り上がりそうな相手いないかな。」
浅香山「アンタ、やんない?」
枝川「なんでオレが…。」
予想では千秋楽の貴景勝の相手に正代の名前もありました。
今日の取り組みの後には足の痛みからか、珍しく顔をしかめていた正代。
枝川親方ここはひとつ、部屋の弟子のための一肌脱いであげてください。
昔とった杵柄、突き押しで今場所の最後の土俵を締めてください。
留守にしている間に優勝の行方は、阿武咲の手元へと転がったかと思ったら、再び貴景勝、阿武咲、そして琴勝峰の間へとコロリ。
少年時代からのライバル関係で、優勝をめぐる今場所イチのベストカードを13日目の金曜日に持ってきた審判部。
本当に千秋楽はどうするの?
先場所同様、決定戦有りと一か八かの懸けに出たのでしょうか。
しか
やはり現役を引退をしたとはいえ、勝負師としての血が騒ぐのは致し方なしか。
ここは3敗勢の少なくとも2人が千秋楽の一番まで勝ち残っていくことを、願うほかありません。
時の運も大きく影響する、昨今の優勝争い。
残り二日で運はどこに転んでゆくのでしょうか。