令和三年 名古屋場所 七日目
七日目は場所中盤戦に差し掛かり、伝統を受け継ぐ伊勢木綿や寺尾と鶴竜の絆など。
色々見どころある1日だったと思いますが、結びにあんな一番を見せられては他の取り組みがすべてすっ飛んでいきました。
七日目の結びはまさに翔猿の一人舞台。
翔猿劇場の開演です。
【手合わせ】
翔猿「やぁ!」
翔猿「とうっ!」
翔猿「えぇいっ!」
翔猿「むむむ・・・。」
翔猿「おぬし・・・、出来るな。」
白鵬「・・・・・・。」
相手は横綱。
相手にとって不足なし。
初顔合わせの初手合わせ。
いよいよ勝負と相まみえます。
【いざ!】
翔猿「よっし・・・!」
翔猿「行くぞっ!」
翔猿「あら?」
翔猿「どっちが相手だったけ??」
伊之助・白鵬「・・・・・・。」
相撲内容は奇想天外なものでしたが、最後は自ら捕まりに行くような形で翔猿劇場は敢えなく幕に。
しかし取組後のコメントでは「作戦通りだった」と当の本人は満足のゆく内容だった様子。
あの作戦、貫徹できたなら、どんな風に白鵬をし止めることになったのか。
企てた奇襲への興味は尽きませんが、さすがは翔猿、常人に非ず。
あの目つきあのししゃべり方には常々ただ者ではないと感じていましたが、次回の挑戦の折にも凡人が思いもつかぬ作戦で横綱に挑んでほしいものです。
しかし今日の一番、白鵬に土こそつけることはできませんでしたが、翔猿のつけた爪痕は思った以上に深いものだったかも。
奇妙な翔猿ワールドに付き合わされて、いつもと違う疲れに襲われたようにも見えました。
明日は場所の折り返し。
優勝争いに綱の行方は。
どんな展開が待ち受けているのか、まだまだ場所は続きます。