令和二年 初場所 三日目
暖冬の冬。
異常気象の季候。
初場所の三日目も依然波乱が続きます。
【駄々っ子】
付け人「おいで」
白鵬「ヤダ。」
付け人「おいでったら。」
白鵬「ヤダ!」
付け人「何むくれてるの?」
白鵬「だってさ・・・。」
白鵬「炎鵬ばっか、特別扱いでズルいんだもん!」
付け人「・・・藤井さん、リプレイしてやってください・・・。」
想定外の連続の黒星に白鵬、思わず駄々っ子に。
しかし昨日の遠藤といい、今日の妙義龍といい。
あれはまさに。
カチアゲをめぐる因果応報。
あの日あの時カチアゲで、瞬殺した相手に立てつづけの黒星。
この流れにはなにか、大いなる力を感じずにはいられません。
大いなる力。
土俵の中央に埋められた鎮めもの。
それを囲むように俵で区切らた4.55mの土俵の円。
ここにはやはり神がおわすのか。
土俵の神よ。
これも貴方の御心なのですか。
鏡山「やっぱり、今日の白鵬は。」
鏡山「昨日の負けを引きずってるって言うのか・・・。」
鏡山「ん?!」
鏡山「おぼっちゃまくんだ。」
藤井「違いますよ。」
いや。
そのサイドの刈上げ具合、絶対おぼっちゃまくんですよね。
土俵の神の導きでおぼっちゃまくんになっているのかどうかは分りませんが、藤井さんも仕切りへの厳しさは今年も依然変わりなし!
令和の世になっても通信規格が次世代になっても、藤井さんにはこれからもどんどん厳しいことを言い続けてもらいたい!
そしてその厳しさは遠慮せず年寄衆にも向けてほしいものです。
【無心】
ザワザワザワザワ
境川「ねえ、庄太郎さん。5千円貸して。」
庄太郎「ダメ」
境川「お願い!5千円だけ。」
庄太郎「ダメ」
境川「じゃあいい。」
境川「だったら1万貸して!」
友綱「なんで増えるんだよ。」
物言いの時は行司さんには発言権がないとか聞きましたが、庄太郎さんなんか話してましたね。
今年の大相撲界もきっと良いこと悪いこと色々あることでしょう。
時代と共に力士も変わり、見る側も変わります。
何を変えて何を守るべきか。
日々様々な決断を強いられながら暮らしているのは角界も我々も同じこと。
これからの時代にも大相撲が生き続いてくように、年寄衆には今日この日この時をしっかりと舵取りしていってほしいと願います。
明日は波に乗る乗る遠藤と貴景勝。
煮込みラーメンとんこつ味の遠藤となって熱戦となるか。
淡泊なさけ茶漬けの遠藤となってあっさり土俵を割るか。
さらに北勝富士は連日の横綱戦。
白鵬相手に今場所2個目の金星なるか。
序盤戦なのに血沸き肉躍る4日目です。