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七日目 神髄

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令和二年 七月場所 七日目

 

 

神髄それは物事の本質、その道の奥義。

 

一事を究め奥義を極めた者のみが到達することの出来る無限の境地。

 

 

 

【返し】

三瓶「えー、技の神髄。今場所は武蔵丸のかいなの返しをご覧いただきました。」

 

 

 

 

 

 

三瓶「舞の海さんはかいなの返しはどうでしたか?」

 

 

 

 

 

 

舞の海「そりゃ、私だってやられたらやり返しますよ。」

 

 

 

 

 

 

舞の海「倍返しだ!」

三瓶「かいなの返しです。」

 

 

 

 

大人気半沢直樹が帰ってきましたね。

 

なんて言ってみましたが、前のも今のも見たことがありません。

 

やられたらやり返す方法を学ぶためにも、前のから見なきゃ。

 

 

 

しかし・・・。

 

技の神髄見たら、頭の中で何かが引っかかってどうにも落ち着きません。

 

 

 

 

【夏の決定版】

ザワザワ

 

 

 

 

 

浅香山「さっきの技の神髄見た?」

枝川「見た見た。」

 

 

 

 

浅香山「リモートの武蔵丸、何かに似てない?」

枝川「あー。」

 

 

 

 

浅香山「ほらさ、ジブリアニメの・・・。」

 

 

 

 

 

竹縄「千と千尋の石ダルマ?」

浅香山「そう!それ!」

 

 

 

 

 

 

 

武蔵川親方、千と千尋でゴロンゴロンてしてませんでしたか?

 

 

 

 

 

そんなかいなの返しも今の力士はなかなかやらないそうですね。

 

そうか、今の子は腕時計しなから、時間見るのもスマホで済ませちゃうからしょうがないか・・・。

 

ってそんな問題でもないでしょうが、相撲観戦の醍醐味は繰り出される技の数々にもありますから、見ている方からしてみれば、伝承される技が少なくなるのは大変に寂しいことです。

 

相撲の基本押しを磨くことはもちろん大切ですが、突き押し引き叩きの前後の動きだけでは物足りない気にもなるのです。

 

かいなを返す、まわしを切る、攻めへと転じる一瞬も大相撲ファンは見逃さず見つめています。

 

 

 

 

今日も丸い土俵の俵の際を思う存分駆け回り、6勝目を手に入れた正代。

 

勝ち負けは表裏一体であることを、日々の土俵で体現しています。

 

たしかにだからこそ、最後の一瞬まであきらめないことが大切なのでしょう。

 

明日は虎視眈々と3回目の賜盃を狙う御嶽海。

 

肩に力入れずに、いつものように正代相撲を押し通していけば大いに勝機はあるとみた。

 

 

明日の一番は後半戦に向けてのカギとなりそうです。

 

 

 

 

 

 


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