平成30年 九月場所 初日
長く続いた夏休み。
新学期の登校は誰だって気が重かったものです。
しかしその気の重さは、少年から青年そして中年になってなお続きます。
【初日の憂鬱】
ガヤガヤ
勘太夫「はぁ・・・。」
勘太夫「今日から9月場所か・・・・・・。」
勘太夫「15日間ずっと・・・。」
勘太夫「不戦勝だったらいいのに・・・。」
勘太夫ザンネン!
今場所は休場者なしの全員参加の九月場所となっております。
久しぶりに三横綱も揃っての土俵入りが行われましたが、横綱3人もいると結構長いですね(笑)
先場所なんか横綱土俵入りすらなかったわけですから、そりゃ長くも感じるものです。
でも休場者なしというのはとても喜ばしい。
子供の頃に担任の先生が「クラスのみんなの元気な顔が見られて嬉しいです」と言っていた気持ちが、今わかりました。
幕内42人全員の元気な顔が見られて、先生は嬉しいです。
そんな夏休み明けはクラスメートのちょっとした変化も気になったものです。
【2学期デビュー】
太田「えぇっと、A・・・、B・・・。」
太田「C・・・・・。」
52代「ちょっと、太田くん。何やってんの?」
太田「いや~北の富士さん。アルファベットのDが難しくて書けないんですよ~。」
52代「Dも書けないの?Dなら土俵にいっぱいあるよ。」
太田「え?土俵に?」
D元基
元基よ、そのDは何だ?
って言うかまずD以外の何物にも見えないのですが、あれはDの他に何か意味するところがある模様なのですか?
前半戦にこの装束を見てしまったものだから、もうその後はDで頭がいっぱいに。
Dって何のDなのか?
まさかディオールが好きだからDってわけではないでしょうし、ドラゴンズファンをアピールしてるわけでもないでしょうし。
でもこの行司さんは以前から心電図のような模様の装束を着たりして(記憶違いだったらすみません)他とは違ったファッションセンスを今までも披露してきたことを思うとこのDに込めた元基の思いはもっと深い物があるのかもしれません。
D・・・D・・・D・・・。
あ!
どすこいのDか?!
今場所は腹をくくって土俵に戻って来た稀勢の里を中心場所が進みそうですが、初日は久しぶりに見た見事な嘉風のうっちゃりと、新入幕初日に素晴らしい相撲をみせた隆の勝の一番は印象に残りました。
隆の勝はここ3~4場所で力強い体つきに変わり大器を予感させる力士に育ち、今場所の活躍が楽しみです。
15日間、戦線離脱の力士が出ることなく千秋楽を迎えられますように。
そして今場所も毎日更新できないかもしれませんが、お付き合いいただければ幸いわいです。