色んな飲み物が透明化されている現在の飲料水市場。
透明なのにオレンジ味。
透明なのにコーヒー味。
透明なのにビール味。
何かそもそもの味にやましいところでもあるかのような、立て続く飲料水透明化の波からは、日本人の健康志向や他人の目を気にする心の奥底が透けて見えてくる気がします。
しかし私は
オレンジはオレンジ色で、
コーヒーはコーヒー色で、
ビールはビール色で
飲みたい。
飲みたいものを堂々と飲める社会、自分自身でありたい思いを強くします。
そんな日本の飲料水を見まわしていて私が今、本当に飲みたいのもの。
それは。
大相撲観戦での一服は矢後の紅茶で一服したい。
実は私十両では明瀬山と矢後を応援しています。
録画観戦では毎日見られないものの、今場所の両力士の活躍にはとても熱くなっていました。
52代が北海道出身力士への思いを語っておいででしたが北の富士さん、矢後がいるじゃないですか。
まだまだ粗削りの相撲ですが、体格と前に出るときの力は大器を予想させるものがあります。
そして何よりその面構えがいい。
堂々と落ち着いていて正面から相手を見据える矢後の目が私は好きです。
尾車部屋のこれからを背負って立つことは間違いない矢後。
体つくり、稽古への取り組み方を嘉風、豪風からよく学んで、力強い力士になってほしいと願います。
十両の土俵で力をつけながら新入幕を成し遂げたその時には、ぜひキリンビバレッジさん、矢後に午後の紅茶の懸賞幕をお願いしたい。
そしていつの日か国技館限定でもいいので「矢後の紅茶」を売り出してください。
何でもかんでも透明化した当たり障りのない物だけでなく、時にはガツンと世に主張する自己主張の強い商品もお願いします。
ゆっくりと味わいたい矢後の紅茶。
まずはストレートティーから楽しみたいものです。