平成30年 九月場所 十一日目
連日、切手完売、満員御礼の国技館。
終盤戦に突入した国技館には今日も熱気を帯びた大相撲ファンの歓声が響き渡りました。
【憂鬱な声援】
ワーワーワー
ワーワーワー
魁聖「・・・・・・。」
ワーワーワー
魁聖「・・・・・・。」
魁聖「・・・勝ったのに・・・、なんか、ツライ・・・。」
周囲の歓声に恐縮するように下がる魁聖。
そぎゃん気ばつかわんでよか!
恐縮なんかせんでよか!
勝ったんだから堂々と花道を下がればよいのです。
しかし今日の御嶽海応援団はすごかったようですね。
場所は国技館と問わず、名古屋、大阪、福岡と、どこにでもたくさんの御嶽海応援団はやってきます。
その応援団を前に全くいい所出せないままに5敗目の6勝5敗。
太田アナは5敗目を喫してなお、今場所の大関取りへの可能性を探っていましたが、この瞬間露と消えたのではないか。
先場所と今場所では上位陣の層が全く違いますから、仕方ないことでしょう。
まぁ本人は残念でしょうがないかもしれませんが、これが今の実力です。
でも残り4日あるのです。
残りをしっかり勝ち星を積み上げることができれば、来場所へと大関とり物語は続いてゆきます。
また一から大関とり物語を繰り広げることを考えれば、気を取り直して残り四日間がむしゃらに勝ちにいった方が断然いいというもの。
今の自分の力を目いっぱい出し切たその先に、夢への道は続いてゆくことでしょう。
館内に響き渡る歓声もその取り組み内容によって、その声色に変化が見られます。
【アー!】
アーーーーー!!!!
アーーーーー!!!!
アーーーーー!!!!
白鵬「林家ぺー!!アーアーアーアーアー、うるさいッ!」
ところでペーさん、魁聖が勝ったとき立ち上がってガッツポーズしてましたよね(笑)
でもこれは・・・・。
白鵬の立ち合いうんぬんよりも高安が白鵬にのまれてしまったか。
再三の呼吸のズレで委縮したのか、すっかり固まって為す術なし。
芝田山さんの言う通り、大関と横綱の取り組みなのにこれにはとても残念無念な結果です。
同じく稀勢の里も、今日は久しぶりのピョン立ちを披露する羽目になり、逸ノ城相手に撃沈。
気持ちに迷いがあるとピョン立ちをすることを以前琴欧州にも、公共の電波で明かされていましたが、ここにきてやってしまいました。
芝田山さんが「心と体が整っていない」と指摘されていましたが、いやはや腐っても横綱(腐ってません)その指摘ズバリ的中でしょう。
歯がゆい表情を見せていましたが、その己への歯がゆさこそ明日への力。
その悔しさ、明日の御嶽海戦で存分に晴らすがよい!