平成30年 九月場所 十二日目
場所中、日を追うごとに集中力を高めている、大横綱・白鵬。
大横綱の集中を切らさぬように、ベスト状態で土俵に上がれるようにと付け人たちの努力も大きな支えとなっています。
【一心不乱に】
ゴシゴシゴシゴシ
ゴシゴシゴシゴシ
ゴシゴシゴシゴシ
ゴシゴシゴシゴシ
ゴシゴシゴシゴシ
白鵬「おい・・・。」
白鵬「もう、そのくらいでいいだろ?」
付け人「いや・・・、まだここがちょっと・・・。」
尻に何かついてましたか?(何が?)
懸命に尻を拭き続ける付け人たちに力をもらいながら、日に日に集中は高まり取り口に厳しさを増している白鵬。
今日は心様を瞬殺のすくい投げ。
取り組みが終わった表情も集中が続いているようで、こりゃ完全にゾーンに入っちゃったかも。
宮城野爺や曰く「年に1回は優勝したいと思っている」らしいので、この9月場所に今年の優勝をロックオンしちゃってたのかも。
しかしどんどん動きに無駄がなくなってきた様子を見ると、今場所の優勝は8割は白鵬で決まったような気もします。
琴欧州の白鵬の強さの説明は藤井さんのみならず私もよく理解ができませんでしたが、要は前も強かったけど今も強いってことでしょうね。
いいよ、いいよ琴欧州。
無理してわかったようなこと言わなくても。
琴欧州は角界のバラの貴公子なんだから。
たしかに琴欧州はブルガリアローズのブルガリア出身ということでバラが似合いますが、私の好みではバラには霧島がいいと思うんですよね。
いつものように黒っぽいスーツ姿に身を包んだ霧島の手に、バラ一輪。
若干琴欧州より重めの印象になりますが、深紅のバラ一輪、霧島に似合うじゃないですか。
しかーし!
その際は一切おしゃべり厳禁で!
バラにあの訥弁はかなりのミスマッチです。
バラとは無縁そうな向こう正面の舞の海ですが、背景に映り込むビールや枝豆がとても似合っていましたね。
賑やかでいいじゃないですか。
琴欧州が座ってもそうは似合わないでしょうから、人間向き不向きがあるものです。
日本人でバラが似合う人はそうはいません。
ない物ねだりなんかやめて、無理せず自分に似合うものと付き合いっていきたいものです。
藤井さんの「落ち着いて、落ち着いて」と稀勢の里に語りかけるような実況が土俵上の稀勢の里に届いたのか、御嶽海に翻弄されつつも自分の形に持ち込んでの寄り切り9勝目。
特に稀勢の里ファンと言うわけでもない私でも、見ていてハラハラさせられるのですから、キセファンの皆さんは心臓に大きな負担をかけながらの応援だと想像します。
牛久市民の血圧はかなり上昇していることでしょう。
稀勢の里本人も血圧を乱高下させながら、毎日土俵を上ったり下りたりしてるのでしょうけど、それも残りあと3日。
酢玉ねぎでも食べながら高血圧を抑制しつつ、しっかり横綱の務めを果たそうではないか。
で、明日の取り組みは誰でしたっけ?
・・・・・・。
白鵬か・・・・・・。