平成30年 名古屋場所 千秋楽
幕内優勝、御嶽海久司 13勝2敗
優勝力士に一刻も早く伝えたい思い―。
支度部屋へと繋がる通路は多くの関係者でごった返します。
【祝辞】
ガヤガヤガヤガヤ。
沢田石「御嶽海関!!」
沢田石「あのぅ、すいません・・・・・・。」
沢田石「トイレどこですかッ?我慢してるんですッ。」
御嶽海「・・・・・・。」
後ろ、後ろだよ、沢田石。
しかし今場所の名古屋の暑さたるや恐ろしいものがりますね。
場所中も39度超えは当たり前になっていて、連日放送にかかわる実況のアナウンサーもさぞかしお疲れだったことでしょう。
昨日の千秋楽はほんの少しラジを中継を聞いたのですが、大坂アナが迷子のお知らせを決まりの手訂正だと勘違いしていました(笑)
大坂の聴力の低下に15日間の蓄積疲労を感じました。
こう暑いと聴力だけでなく視覚、味覚、色んな感覚に異変が表れます。
【異変】
逸ノ城「・・・名古屋ギャク作りました。」
遠藤「よし。聞かせてみろ。」
逸ノ城「名古屋、なごやか。」
遠藤「・・・・・・。」
遠藤「アー八ハハハハ!!!」
逸ノ城「!?」
遠藤「アハハハハハアハハハハ」
逸ノ城「・・・・・・。」
遠藤「あー!名古屋、なごやかだなんて!」
遠藤「アハハアハハ。」
遠藤「あー、面白すぎて腹いてー。」
逸ノ城「ウケた。」
どうした遠藤?
土俵下でも魂が抜けたように座っていましたが、暑すぎてどこかやられましたか?
勝ち越しはしましたが、勝ち越してからの取り口は暑さへの対応なのかものすごいさっぱりあっさり味。
どこか痛くてもテーピング嫌いの遠藤ですから見た目からはわかりませんが、上位定着の力は十分ついたこれからはもう一つ突き抜けたものが欲しいところです。
成長目覚ましい朝乃山や豊山と共に幕内の新しい勢力図の中心に名を連ね、大いに土俵を沸かせてほしいと願います。
そうそう、その豊山。
素晴らしい相撲だったではないですか!
先場所の上位戦での経験が身になって今場所はやくも成果が表れたようです。
いや~攻めるにしても守るにしても気迫が溢れていて本当に言い一番でした。
あまり器用なタイプではないとみていますがだからこそ、何度も繰り返し身体に刻み込ませた感覚が身体の動きと一致したその時力強い相撲をとることができるはずです。
今場所は視線にも強い意志が感じられました。
やる気スイッチがONになった豊山に触発されて、正代の時々ついたり消えたりするスイッチがONになることを期待しています。
しかしまぁ、今場所は休場者が多すぎました。
千秋楽おなじみのエンディングにはモノクロにされた上位陣の姿がありましたが、あれはNHKからの苦言と受け止めた方が良いのではないでしょうかね。
千秋楽のご挨拶ではいつものように八角信芳氏が中心から「横綱大関の休場は遺憾ともし難いけれど、その他の力士の白熱の土俵で皆様のご期待に添えられたもの存じます」なんていけしゃあしゃあと言っておりましたが、おいおいちょっとこれは異常事態ではないかい?
怪我だから身体が動かせず土俵に立てないのはどうしようもないことかもしれませんが、そうなる前の段階に話を戻して、怪我しない体つくりをすることにもう少し踏み込んでもよろしいのではないか。
そのためにも増えすぎた体重、体を作る食事、稽古のやり方、今当たり前にやっているその一つ一つを根本から見直すときが来ているように思います。
部屋単位もしくはそれぞれの力士に任せられることが多いのかもしれないけど、本場所でこれだけたくさんの力士が休場しているのです。
八角理事長も毎回、休場者は遺憾ともし難いと念仏のように唱えてないで今こそ、協会をあげて具体的な対策に乗り出すときです。
話はエンディングに戻りますがモノクロというのはノスタルジーを感じますね。
懐かしい顔
苦悩
元気だったアイツ
道ならぬ恋
今場所も暑い中お付き合いいただきまして本当にありがとうございました。
感謝申し上げます。
暑さ以上に厳しい折から皆さまお身体にはくれぐれもお気を付けて。
暑中お見舞い申し上げます。
追伸:大関、ふんどし締め直せ。