令和五年 初場所 中日八日目
気は優しくて、力持ち。
力士の理想ともいえる言葉ですが、大きな体に優しい心。
人間はギャップにトキメキ、ときにギャップに驚かされます。
52代「ぐぅーぐぅー」
52代「ガーガー」
大坂「北の富士さん…。」
52代「ガーガ―。」
大坂「北の富士さん…!」
大坂「向こう側に怖い人が来てますよ。」
52代「…ん?」
向こう側の怖い人
ちょっと、どうしたのさ、琴勇輝。
頭のスキンヘッドはいいとしても、その反り込んだ眉毛にそのイカツイ眼鏡。
それじゃぁまるで、ヤ○ザみたいですよ。
でもこの顔で、誠実で明快な解説を繰り広げるのですからギャップ萌えならぬ、ギャップこえ~。
ギャップといえば今日はもひとつ。
北勝力の技を磨く もろ手突き。
一人の力士の一つの技をクローズアップして、その当時を振り返るお馴染みの場所中の企画ですが。
この企画に、このフォント。
本当にこれで良かったのでしょうか??
これってたぶん解星オプティかそれに属するようなフォントですよね?
これってカワイイ感じを出すときに使うフォントですよね?
可愛くて味わい感を出したい時に、似合いそうなフォントだと認識していたのですが、もろ手突き+北勝力の組み合わせでも使っていいんですね。
もしかして、北勝力からの指定だったのですか?
それは意外とあり得るかもしれません。
筋肉、筋肉と言っていても、案外可愛いものが好きって事も多いものです。
でもなんだか、新しい価値観を見せられた感じがして、ある意味新鮮でした。
赤身の牛肉にメープルシロップかけたような、奇妙な心持ちもしましたが、思い込みを払しょくして既成概念を打ちこわせ!と叱責されているような勇気を貰えました。
それにしても谷川さん、また一段とスリムになりましたね。
今日も激闘が繰り広げれる結びの土俵となりました。
昨日の翠富士から触発されたのか、同部屋の錦富士の燃える押しに大関も一歩も下がらず、今日も流血しながらのはたき込み。
連日死闘とも呼べる相撲をとり続けて、1敗を守る貴景勝。
毎日命がけで土俵に上がっているようで、いつもの場所とは結びの様子が違います。
背中には吸引治療の跡がありましたが、解説陣も言うように疲れがパンパンに溜まっているのでしょう。
大関の責任と意地とプライドを胸に、壮絶な土俵が続く貴景勝。
1敗を守って後半戦の土俵が始まります。