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十四日目 逆転

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平成30年 五月場所 十四日目

 

 

 

横綱と次期大関との力の差を見せつけた一番。

 

その力の違いの秘密はこれ。

 

 

 

【違い】

鶴竜「あ!」

 

 

 

 

鶴竜「お尻に」

 

 

 

 

鶴竜「蒙古斑がない」

 

 

 

 

 

栃ノ心「そ、そんなっ・・・!」

 

 

 

 

 

栃ノ心「・・・蒙古斑がないなんてっっ・・・!!」

 

 

 

 

30年間知る由もなかった自身の尻の事実に大きな衝撃を受けた次期大関・栃ノ心。

 

栃ノ心はこのショックから立ち直ることができるのか?

 

 

 

 

【願い】

「なんてことだ・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

「俺の尻に蒙古斑がないなんて・・・・・・。」

 

 

 

 

「どうか神様!」

 

 

 

 

「蒙古斑をくださいっ。」

 

 

 

 

ない物ねだりをしてもしようがないぞ、栃ノ心。

 

たしかに栃ノ心には蒙古斑はないけれど、濃い胸毛に髭もあるじゃないか。

 

何よりもその誰にも負けないアドレナリンの放出量が、これからの相撲人生にも大いに力になることでしょう。

 

蒙古斑よりアドレナリン。

 

悔しい気持ちを胸に来場所からの大関の土俵を今場所以上に取り組んでください。

 

 

 

 

昨日はもう眠くて眠くて相撲もそこそこに寝てしまいましたが、正代は心様に鮮やかな引き落としで勝ったんですね。

 

あの土俵際の身のこなし。

 

師匠・時天空を彷彿としました。

 

時天空の場合は負けても鮮やかに土俵の外に飛び出して、まるで翼を持った力士のようでしたが正代もなかなかどうして、いいもの持ってました。

 

そして今日も御嶽海への小手も効かせたすくい投げで9勝目。

 

粘り強さと勝負強さが身についてきたようです。

 

欲を言うならもつれた土俵際や下がりながらの技ではなく、前へもっと攻め込んでからの勝ちが増えていけば安定感も増すところ。

 

本場所よりも稽古好きだった時天空を見習って、これからもコツコツコツコツ努力を重ねようではないか。

 

 

 

 

本場所の15日間、多くの力士たちが行き交う東西通路。

 

勝って喜び、負けて悔しみ。

 

たくさんの喜怒哀楽が交錯する通路には涙と汗が染み込んでいました。

 

 

 

 

【刻まれた言葉】

「よっし、行こう。」

 

 

 

 

 

 

 

「ん?」

 

 

 

 

 

「壁になにか書いてある。」

 

 

 

 

 

 

 

「どれどれ。」

 

 

 

 

 

 

「・・・大乃国、嫌い・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

いや~ごめん!芝田山さん。

 

嫌いじゃないんだけど、正直「え~またか。」って思っただけです。

 

 

でも親方、今日は体調良くなかったんじゃないですか?

 

いえ、顔色は良さそうだったんですけど、ちらちら見えた首のシップが(笑)!

 

 

 

 

 

 

 

寝違いですか(笑)?

 

寝違いって首のねんざの状態らしいですね。

 

あれって朝はさほど痛くなくても昼~夕方に痛みが増しますよね。

 

あの痛みはけっこう憂鬱なものです。

 

 

今日は枕の位置に十分気を付けておやすみくださいね。

 

 

 

しかし今日の結びの白鵬。

 

「白鵬、衰えましたね」と連呼する舞の海の声がどこからか聞こえてきそうな、負けっぷり。

 

今場所はどことなしに身体の線も細く華奢に見えたものです。

 

今日勝っていれば巴戦の決定戦の目もあったのに、逸ノ城に簡単に上手をとらせてしまうという、もろさが目立つ負け方。

 

 

その原因が足の親指なのか、2か月休場の影響なのか、本当にいよいよ衰えてきてるのか、私のような素人には図りかねますが、きっと明日がそこら辺も舞の海氏が想像力を膨らませ、あれやこれやと語ってくれることでしょう。

 

 

明日の千秋楽。

 

鶴竜、初の連覇なるか?

 

 

 


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