令和二年 大阪場所 十日目
露と落ち 露と消えにし我が身かな 浪速のことは 夢のまた夢
(豊臣秀吉 辞世の句)
夢か現か幻か。
異例の無観客の場所も、時を経て振り返れば、夢のことのように思いだす日が来るのかもしれません。
【夢の記憶】
52代「夢に炎鵬が出てきた。」
藤井「へー。」
藤井「北の富士さん、よく覚えてますね。」
52代「まあね。」
藤井「じゃあ、今日のお昼は何食べました?」
52代「え・・・。」
52代「・・・・・・。」
52代「・・・夢に炎鵬が出てきた。」
藤井「それはもう聞きました。」
夢に力士が出てくると嬉しいですよね~。
北の富士さんは炎鵬に道を尋ねていたそうですが。
夢占いによれば・・・。
人に道を尋ねる夢は、あなたが物事を進めていくうえで、その方法を模索していることを意味します。吉夢の場合、ベストといえるような方法が見つかるでしょう。また、その方法は、あなたがひとりで考えたものではなく、周囲の人たちが提供してくれたアイデアなどをいかしたものである可能性が高いでしょう。夢で教わった道の中に、現実に役立つメッセージが隠されているかもしれないので、言われた内容をメモしておくことをおすすめします。(※引用)
・・・だそうですよ。
北の富士さん。
夢の中の炎鵬、なんて言ってました??
【夢物語】
炎鵬「よし。行くか。」
炎鵬「あ。そう言えば・・・。」
炎鵬「夢に北の富士さんが出てきたな・・・。」
炎鵬「何だか道に迷って・・・徘徊してたっけ・・・。」
そう言えば。
白鵬もチラッと出てきたとか言ってましたね。
そのチラッと出てきた白鵬が夢の暗示だったのか。
十日目の白鵬、阿武咲に完敗。
阿武咲に一気に押し出されて、土俵下の九重親方をフッ飛ばしていました。
さすがは千代大海。
屁でもなく起き上がりましたが、あそこに水戸泉が座っていたらと思うとゾッとします。
審判長席で足を投げ出しヨレヨレと座る水戸泉。
あの勢いで後ろに吹っ飛ばされては、もう目も当てられません。
これで勝ちっぱなしがいなくなり優勝争いの先頭は、白鵬と碧山(笑)。
奇妙な組み合わせの先頭争いですが、たしか以前も碧山は優勝争いに絡んだことがありました。
今朝の読売新聞のスポーツ記事によれば、碧山には無観客場所の雰囲気が稽古場と似ていて相撲が取りやすいんだとか。
なるほど。
稽古場でめっぽう強いと言われる碧山。
歓声のない今場所は本領発揮の好都合に働いているようです。
異例の場所が碧山、追い風となるか??
無観客の場所も明日からいよいよ終盤戦です。