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千秋楽 厳しい暑さと休場力士

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平成30年 名古屋場所 千秋楽

 

 

 

 

幕内優勝、御嶽海久司 13勝2敗

 

優勝力士に一刻も早く伝えたい思い―。

 

支度部屋へと繋がる通路は多くの関係者でごった返します。

 

 

 

 

 

【祝辞】

ガヤガヤガヤガヤ。

 

 

 

 

沢田石「御嶽海関!!」

 

 

 

 

 

沢田石「あのぅ、すいません・・・・・・。」

 

 

 

 

沢田石「トイレどこですかッ?我慢してるんですッ。」

御嶽海「・・・・・・。」

 

 

 

後ろ、後ろだよ、沢田石。

 

 

 

しかし今場所の名古屋の暑さたるや恐ろしいものがりますね。

 

場所中も39度超えは当たり前になっていて、連日放送にかかわる実況のアナウンサーもさぞかしお疲れだったことでしょう。

 

昨日の千秋楽はほんの少しラジを中継を聞いたのですが、大坂アナが迷子のお知らせを決まりの手訂正だと勘違いしていました(笑)

 

大坂の聴力の低下に15日間の蓄積疲労を感じました。

 

 

こう暑いと聴力だけでなく視覚、味覚、色んな感覚に異変が表れます。

 

 

 

 

【異変】

逸ノ城「・・・名古屋ギャク作りました。」

遠藤「よし。聞かせてみろ。」

 

 

 

 

逸ノ城「名古屋、なごやか。」

遠藤「・・・・・・。」

 

 

 

 

遠藤「アー八ハハハハ!!!」

逸ノ城「!?」

 

 

 

 

遠藤「アハハハハハアハハハハ」

逸ノ城「・・・・・・。」

 

 

 

遠藤「あー!名古屋、なごやかだなんて!」

 

 

 

 

 

 

遠藤「アハハアハハ。」

 

 

 

 

 

遠藤「あー、面白すぎて腹いてー。」

逸ノ城「ウケた。」

 

 

 

どうした遠藤?

 

土俵下でも魂が抜けたように座っていましたが、暑すぎてどこかやられましたか?

 

勝ち越しはしましたが、勝ち越してからの取り口は暑さへの対応なのかものすごいさっぱりあっさり味。

 

どこか痛くてもテーピング嫌いの遠藤ですから見た目からはわかりませんが、上位定着の力は十分ついたこれからはもう一つ突き抜けたものが欲しいところです。

 

成長目覚ましい朝乃山や豊山と共に幕内の新しい勢力図の中心に名を連ね、大いに土俵を沸かせてほしいと願います。

 

 

 

 

そうそう、その豊山。

 

素晴らしい相撲だったではないですか!

 

先場所の上位戦での経験が身になって今場所はやくも成果が表れたようです。

 

いや~攻めるにしても守るにしても気迫が溢れていて本当に言い一番でした。

 

あまり器用なタイプではないとみていますがだからこそ、何度も繰り返し身体に刻み込ませた感覚が身体の動きと一致したその時力強い相撲をとることができるはずです。

 

今場所は視線にも強い意志が感じられました。

 

やる気スイッチがONになった豊山に触発されて、正代の時々ついたり消えたりするスイッチがONになることを期待しています。

 

 

 

 

しかしまぁ、今場所は休場者が多すぎました。

 

千秋楽おなじみのエンディングにはモノクロにされた上位陣の姿がありましたが、あれはNHKからの苦言と受け止めた方が良いのではないでしょうかね。

 

千秋楽のご挨拶ではいつものように八角信芳氏が中心から「横綱大関の休場は遺憾ともし難いけれど、その他の力士の白熱の土俵で皆様のご期待に添えられたもの存じます」なんていけしゃあしゃあと言っておりましたが、おいおいちょっとこれは異常事態ではないかい?

 

 

怪我だから身体が動かせず土俵に立てないのはどうしようもないことかもしれませんが、そうなる前の段階に話を戻して、怪我しない体つくりをすることにもう少し踏み込んでもよろしいのではないか。

 

 

そのためにも増えすぎた体重、体を作る食事、稽古のやり方、今当たり前にやっているその一つ一つを根本から見直すときが来ているように思います。

 

 

部屋単位もしくはそれぞれの力士に任せられることが多いのかもしれないけど、本場所でこれだけたくさんの力士が休場しているのです。

 

 

八角理事長も毎回、休場者は遺憾ともし難いと念仏のように唱えてないで今こそ、協会をあげて具体的な対策に乗り出すときです。

 


 

 

話はエンディングに戻りますがモノクロというのはノスタルジーを感じますね。

 

 

 

懐かしい顔

 

 

 

 

 

苦悩

 

 

 

 

元気だったアイツ

 

 

 

 

道ならぬ恋

 

 

 

 

今場所も暑い中お付き合いいただきまして本当にありがとうございました。

 

感謝申し上げます。

 

暑さ以上に厳しい折から皆さまお身体にはくれぐれもお気を付けて。

 

暑中お見舞い申し上げます。

 

 

 

 

追伸:大関、ふんどし締め直せ。

 

 

 


初日 勢ぞろい

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平成30年 九月場所 初日

 

 

 

長く続いた夏休み。

 

新学期の登校は誰だって気が重かったものです。

 

しかしその気の重さは、少年から青年そして中年になってなお続きます。

 

 

 

 

 

 

【初日の憂鬱】

ガヤガヤ

 

 

 

 

勘太夫「はぁ・・・。」

 

 

 

 

 

勘太夫「今日から9月場所か・・・・・・。」

 

 

 

 

 

勘太夫「15日間ずっと・・・。」

 

 

 

 

 

勘太夫「不戦勝だったらいいのに・・・。」

 

 

 

 

 

勘太夫ザンネン!

 

今場所は休場者なしの全員参加の九月場所となっております。

 

久しぶりに三横綱も揃っての土俵入りが行われましたが、横綱3人もいると結構長いですね(笑)

 

先場所なんか横綱土俵入りすらなかったわけですから、そりゃ長くも感じるものです。

 

でも休場者なしというのはとても喜ばしい。

 

子供の頃に担任の先生が「クラスのみんなの元気な顔が見られて嬉しいです」と言っていた気持ちが、今わかりました。

 

 

幕内42人全員の元気な顔が見られて、先生は嬉しいです。

 

 

 

 

そんな夏休み明けはクラスメートのちょっとした変化も気になったものです。

 

 

 

 

【2学期デビュー】

太田「えぇっと、A・・・、B・・・。」

 

 

 

 

太田「C・・・・・。」

52代「ちょっと、太田くん。何やってんの?」

 

 

 

 

 

太田「いや~北の富士さん。アルファベットのDが難しくて書けないんですよ~。」

 

 

 

 

 

52代「Dも書けないの?Dなら土俵にいっぱいあるよ。」

太田「え?土俵に?」

 

 

 

 

D元基

 

 

 

 

 

元基よ、そのDは何だ?

 

って言うかまずD以外の何物にも見えないのですが、あれはDの他に何か意味するところがある模様なのですか?

 

前半戦にこの装束を見てしまったものだから、もうその後はDで頭がいっぱいに。

 

Dって何のDなのか?

 

まさかディオールが好きだからDってわけではないでしょうし、ドラゴンズファンをアピールしてるわけでもないでしょうし。

 

 

でもこの行司さんは以前から心電図のような模様の装束を着たりして(記憶違いだったらすみません)他とは違ったファッションセンスを今までも披露してきたことを思うとこのDに込めた元基の思いはもっと深い物があるのかもしれません。

 

D・・・D・・・D・・・。

 

あ!

 

どすこいのDか?!

 

 

 

今場所は腹をくくって土俵に戻って来た稀勢の里を中心場所が進みそうですが、初日は久しぶりに見た見事な嘉風のうっちゃりと、新入幕初日に素晴らしい相撲をみせた隆の勝の一番は印象に残りました。

 

隆の勝はここ3~4場所で力強い体つきに変わり大器を予感させる力士に育ち、今場所の活躍が楽しみです。

 

 

 

15日間、戦線離脱の力士が出ることなく千秋楽を迎えられますように。

 

そして今場所も毎日更新できないかもしれませんが、お付き合いいただければ幸いわいです。

 

 

 

 

 

 

二日目 特殊詐欺

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平成30年 九月場所 二日目

 

 

 

 

 

【辛抱】

魁聖「今日はイヤだ!」

 

 

 

 

魁聖「帰りたい!」

 

 

 

 

 

魁聖「だって・・・。」

 

 

 

 

魁聖「今日は・・・。」

 

 

 

 

魁聖「芝田山解説なんだもん・・・・・・。」

鶴竜「辛抱しなきゃ。」

 

 

 

 

二日目に早くも到来、芝田山解説。

 

しかし芝田山さんもやりますね。

 

ここに来て、年配層のファン獲得になりふり構わぬ

 

 

 

貢物攻勢

 

 

 

キッズルームや押し力士との撮影会とは何やら手段が異なる、敬老の日へのスイーツ賄賂作戦。

 

スイーツ親方と銘打ったお菓子詰め合わせと引き換えに、お年寄りからの支持を固めていこうという魂胆がのし紙の下からちらちら見え隠れてしています。

 

きっと中身はかち栗やら力士人形焼きやらが詰まっているのでしょう。

 

 

 

お年寄りの皆さま。

 

オレオレ詐欺とスイーツ詐欺にはくれぐれもお気を付けください!

 

安い菓子の詰め合わせと引き換えに大切なあなたの相撲愛を芝田山に売り渡してはなりません。

 

 

 

3横綱3大関安泰となった二日目でしたが今日の稀勢の里、肝を冷やしました。

 

もう負けた!と思った瞬間からの突き落とし。

 

東に座っていた親方も口の中はカラッカラだったことでしょう。

 

芝田山が言う通りこれで一安心と言うわけでもないのでしょうが、まさに一日一番己との闘い。

 

今場所久しぶりに目にする稀勢の里が少し年取ったように見えるのは、心の葛藤を経て土俵に手っているからかもしれません。

 

 

 

 

ところで今場所カド番の心様ですが、心様、下肢静脈瘤なんですね。

 

今場所足を気にしたアップの映像が繰り返されるので初めて気が付きましたが、力士でも下肢静脈瘤になるんですね。

 

私も若干なりかけていますが、あれって立ち仕事人に多いと聞きますが心様も立ち仕事多いのでしょうか。

 

あんなに筋骨隆々でアドレナリンもバンバン出ているのに、下肢静脈瘤があることに何か不思議な感じもしますが心様、寝るときは加圧ストッキング履くといいらしいですよ。

 

 

悩まし気な心様のストッキング姿を思い浮かべて寝るとします。

 

おやすみなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

三日目 混乱

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平成30年 九月場所 三日目

 

 

 

前相撲が行われた三日目。

 

土俵下にも初々しい姿がありました。

 

 

 

 

【初対面】

ガヤガヤガヤガヤ。

 

 

 

 

 

呼び出し「あ!」

 

 

 

 

 

呼び出し「外人さんだ。」

 

 

 

 

 

呼び出し「緊張するな~。」

 

 

 

 

 

呼び出し「どこの国の人だろう。」

 

 

 

 

 

松鳳山「I'm from 築城町。」

呼び出し「は?」

 

 

 

 

まった~可愛い小坊主さんが入ってこられましたね。

 

頂いたコメントにあったマルコメみそのような呼び出しさんとはきっとこの子のことですね。

 

まだランドセルの背負っていてもおかしくないような幼さが残る面影ですが、おいくつなんでしょう。

 

若くして角界に飛び込んで、呼び出しとして陰になり日向になり未来の大相撲界を担ってゆく、大切な若人です。

 

築城町の外人さんとも仲良くしながら、どうぞ長い呼び出し人生を務めあげて下さいね。

 

 

 

 

力士は今や大学相撲経験者が全盛期となり、今や中学卒業のたたき上げの力士は貴重な存在に。

 

中学卒業して土俵人生を続けていれば、色んな事に遭遇します。

 

 

 

 

【不運】

ザザーッ。

 

 

 

千代の国「あ!」

 

 

 

 

千代の国「・・・・・・。」

 

 

 

 

千代の国「親方・・・・・・。」

 

 

 

 

千代の国「ガム踏んだよ。」

西岩「ゴメン、私が捨てました。」

 

 

 

ガムは紙に包んでごみ箱へ。

 

 

実況を間違えて恐縮しきりの沢田石でしたが、大丈夫ですよ沢田石。

 

ラジオでは吉田アナも52代もさっぱりわからなかったようでした。

 

 

 

ギリギリの攻防が繰り広げられる土俵際。

 

取り組みに臨む力士同氏はもちろんのこと、それを見届ける審判たちも必死です。

 

 

 

【問題解決】

ワーワーワーワー

 

 

 

 

 

東関「正代と豊山、完全に間違えてたね。」

錦戸「う、・・・うーん・・・。」

 

 

 

 

錦戸「緊張するとさ、頭がゴチャゴチャになるんだよね。」

西岩「あー。」

 

 

 

 

西岩「・・・緊張を解くいい方法がありますよ。」

錦戸「え、ナニナニ?」

 

 

 

 

 

西岩「バーッと山盛りの塩を撒くんですよ。」

竹縄「そりゃぁ、いいですね。」

 

 

 

 

 

錦戸「よし。さっそく次から塩撒こう。」

西岩「問題解決っと。」

 

 

 

 

話せば話すほど混乱する水戸泉の説明。

 

いつの時代の審判部にも強者の審判長が紛れ込んでいるものですが、水戸泉もなかなかの強者のようです。

 

しかし水戸泉と言えばやはり塩。

 

取り直しの時には何も言わず山盛りの塩をパ~っと撒き上げたらどうですか?

 

ショー的効果も絶大で取り直しへのボルテージも更に上がりそうです。

 

 

 

あまりに水戸泉ショックが強すぎて、稀勢の里の九死に一生を得た3勝目を忘れそうになりました。

 

今日の一番も相撲内容は完全に負けでした。

 

だがしかし、今場所は内容よりもまず結果。

 

とにもかくにも勝つことが大切。

 

いびつな星の形でも白星に変わりなし。

 

一つずつ白星を積み上げて結果を出すより方法はありません。

 

厳しい戦いではありますが3連勝で来ているのは、ツキも味方している証拠。

 

気を強く持って土俵に上がり続ければきっと結果はついてきます。

 

 

 

 

今場所の朝乃山は相撲に厳しさが出てきましたね。

 

顔つきも心なしか変わってきて、目元が強くなってきました。

 

先場所の活躍が自信となっているようです。

 

成長の波に乗って、今相撲と真剣に向き合って努力を重ねることが出来るなら、きっと大きな未来が開けてくることと思います。

 

 

「鉄は熱いうちに打て」と言いますが、熱いうちは一瞬です。

 

冷めて鍛えても鉄は折れてしまいます。

 

真っ赤に燃えるこの瞬間の鍛錬、決して逃すなかれ。

 

 

 

 

そう言えばラジオで52代は「マルガリータは今日は来てないの?」と御嶽海の御母堂様を呼び捨てにしていました(笑)

 

52代よ、それはあまりに失礼です。

 

 

 

 

 

四日目 ライバル

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平成30年 九月場所 四日目

 

 

 

互いに競い合い、高め合い、そして認め合う。

 

それが、ライバル。

 

長い人生の中でライバルは大きな存在となります。

 

 

 

【アイツ】

戸部「現役時代のライバルについては色々伺いましたが・・・。」

 

 

 

 

戸部「解説でのライバルって、やっぱり・・・。」

 

 

 

戸部「琴錦ですよね?」

舞の海「・・・・・・。」

 

 

 

 

 

舞の海「アイツはね、戸部さん・・・。」

戸部「はい。」

 

 

 

 

 

舞の海「ライバルって言うより敵。」

戸部「敵ですかー。」

 

 

 

琴錦。

 

解説の席を離れてもうどれくらいになりますか?

 

あのマシンガンのようなおしゃべり解説を聞かなくってずいぶん経つような気がしますが、あれは舞の海にとっては天敵だったかも。

 

錣山さんのようなタイプは互いに良い作用を及ぼす相乗効果が得られる舞の海にとってもよい相手ですが、琴錦は舞の海の牙城を揺るがすおしゃべり天敵!

 

「もろ手はもろ手に弱い」、という錣山格言がありましたが、私はここに「おしゃべりもおしゃべりに弱い」、という格言をここに刻みたいと思います。

 

そう言えば琴錦は部屋を開いたんでしたよね?

 

少々解説では喋りすぎる傾向にありましたが根は真面目で指導熱心な人ですから、きっと愛弟子たちにたくさんしゃべりながら稽古つけていることでしょう。

 

もしかしたら部屋の稽古は実技と学科に分かれていたして(笑)

 

ところで戸部アナのライバルは三輪アナあたりですか?

 

 

 

 

ライバルとは特別な相手を差すだけでなく、同じ土俵に上がれば互いに皆ライバル。

 

ライバルは時に、相手へ優しい手を差し伸べます。

今日取り組む相手には、全身全霊でぶつかってゆくことが相手への敬意であり互いに切磋琢磨するライバルの在り方です。

 

 

 

 

【優しい大関】

貴景勝「え~ん、え~ん。」

高安「どうしたんだい?」

 

 

 

 

 

高安「なぜ泣いているんだい?」

 

 

 

 

 

貴景勝「だって・・・・・・。」

 

 

 

 

 

貴景勝「毛がチクチクするんだもん。」

高安「夏毛だからしようがないんだよ。」

 

 

 

 

貴景勝、小結だからってわがままを言ってはいけません。

 

まだ今は9月場所、9月もようやく半ばです。

 

もうしばらくしたら高安も冬毛に変わります。

 

次の九州場所で高安と当たるころはきっとふかふかの高安です。

 

九州場所でふかふかの高安とまた相撲を取れるように、貴景勝も頑張りなさい。

 

 

 

 

後半はなんとまぁ、流血の多いこと。

 

心様がパックリ切ったかと思えば稀勢の里も鼻血で流血。

 

しかし恐るべきは心様。

 

あれだけパックリ切っていたのに取り組み中はアドレナリンで止血しちゃうなんて!

 

でもアドレナリンが出ていたにしては、相撲の力強さが今一つ物足りなく感じるのは親指の怪我の影響でしょうか。

 

アドレナリンは切り傷には効くけど打ち身やねん挫などには効かない模様。

 

アドレナリンが効かない時はたまにはアリナミンもいいかもよ。

 

 

 

 

五日目 寝落ち

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平成30年 九月場所 五日目

 

 

 

 

 

【睡魔】

52代「zzzz・・・。」

三瓶「北の富士さん、北の富士さん。」

 

 

 

 

三瓶「起きてください、北の富士さん!」

52代「ハッ・・・。」

 

 

 

 

52代「・・・・・よっし!・・・稀勢の里頑張れ!」

三瓶「ってもう終わりましたよ。」

 

 

 

 

52代「なんで起こしてくれないの?」

三瓶「普通、寝ないでしょ。」

 

 

 

 

 

いや、ゴメンナサイ。

 

これは今日の私です。

 

宇宙兄弟じゃなかった、生島兄弟がやって来てたのまでは覚えているんですが、その後爆睡。

 

目覚めたらもう御嶽海が心様に圧勝してました。

 

でもなんで大相撲見ながらのうたた寝って、あんなに気持ちいいんですかね~。

 

桟敷席でいつもうたた寝しているお客様がよく目につきますが、あの気持ちわからなくはありません。

 

大金握っていつか桟敷席でうたた寝したいものです。

 

 

 

しかし御嶽海は会心の相撲でした。

 

さすがはいつも稽古で栃ノ心に本気出させて自分は様子を見ているだけはあります。

 

完全に栃ノ心の立ち合いを封じて、一瞬のうちにもろ差しで寄り切る。

 

御嶽海の稽古のやり方には疑問がありますが、勝機を逃さぬ反応の良さや身のこなしには類稀な相撲センスを大いに感じるところです。

 

正代も、もろ差しを狙うまでの動きにあれくらいのキレがあればと相撲もだいぶん違ってくるのにと、それぞれの持ち味の違いが口惜しいものです。

 

しかしこれで大関取りの場所序盤戦全勝。

 

明日の豪栄道戦もこの勢いのままいくのか?

 

明日のこの一番は今からとても楽しみです。

 

 

 

 

稀勢の里、今場所一番の相撲が出たではないですか!

 

上手をとればあんなに力強い相撲がとれるようになっていたんですね。

 

毎日、日本列島の6時前に悲鳴を轟かせてきましたが気が付けば5戦全勝。

 

まだまだホッとできることなんてないでしょうが、相撲勘は確実に戻っている様子。

 

考えすぎることさえしなければ、トンネルはもうすぐ抜け出せます。

 

 

 

 

 

結びには眠気覚ましに白鵬が一瞬ヒヤリ。

 

慌てた理由はもしかして。

 

 

 

 

貴景勝「横綱!ゴニョゴニョゴニョ・・・。」

白鵬「・・・・・・。」

 

 

 

 

白鵬「え!今日横審来てるのっ?」

貴景勝「うん。」

 

 

 

今日は横審本場所総見だったらしいですね。

 

やっぱり横審が来る日は横綱は緊張するんでしょうか。

 

少し前まで白鵬の立ち合いに厳しい目を光らせていた横審ですが、今日の主な目的は稀勢の里激励だったのかも。

 

まぁ何にせよ、授業参観みたいなもんで居心地のいいものじゃないでしょうね。

 

けど横審参観日も三横綱揃って全勝で無事終了。

 

ついでに高安まで全勝で、珍しく上位陣が締まった序盤戦となりました。

 

 

明日からもう中盤戦。

 

この緊張バランスがそろそろ崩れ出すのか。

 

中盤戦はうたた寝しないようにしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

六日目 落とす

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平成30年 九月場所 六日目

 

 

 

 

中盤戦に突入した六日目。

 

全勝を守っていた稀勢の里、大関を狙う御嶽海に土。

 

星を落とした、人拾った人。

 

今日は星の他にも大切なものを落とした人もいました。

 

 

 

 

 

 

【相場】

ドスドスドスドス。

 

 

 

 

「ちょっとそこのアナタ。」

 

 

 

 

呼び出し「何か落としましたよ。」

北勝富士「ああ、すみません。」

 

 

 

呼び出し「はい・・・。」

北勝富士「どうも。」

 

 

 

 

呼び出し「ちょっと。お礼の一割は?」

北勝富士「え・・・。」

 

 

 

 

落し物のお礼は中身の1割と以前は言っていましたが、今もそういうのあるんですかね?

 

中身は現金3万円でしたっけ?

 

その1割で3000円。

 

3000円、結構嬉しい額じゃないですか(笑)

 

 

 

 

話は戻って、御嶽海に大関の番付の重みを見せつけた豪栄道でしたが、あぁ!まだ1敗しかしてなかったんですね。

 

私はてっきり2敗くらいしているのか思っていました。

 

ゴメンネ豪栄道、穿った見方をしていて。

 

でも今日の相撲は豪栄道に常々とってほしいと思っていた、前みつを掴んで相手の上体を浮かせるいい相撲でしたね。

 

大関なのに優勝争いの中に挙げるの事さえ憚れる空気が、放送席を充満していました。

 

あの舞の海さえも最近では豪栄道を語るのに口が重くなっていたくらいです。

 

でも今日はその重く立ち込めていた空気に風穴を開けましたね。

 

というか、振り返れば初日以外はそう悪い相撲をとっているわけではありませんでした。

 

人は周りの空気に流されやすいもの。

 

周囲が作り出す勝手な空気に豪栄道自身が飲み込まれないように、存在感を示す中盤戦を期待します。

 

 

 

 

千代大龍、思わぬ時に臨時収入。

 

大金を手にしたら浮足立つものです。

 

スリや置き引きには十分お気を付けください。

 

 

 

 

 

 

 

気が付けば明日はもう15日。

 

9月も半ば、味覚の秋です。

 

 

【旬のもの】

明瀬山「ガブリ。」

 

 

 

 

 

明瀬山「モグモグモグ。」

 

 

 

 

明瀬山「・・・あ。」

 

 

 

 

 

明瀬山「このミカン、甘い!」

 

 

 

 

そろそろ熊本ではミカンがお店に並びます。

 

明瀬山、熊本ミカンは甘くて美味しいよ。

 

でも今日の矢後との一番はどっちを応援するかとても迷いました。

 

残念ながら負けてはしまいましたが、熱戦でした。

 

矢後をひょいとまたぐ仕草に体力に余裕があることがうかがえましたが、星は上がっていないんですね(涙)

 

 

 

 

 

矢後も明瀬山を見習って長い相撲にも耐えられる体力をつけねばなりません。

 

 

 

 

 

 

 

豊ノ島、幕下西の筆頭で勝ち越し。

 

ついにここまで戻ってきました。

 

思わずこみ上げるものがあったようですが、ここまで戻ってくるまでの心の葛藤は計り知れないものがあったことと思います。

 

時天空との約束まであと少し。

 

関取り復活のその日まで時天空が見守ってくれます。

 

残りの相撲も頑張れ、豊ノ島。

 

 

 

 

中日八日目 平成と共に

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平成30年 九月場所 中日八日目

 

 

 

9月16日。

 

今日は世の中、この人で一色に。

 

 

 

 

【引退の日】

呼び出し「・・・・・・。」

 

 

 

 

呼び出し「信じられん・・・。」

 

 

 

 

呼び出し「この人が奈美恵ちゃんより年下だなんて・・・。」

 

 

 

 

呼び出し「いや・・・、まてよ・・・・。」

 

 

 

 

呼び出し「奈美悦子より年下、の間違いなのかも・・・。」

 

 

 

 

奈美恵ちゃんの名前を聞くといつもなぜか奈美悦子が頭に浮かびます。

 

でも奈美悦子と聞いても奈美恵ちゃんは頭に浮かびません。

 

 

 

安室ちゃんは今日を持って引退しちゃったんですね。

 

安室ちゃんより一個年下の安美ちゃんはどうぞまだまだ現役でいてください。

 

安美ちゃんにはこれからもガンガンとっくり投げを決めてほしいものです。

 

しかし、これほどにとっくり投げの決まり手がしっくりくる力士も他にはおるまい。

 

やはりこのとっくりが似合う感じはもしかして、本当は奈美悦子と同世代か。

 

 

 

 

安室奈美恵がデビューして25年。

 

平成を駆け抜けた安室奈美恵。

 

同じ頃の大相撲の土俵では、ハワイ勢力士が目ざましい活躍を見せていました。

 

当時を振り返る映像には黒船と称された小錦や、のちに横綱まで上り詰めた曙や武蔵丸の姿、大きな彼を相手に果敢に攻める小さな舞の海の姿がありました。

 

 

そして、その中には吉田アナの姿もありました。

 

 

 

 

これ、吉田アナですよね。

 

 

 

今よりも豊かなその黒髪にすぐに吉田アナとは判断できませんでしたが、今と変わらぬ前後に大きく動く深い頷き方に、やはり吉田アナだと確信いたしました。

 

時の流れは確実に人を変化させるものですね。

 

 

 

安室ちゃんの引退の余波なのか、八日目の土俵は注目の力士たちに次々と土が。

 

 

北勝富士、竜電に負けて7勝1敗。

 

御嶽海が負けっぱなしの勢に負けて6勝2敗。

 

カド番の心様は豪栄道に負けて5勝3敗。

 

全勝だった高安は正代に土俵際引き落とされて7勝1敗。

 

稀勢の里、玉鷲に全くいいところなく2敗目の6勝2敗。

 

 

 

 

そんな揺れ動く中日の土俵にも目もくれずしゃべり続ける人は、いつだってどこにだっているものです。

 

 

 

 

【井戸端】

朝赤龍・呼び出し「ペチャクチャ、ペチャクチャ。」

 

 

 

 

 

朝赤龍・呼び出し「ペチャクチャ、ペチャクチャ。」

 

 

 

 

 

松鳳山「お疲れっす。」

朝赤龍「・・・ども。」

 

 

 

 

 

朝赤龍「・・・・・・。」

呼び出し「知ってる人?」

 

 

 

 

 

朝赤龍「ううん、知らない。」

 

 

 

 

朝赤龍、呼び出しさんとのおしゃべりに花が咲いていましたね。

 

そりゃ退屈ですよね~、1時間もあそこでぼんやり立っているか座っているかしているのって。

 

そもそもぼんやり座っているのんじゃなくて警備の仕事ですからもっと周りに気を配って、いざとなったら不審者と闘わねばならないのですが、大抵は睡魔との闘いになります。

 

 

不審者の前にまず眠気。

 

 

警備親方、土俵を下りても闘いの日々はまだ続きます。

 

この手強い敵・睡魔に勝ってこそ本場所の安全は守られてゆくのです。

 

気を緩めたら襲いかかる睡魔という強敵。

 

相撲ファンは通路で一人、孤独な戦いを繰り広げる警備親方たちの姿を見守っています。

 

 

 

頑張れ!警備親方!

 

負けるな!警備親方!

 

眠るな!警備親方!

 

 

 

 

 

 


九日目 敬老

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平成30年 九月場所 九日目

 

 

 

 

 

三連休の最終日は敬老の日。

 

敬老の日とは長年社会に尽くしてきた老人の方を敬愛し、その長寿をお祝いする日です。

 

 

 

 

【敬老の日のプレゼント】

トントン。

 

 

 

 

船岡「・・・・・・。」

52代「な~に?ディレクターからの指示?」

 

 

 

 

52代「えっ?!」

 

 

 

 

 

52代「ちょっとぉ!北の富士語る打ち切り~ぃ?」

船岡「そのようですね。」

 

 

 

 

9日目の今日まで高安をカド番と思い込んでいた52代。

 

あんまり適当な解説していたら本当に「北の富士語る」は打ち切りになりますよ(笑)

 

 

都合が悪くなった時だけ年寄りをかさにかぶって身を守る、タチの悪い御年76歳。

 

今頃になって解説失格だなんてしおらしいこと言っていましたが、な~にそんなの今に始まったことじゃありません。

 

誰も52代に本格的な解説を期待などしていません。

 

今のままで自由勝手気ままに愚痴ったりしていたらいいのです。

 

相撲を見ながら元横綱が愚痴る。

 

それが52代解説の醍醐味です。

 

 

 

ところで何日目かに芝田山さんが得意げに披露していた敬老の日のスイーツ詰め合わせは、ご来場のご老人方に贈られたのでしょうか。

 

きっと満面のスイーツスマイルを寄せての記念撮影も行われたのでしょうね。

 

甘いお菓子で人気を得ようとするスイーツ詐欺にご注意ください。

 

 

 

のどかな敬老の日の国技館は、今場所にかける力士たちの様々な攻防の土俵が見られました。

 

 

 

 

【再び】

千代の国「うわ!」

 

 

 

 

 

高安「どうしたのっ?」

 

 

 

 

千代の国「また、ガム踏んだっ!!」

高安「・・・・・・。」

 

 

 

 

高安「ゴメン・・・。それ、俺のだわ。」

千代の国「は?」

 

 

 

ガム再び。

 

千代の国には赤房下は鬼門です。

 

 

 

 

激しい土俵がある一方で、静かな攻防を繰り広げる土俵も時には見られます。

 

 

 

【静寂】

玉治郎「ハッケイヨイ、ヨイ。」

 

 

 

 

 

玉治郎「・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

玉治郎「???」

トコトコトコ

 

 

 

 

玉治郎「・・・眠っとる。」

御嶽海「zzzz」

 

 

 

 

眠れ良い子よぉ~♪

 

 

 

せっかくいい上手を引いていたのに攻めることが出来ずに一瞬で形勢逆転で寄り切られ、痛恨の3敗目。

 

それにしても白鵬、寝かせつけるの上手ですね。

 

鼻息の荒い御嶽海を一瞬で眠らせてしまうなんて。

 

 

あの棒立ち足ちょんのミスリードからの形勢逆転は、あれはさすがは白鵬!

 

昨日で横綱通算勝ち星800勝となったそうですが、801勝目はまさに名人。

 

今場所は調子も戻ったようですし、こりゃやっぱり優勝は白鵬優勢になりつつあるのか。

 

 

それにしても結びの一番は胸にくるいい相撲でした。

 

昨日の黒星を振り払うように力強く寄り切る稀勢の里の姿に、胸が熱くなりました。

 

まわしを取ればまだまだ力は十分です!

 

自信を持って落ち着いて残りの6日間を務めてほしい。

 

カド番の栃ノ心には悪いけど、今日の結びは力いっぱい稀勢の里を応援しました。

 

 

 

明日は10日目。

 

もう豪栄道と高安戦が組まれて大関の星のつぶし合いになるのがとても残念ではありますが、上位陣の締まった相撲で場所に重さと厚みが加わって、日を追うごとに緊張感が増してきます。

 

 

 

 

 

十日目 ご立腹

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平成30年 九月場所 十日目

 

 

 

どうしてもイライラして虫の居所が悪い日があります。

 

キーボートのミスタッチくらいでイライラしたり、ちょっとした一言にカチンときたり。

 

いつもはどうって事のないことが気になってイラついてみたり。

 

抑えきれない苛立ちには周囲の人々も困惑します。

 

 

 

 

【とばっちり】

玉治郎「ハッケヨイ・・・」

 

 

 

 

 

玉治郎「ま~だ!まだまだまだッ。」

 

 

 

 

 

 

玉治郎「おい、遠藤・・・。」

 

 

 

 

 

 

玉治郎「そのまわし・・・。」

 

 

 

 

 

玉治郎「派手すぎる!違反!」

遠藤「・・・・・・。」

 

 

 

 

 

玉治郎「黒か紺色に変えなさいッ、いい?わかった?」

遠藤「・・・・・・。」

 

 

 

 

玉治郎「・・・ったく・・・わかってんのか!永谷園。」

遠藤「・・・・・・。」

 

 

 

 

ひょ~~~ぉ!!

 

玉治郎、こっわ~~~~!!!

 

え?何がお気に召さなかったのですか?

 

いつもこんな感じで遠藤立っている気がしますよ。

 

そんなに手付き不十分でしたか。

 

厳密に見れば稀勢の里も手付き不十分のように見えますよ。

 

そもそも二人の呼吸があっていればそれでいいんじゃないのですか。

 

遠藤を目の敵にしていた理由がよくわかりませんでしたが、あ・・・!もしかして・・・。

 

永谷園の広重のお皿当たらなかったから、遠藤に八つ当たりですか。

 

 

 

とんだとばっちりの哀れな遠藤。

 

 

遠藤もどこか悪いのか知らないけれど、もう少し元気出してゆこうじゃないか。

 

 

 

 

しかし稀勢の里これで無事に勝ち越し!

 

一先ずこれでホッとしました。

 

一体何勝が進退の判断ラインになるのか分りませんが、とりあえずは勝ち越しなのですから良しとしましょう。

 

もちろん横綱である以上、優勝に絡んで10番以上は欲しいのはわかっていますが、長い休場明けの病み上がり。

 

10日目で勝ち越しを決めてきたことに、まだまだやれることを示したようにも思えます。

 

残り5日横綱の誇りを取り戻すためにも、存在感を示す相撲が見られることを期待します。

 

 

 

 

 

あんまり玉治郎が怒るもんだから、せっかくの二枚目ダブル解説も頭から吹っ飛んでしまいました。

 

怒れる玉治郎に緊張した後は、心も体もリラックス。

 

緊張で固くなった体も心も、最後はゆっくりのんびりと。

 

 

 

 

 

【リラックス】

正代「あ~やれやれ。やっと終わった・・・。」

 

 

 

 

 

正代「どっこいしょっと・・・。」

 

 

 

 

 

正代「ねえ、ちょっと・・・。」

 

 

 

 

 

正代「そこのリモコン取ってくんない?」

千代大龍「うん、いいよ。」

 

 

 

 

 

慌てない、慌てない。

 

一休み、一休み。

 

 

by 一休さん

 

 

 

 

十一日目 歓声

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平成30年 九月場所 十一日目

 

 

 

連日、切手完売、満員御礼の国技館。

 

終盤戦に突入した国技館には今日も熱気を帯びた大相撲ファンの歓声が響き渡りました。

 

 

 

【憂鬱な声援】

ワーワーワー

 

 

 

 

ワーワーワー

魁聖「・・・・・・。」

 

 

 

 

ワーワーワー

魁聖「・・・・・・。」

 

 

 

 

魁聖「・・・勝ったのに・・・、なんか、ツライ・・・。」

 

 

 

 

周囲の歓声に恐縮するように下がる魁聖。

 

そぎゃん気ばつかわんでよか!

 

恐縮なんかせんでよか!

 

勝ったんだから堂々と花道を下がればよいのです。

 

 

しかし今日の御嶽海応援団はすごかったようですね。

 

場所は国技館と問わず、名古屋、大阪、福岡と、どこにでもたくさんの御嶽海応援団はやってきます。

 

その応援団を前に全くいい所出せないままに5敗目の6勝5敗。

 

太田アナは5敗目を喫してなお、今場所の大関取りへの可能性を探っていましたが、この瞬間露と消えたのではないか。

 

先場所と今場所では上位陣の層が全く違いますから、仕方ないことでしょう。

 

まぁ本人は残念でしょうがないかもしれませんが、これが今の実力です。

 

でも残り4日あるのです。

 

残りをしっかり勝ち星を積み上げることができれば、来場所へと大関とり物語は続いてゆきます。

 

また一から大関とり物語を繰り広げることを考えれば、気を取り直して残り四日間がむしゃらに勝ちにいった方が断然いいというもの。

 

今の自分の力を目いっぱい出し切たその先に、夢への道は続いてゆくことでしょう。

 

 

 

 

館内に響き渡る歓声もその取り組み内容によって、その声色に変化が見られます。

 

 

 

 

【アー!】

アーーーーー!!!!

 

 

 

 

 

アーーーーー!!!!

 

 

 

 

アーーーーー!!!!

 

 

 

 

 

白鵬「林家ぺー!!アーアーアーアーアー、うるさいッ!」

 

 

 

 

ところでペーさん、魁聖が勝ったとき立ち上がってガッツポーズしてましたよね(笑)

 

 

でもこれは・・・・。

 

白鵬の立ち合いうんぬんよりも高安が白鵬にのまれてしまったか。

 

再三の呼吸のズレで委縮したのか、すっかり固まって為す術なし。

 

芝田山さんの言う通り、大関と横綱の取り組みなのにこれにはとても残念無念な結果です。

 

 

 

 

同じく稀勢の里も、今日は久しぶりのピョン立ちを披露する羽目になり、逸ノ城相手に撃沈。

 

気持ちに迷いがあるとピョン立ちをすることを以前琴欧州にも、公共の電波で明かされていましたが、ここにきてやってしまいました。

 

芝田山さんが「心と体が整っていない」と指摘されていましたが、いやはや腐っても横綱(腐ってません)その指摘ズバリ的中でしょう。

 

歯がゆい表情を見せていましたが、その己への歯がゆさこそ明日への力。

 

その悔しさ、明日の御嶽海戦で存分に晴らすがよい!

 

 

 

 

 

十二日目 薔薇と尻

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平成30年 九月場所 十二日目

 

 

 

 

場所中、日を追うごとに集中力を高めている、大横綱・白鵬。

 

大横綱の集中を切らさぬように、ベスト状態で土俵に上がれるようにと付け人たちの努力も大きな支えとなっています。

 

 

 

 

【一心不乱に】

ゴシゴシゴシゴシ

 

 

 

 

 

ゴシゴシゴシゴシ

 

 

 

ゴシゴシゴシゴシ

 

 

 

 

 

ゴシゴシゴシゴシ

 

 

 

 

 

ゴシゴシゴシゴシ

 

 

 

 

 

白鵬「おい・・・。」

 

 

 

 

 

白鵬「もう、そのくらいでいいだろ?」

付け人「いや・・・、まだここがちょっと・・・。」

 

 

 

 

尻に何かついてましたか?(何が?)

 

 

懸命に尻を拭き続ける付け人たちに力をもらいながら、日に日に集中は高まり取り口に厳しさを増している白鵬。

 

 

 

今日は心様を瞬殺のすくい投げ。

 

取り組みが終わった表情も集中が続いているようで、こりゃ完全にゾーンに入っちゃったかも。

 

宮城野爺や曰く「年に1回は優勝したいと思っている」らしいので、この9月場所に今年の優勝をロックオンしちゃってたのかも。

 

しかしどんどん動きに無駄がなくなってきた様子を見ると、今場所の優勝は8割は白鵬で決まったような気もします。

 

琴欧州の白鵬の強さの説明は藤井さんのみならず私もよく理解ができませんでしたが、要は前も強かったけど今も強いってことでしょうね。

 

いいよ、いいよ琴欧州。

 

無理してわかったようなこと言わなくても。

 

 

 

琴欧州は角界のバラの貴公子なんだから。

 

たしかに琴欧州はブルガリアローズのブルガリア出身ということでバラが似合いますが、私の好みではバラには霧島がいいと思うんですよね。

 

いつものように黒っぽいスーツ姿に身を包んだ霧島の手に、バラ一輪。

 

若干琴欧州より重めの印象になりますが、深紅のバラ一輪、霧島に似合うじゃないですか。

 

しかーし!

 

その際は一切おしゃべり厳禁で!

 

バラにあの訥弁はかなりのミスマッチです。

 

 

 

 

バラとは無縁そうな向こう正面の舞の海ですが、背景に映り込むビールや枝豆がとても似合っていましたね。

 

 

 

ビールや枝豆、焼き鳥、スルメ。

 

 

 

賑やかでいいじゃないですか。

 

琴欧州が座ってもそうは似合わないでしょうから、人間向き不向きがあるものです。

 

日本人でバラが似合う人はそうはいません。

 

ない物ねだりなんかやめて、無理せず自分に似合うものと付き合いっていきたいものです。

 

 

 

 

藤井さんの「落ち着いて、落ち着いて」と稀勢の里に語りかけるような実況が土俵上の稀勢の里に届いたのか、御嶽海に翻弄されつつも自分の形に持ち込んでの寄り切り9勝目。

 

 

特に稀勢の里ファンと言うわけでもない私でも、見ていてハラハラさせられるのですから、キセファンの皆さんは心臓に大きな負担をかけながらの応援だと想像します。

 

牛久市民の血圧はかなり上昇していることでしょう。

 

稀勢の里本人も血圧を乱高下させながら、毎日土俵を上ったり下りたりしてるのでしょうけど、それも残りあと3日。

 

酢玉ねぎでも食べながら高血圧を抑制しつつ、しっかり横綱の務めを果たそうではないか。

 

 

 

 

 

で、明日の取り組みは誰でしたっけ?

 

 

 

・・・・・・。

 

 

 

白鵬か・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

十三日目 再会

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平成30年 九月場所 十三日目

 

 

 

今日で60回目の対戦なのに、横綱になってから初対戦だなんて。

 

巡り合わせか、運命のいたずらか・・・・・・。

 

時を経て今、ようやく二人、巡り合いました。

 

 

 

 

【再会】

白鵬「キセ・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

白鵬「キセ・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

白鵬「おかえり・・・・・・。」

 

 

 

 

 

白鵬「おかえりなさいッ!キセッ…!」

稀勢の里「・・・・・・。」

 

 

 

 

白鵬の溢れる思いは一方通行か。

 

キセの方はあまり会いたくなかったようですね。

 

 

それにしても白鵬にしては珍しい寄り切った後の抱擁。

 

イチンにはあんなに苛立たしくダメ押しするのに(笑)

 

 

土俵上でも思わず慈愛の心が溢れ出るほど、今場所はきっと余裕があるということでしょう。

 

 

 

緊張した様子もなく、気負ったところもない今場所の白鵬。

 

これは明日、優勝が決まりそうですね。

 

 

ここまで来たら久しぶりに白鵬の優勝でもいいのですが、明日優勝が決まってしまうのはいただけません!

 

 

 

明日の結びは白鵬に豪栄道。

 

豪栄道よ、明日は何が何でも白鵬に土付けろ!!

 

 

 

 

追伸:矢後へ  もっと足腰を鍛錬せよ。四股擦り足はしすぎて決して損はなし。しっかりとした足腰を手に入れることが出世よりも大切なことです。

 

 

 

 

十四日目 1000勝と優勝と

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平成30年 九月場所 十四日目

 

 

 

長い15日間の本場所も今日で14日目。

 

今場所の勝ち越し負け越しも決まりだし、あの時もっと踏ん張っていれば・・・、あれがなければ・・・と後ろを振り返る力士も多いことでしょう。

 

 

後悔先に立たず。

 

それは土俵に上がる行司の気持ちも同じです。

 

 

 

【後悔】

玉治郎「はぁ・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

玉治郎「俺はあの日・・・・・・。」

 

 

 

 

 

玉治郎「なんであんなにイラついていたんだろう……。」

 

 

 

 

 

玉治郎「スマン・・・、遠藤・・・・・・。」

 

 

 

 

 

本当にあの日の玉治郎は怖かった。

 

遠藤もあれが響いたわけでもないのでしょうが、星が上がらず今日でようやく3勝目。

 

このぶんでは来場所の遠藤は玉治郎から遠く離れたところで相撲をとることになりそうです。

 

 

 

 

14日目に優勝を決めさせるわけにはいかない、重責を担った大関の豪栄道。

 

張り切り過ぎたのか支度部屋を早々に後にして、大一番に備えます。

 

 

 

 

【一点集中】

豪栄道「・・・・・・。」

 

 

 

 

豪栄道「・・・・・・。」

 

 

 

 

豪栄道「・・・・・!!」

 

 

 

 

豪栄道「セアカゴケグモ・・・ッ!」

 

 

 

 

セアカゴケグモ、熊本にも上陸したらしく23匹見つかったらしいんですよ~。

 

側溝とかに潜んでいるらしいですよ。

 

刺されたら筋肉マヒが起こるとか。

 

絶対に刺されたくないものです。

 

 

 

そんなセアカゴケクモに刺されたわけでもないでしょうが、白鵬を前に全く相撲をとることが出来ず豪栄道完敗の白鵬完勝。

 

 

そしてついにまたまた前人未到の幕内1000勝達成と41回目の優勝を14日目に成し遂げてしまいました。

 

 

おめでとう!!白鵬!

 

 

あんまり凄すぎて、沢田石が十両の放送で「幕内100勝達成」と言い間違っていたこと、許してあげてくださいね。

 

地味に生きていると100勝も1000勝もよく違いがわからなくなるものです。

 

そんな1000勝も明日にはきりの悪い1001勝に変わってしまうことになるのでしょうが、白鵬は優勝よりも1000勝達成の方が嬉しそうでした。

 

余裕をもって14日目に優勝を決めて明日の千秋楽。

 

全勝優勝と久しぶりの優勝インタビューに満を持して挑みます。

 

 

 

 

一方十両は相変わらずの混戦模様。

 

混戦しすぎて土俵が混乱しているようです。

 

 

 

 

【五穀豊穣】

バーン

 

 

 

矢後「あー!負けた!」

 

 

 

 

 

徳勝龍 「ヒョイ」

矢後「???」

 

 

 

徳勝龍「ピーヒャ~ラ ピピピ」

 

 

 

 

徳勝龍「ピーヒャ~ラ ピピピ」

 

 

 

 

徳勝龍「ピーヒャ~ラ ピピピ」

矢後「踊ってる・・・???」

 

 

 

 

秋祭り近し。

 

 

 

どうやら十両優勝争いに名を連ねている徳勝龍。

 

久しぶりにこの人の軽妙な小躍りを見ました。

 

明日は十両優勝の行方が決まる千秋楽。

 

 

豊穣を祝う秋祭り、存分に踊るためにも明日優勝を手に入れようではないか!

 

 

 

 

 

踊れ!徳勝龍!!!

 

 

 

 

 

 

千秋楽 消えた三賞

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平成30年 九月場所 千秋楽

 

 

 

優勝を逃した力士たちの千秋楽のお楽しみ、それは三賞力士の発表。

 

 

 

もしや?

 

自分が?

 

もしかして?

 

 

 

秘かに胸弾ませてこの日を待っていた力士たちには、少し残念は千秋楽となりました。

 

 

 

【三賞】

52代「今場所は三賞該当者なしなんて。」

 

 

 

 

52代「ケチケチしないで、パ~っとあげちゃえばいいのにね。」

 

 

 

 

 

大坂「その三賞なんですが、北の富士さん・・・。」

 

 

 

 

大坂「賞金額は来場所へキャリーオーバーだそうですよ。」

52代「・・・え?」

 

 

 

 

 

52代「キャリーオーバー?!」

大坂「当たれば一賞400万。」

 

 

 

 

三賞只今キャリーオーバー発生中。(嘘です)

 

 

嘘ですが、そういうことがあれば巡業での稽古も目の色かえて取り組みますよ。

 

敢闘賞を狙って多いに場所をひっかきまわす力士、殊勲賞を狙って大関横綱の喉元を狙う力士。

 

技能賞を目指して技に磨きをかける力士。

 

お金は人が生きる用に使ってこそ意味があるというものです。

 

渋々条件付きであげるよりも、たまにはバーンとやる気が上がるような景気のいい目玉を持ってきて活性化を図るのもいいと思いますよ。

 

 

 

 

 

全勝で41回目の優勝と、幕内通産勝ち星1001勝を刻んだ横綱白鵬。

 

借り住まいの西の方屋から古巣、東の方屋へとお引越しです。

 

 

 

【引っ越し】

ガヤガヤガヤガヤ

 

 

 

 

白鵬「あ~、やっぱり東はいいわね。」

 

 

 

 

白鵬「西の方屋は西日がきつくっていけないわ。」

 

 

 

 

白鵬「あれ?!」

 

 

 

 

白鵬「・・・模様替えしてある・・・・・・。」

 

 

 

 

鶴竜がちゃぶ台でも置いていましたか。

 

 

これで定番の東側を再び手にした白鵬でしたが、そんなことよりも私はこの張り紙が気になりました。

 

 

 

 

 

無駄な動き禁止(笑)

 

 

 

 

 

無駄な動きね~(笑)、いろいろ思い浮かぶものがありますね(笑)

 

 

こうやって審判部もあれこれ頭を使っているのですね。

 

 

しかし今日は52代が珍しくいいことを言っていました。

 

度重なる合わぬ立ち合いへの問題提起。

 

審判部の研修会を要望。

 

これは早速やっていただきたい。

 

今場所は特に立ち合いが合わぬ取り組みが再三見られました。

 

中でも力士同士の呼吸はあっているように見られるものの、行司が止めたり審判が止めたりするケース。

 

その際の手付きの厳格化も行司や審判の見方もバラバラで、見ている側は不可解なケースが多々ありました。

 

手付きを十分にすることを大切にするのか、力士同士の呼吸を合わせることが大事なのか、どちらも厳格求めてゆくのか、そこら辺からしっかり見直していかないと、土俵毎に基準が曖昧で混乱が混乱を読んでいるように思えます。

 

見てる方からすれば、いい相撲が見られることが一番。

 

そのために立ち合いをどう合わせてゆくのか。

 

土俵を司る皆さま、知恵を出し合ってくださいまし。

 

 

 

 

 

 

【お祝い】

若者頭「よこづな、よこづな。」

 

 

 

 

若者頭「この度は、おめでとうございます。」

白鵬「ありがとうございます。」

 

 

 

 

 

若者頭「ささやかではございますが、あちらにお祝いの品をご用意いたしました。」

 

 

 

 

 

白鵬「ほう、それはかたじけない。で、中身は?」

 

 

 

 

 

若者頭「山のようなシイタケとマカロンです。」

白鵬「また・・・。」

 

 

 

 

干ししいたけは大変ためになるでしょうが、フランスの毎度毎度なマカロンは一体どういうつもりなのかでしょうか。

 

日本人にはマカロンでも贈っておけばいい、と高をくくられているんですか(失礼)

 

ここだけの話でですが、マカロンってそんな美味しいですか?

 

あれより私はブッセが好きです。

 

 

 

お菓子の国フランス。

 

パリの都にはマカロンよりも心躍るスイーツがきっとたくさんあるはず!

 

スイーツと言えば芝田山。

 

ここでこそあなたの出番です。

 

日本人にはマカロンと決めてかかるフランス人に、もっと美味しいお菓子を要求せよ!

 

日本人はマカロンに飽きている!と正面切って言ってやるんだ芝田山!!

 

 

 

 

 

 

話は全く相撲とは関係ない方向へと進んでしまいましたが、優勝インタビューもどうにか何事もなく通過して、今場所は恙なく終わりました。

 

 

今場所は見どころ満載な場所でしたが、終わってみれば白鵬の優勝、稀勢の里の復帰、心様のカド番脱出、御嶽海撃沈。

 

と、丸く収まった場所だったのではないでしょうか。

 

 

 

来場所は豊ノ島の関取復帰や、矢後の新入幕の行方など楽しみなこともある反面、安美錦の動向はかなり気がかりです。

 

安美錦自身もブログで「疲れました」と書いていましたが、14日目の負け越しが決まった一番でのなんとも悲し気な表情が頭から離れません。

 

まだまだ頑張って!と言いたいところですが、疲れたという安美錦の気持ちもとてもよくわかり、いつか来る「土俵を去る日」が近づいていることを見る側も心に留めておかなくてはいけないようです。

 

 

 

 

最後にどうでもいい事ですが、とても気になって仕方がなかったことがひとつ。

 

警備担当の北太樹。

 

アナタ、靴下履かないんですか?

 

革靴からいつも素肌の足首が見えていましたよ。

 

まさか今時、石田純一のファンってわけでもないのでしょうが、靴下履かなくて疲れませんか?

 

 

来場所は九州場所です。

 

いくら九州でも11月はそろそろ冷えます。

 

来場所にはしっかり靴下履いて警備の仕事に勤しんでください。

 

足首、あんまり冷やさない方がいいですよ。

 

 

 

 

 

 

 

今場所も、ご覧いただきありがとうございました!!!

 

コメントやメッセージ、重ねて感謝申し上げます!

 

大相撲ファンの皆さんとワイワイ場所で盛り上がられること幸せです。

 

大相撲が好きでよかった、と思うひと時です。

 

今場所も本当にありがとうございました!!!

 

 

 

 

 

 

 


千秋楽 追記 安美錦のまわし

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平成30年 九月場所 千秋楽

 
 
追記
 
 
昨日の千秋楽でどうしても気になったことがありました。
 
 
それは安美錦のまわしの色。
 
 
 
私の記憶が正しければ、安美錦は日頃黒の締め込みをしていました。
 
 
 
14日目の黒のまわし
 
 
 
 
もう録画は14日目と千秋楽の2日分しかなくて、この2日の対比しかできないのですが、千秋楽はいつもと違うまわしの色で不戦勝の勝ち名乗りへ土俵に上がっていました。
 
 
 
 
 
千秋楽のグレーっぽいまわし
 
 
 

 

 
このまわしの変化に何か意味深長さを感じて、うちでは憶測が憶測を呼ぶ事態へと発展。
 
 
 
 
幕内復帰してはめるはずだったまわしを今日してきたんじゃないか、とか。
 
 
もう気持ちの区切りをつけようとしてるのではないか、とか。
 
 
 
勝手にあれこれ思うだけでその真相は、安美錦自身しか知る由もありません。
 
 
ですがどうしてもいろいろ想像してしまいます。
 
 
 
うちの父は「安美錦が引退したら俺は相撲はもう見らん!」と言っています。
 
 
まあ私の父なので大した覚悟もなくその場の勢いで言っているだけでその後もきっと適当に見ると思いますが、多くのアミファンはそういう気持ちなんだと思います。
 
 
 
安美錦のような力士は一朝一夕に生まれるものではありません。
 
 
 
でもあの巧さや味のある相撲の裏側に多くの努力や辛い日々があった。
 
 
そう思うとなんだか余計にあれこれ思ってしまい、千秋楽のあのまわしの色が妙に気になってしまいました。
 
 
 
 
(いつもと違って感じたまわしも、私が今まで気が付かなかっただけで時々見られることなのかもしれません)
 
 
 
 
 

初日 

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平成30年 九州場所 初日

 

 

 

博多の街に大相撲がやって来る、年の納めの九州場所。

 

 

熱い戦いが繰り広げられる場内は立ち込めた熱気に包まれています。

 

 

 

 

【密室】

貴景勝「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ。」

太田「放送席、放送席~。こちらインタビュルームです。」

 

 

 

 

貴景勝「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ。」

太田「このインタビュールーム、大変に狭い密室となっております。」

 

 

 

 

貴景勝「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ。」

太田「ですので、あまり激しく呼吸しますと・・・。」

 

 

 

 

 

貴景勝「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ。」

太田「段々と、このように・・・。」

 

 

 

 

貴景勝「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ。」

太田「あー!酸欠!」

 

 

 

 

なんと言う極狭のインタビュールーム!!

 

迫りくる壁を背に大きな力士とアナウンサーが並び立つの様子は、見ている方にもなかなかの圧迫感と、息苦しさを感じさせます。

 

これでは貴景勝でなくても酸欠に陥る力士が続出しそうです。

 

それでなくても貴景勝のことは無呼吸症候群じゃないと心配しているのです。

 

稽古環境も新たになった貴景勝。

 

横綱に勝っての本場所スタートに千賀ノ浦親方もほっとしていることでしょうね。

 

 

 

二横綱が休場となった今場所。

 

初日は波乱含みの幕開けとなりましたが、この鬼の居ぬ間の15日間に最大限に自分の力を発揮する力士は誰か?

 

いよいよ今年最後の大相撲の始まりです。

 

 

 

三日目 アホになれ

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平成30年 九州場所 三日目

 

 

 

重い。

 

実に重い空気が福岡国際センターを覆いました。

 

 

 

まさかの稀勢の里初日からの3連敗に、場内の重いざわめきが事の重大さを示されているようで居た堪れない気持ちになりました。

 

 

 

自分自身が一番深刻に感じているからこそ、周りにはアッケラカンとしていてほしい。

 

「おい!横綱しっかりしろよ!」なんて言うヤジの一つでも貰ってた方が、縮こまった心にはちょうどいい時もあるものです。

 

 

 

こんなときは深刻に考えてもどうなるものでもありません。

 

酒でも食らって、好きなものを好きなだけの食べて、アホなことを考えるのが一番です。

 

 

 

 

【アホなこと】

ザザッ。

 

 

 

 

 

豪栄道「あ!」

 

 

 

 

 

 

豪栄道「危ないっ!」

栃煌山「え?!」

 

 

 

 

豪栄道「足元に犬のう○こ。」

栃煌山「ヤッベ」

 

 

 

 

 

 

大丈夫ですよ稀勢の里。

 

栃煌山なんてこんなもんです(失礼)

 

明日はう○こ踏みつけて勇み足をするかもしれません。

 

 

 

考えても仕方ない。

 

稀勢の里よ。

 

アホになれ。

 

 

 

四日目 オーザンのキンボシ

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平成30年 九州場所 四日目

 

 

 

趣味や特技というものは人生に彩を加え、人物に深みをもたらします。

 

 

 

【手習い】

春日野「ピアノうまかったですね、友風。」

太田「そうですね。」

 

 

 

 

 

春日野「いや~、私も50の手習いで始めちゃおうかな~。」

太田「え?ピアノをですか?」

 

 

 

 

春日野「上達したら弾き語りなんかしちゃってね~。」

太田「え・・・。弾き語り・・・?」

 

 

 

 

 

春日野「そんでもって巡業でリサイタル出来たらな~って。」

太田「ひぃ~~~。」

 

 

 

 

あの声から、ジャイアンの姿と春日ノイズの姿が脳裏で重なります。

 

ジャイアンのリサイタル。

 

のび太たちを幾度となく震え上がらせたものです。

 

 

 

弾き語りで思いだしましたが、弟子の栃煌山を見るたびに頭の中に川島英五が浮かんできます。

 

 

 

 

飲んで飲んで飲まれて飲んで

 

飲んで飲み潰れて眠るまで飲んで

 

やがて男は静かに眠るのでしょう

 

 

 

by 川島英五 酒と泪と男と女

 

 

 

稀勢の里。

 

そんな夜があってもいいじゃないか。

 

 

 

 

連日殊勲のインタビュー入りを見せる栃煌山。

 

まるで人が変わったかのような力強い相撲で存在感を表しています。

 

 

 

 

【ボシ】

付け人「お疲れさまです。」

栃煌山「おう。」

 

 

 

 

付け人「関取り、梅干しッス。」

栃煌山「おう。」

 

 

 

 

栃煌山「おい・・・、これ・・・。」

 

 

 

 

 

栃煌山「梅干しじゃない、金星だ!」

付け人「あ、ホントだ。」

 

 

 

 

トチオーザンは キンボシを てにいれた!

 

 

金星おめでとう栃煌山。

 

しかし頂いたコメントにもありましたが、白鵬がいないとこんなにも力を発揮するのですね(笑)

 

生き生きとした4連勝にどれだけ白鵬が嫌いなのかが伝わってくるようです。

 

今場所の活躍次第では来場所の三役復帰も見えてくることでしょう。

 

でも来場所には白鵬も戻ってきちゃうかも。

 

それまでに白鵬嫌いが克服できたらいいですね。

 

 

 

 

稀勢の里の初日からの4連敗は初めてだとかなんだとか太田アナは大騒ぎしていましたが、4連敗でも何連敗でもいいじゃないか。

 

世間体より自分がいかに納得できるかが大事。

 

人生をかけて土俵に上がっているのです。

 

誰がなんと言おうが応援する人がいようがいまいが、自分がどうしたいかが一番大切。

 

稀勢の里はやりたいようにやればいいのです。

 

 

 

今場所は上位陣の相撲がバタついているように見え、誰が場所を引っ張て行くのか皆目見当がつきません。

 

4連勝の高安、栃煌山、貴景勝がこのまま行くとも思えないし、栃ノ心や豪栄道の調子もよくわからない。

 

調子が掴めぬまま明日はもう序盤戦終了の5日目です。

 

 

 

五日目 そうっスねが止まらない

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平成30年 九州場所 五日目

 

 

今日から稀勢の里休場で、ついには横綱不在となった今日5日目。

 

横綱の抜けた穴を、大関3人が固く締めていくのかと思いきや!

 

 

 

【気合負け】

ワーワーワーワー

 

 

 

 

 

 

「ふんぬッ」

 

 

 

 

「う~~~~ッッッ!!」

 

 

 

「う~~~~ッッッ!!!」

 

 

 

 

ワーワーワーワー

 

 

 

 

栃ノ心「・・・怖いっ!」

呼び出し「頑張って。」

 

 

 

今場所の心様、アドレナリンの分泌量が低下気味のご様子。

 

気合十分の北勝富士に威嚇のような立ち合いを見せてはみたものの、取り組みでは北勝富士の気迫が勝り押し出しで北勝富士の勝ち。

 

初優勝を決めたときのような嗚咽を催すような気迫というのはそうそうあることじゃないようです。

 

 

 

 

 

さらには、豪栄道は錦木が南部鉄器のように腰が重いことを知らなかったのか、豪栄道も錦木に小手投げを決められ3敗目。

 

岩手の鋳物、南部鉄器は相当に重いです。

 

持ち上げるときは十分お気を付けください。

 

 

 

 

そしてついには4連勝の高安も1敗を喫し、その相手は今日もあの男。

 

 

そう!

 

 

 

 

 

まさか三日連続、栃煌山のインタビューを聞くことになろうとはっ!

 

一昨日、昨日、今日と、栃煌山の「そうっすね」が止まらない!

 

一時期は弱い方の栃煌山と強い方の栃煌山、栃煌山は二人いる疑惑まで囁かれるほど取り口に波があった栃煌山ですが、ここのところしばらく怪我などもあって強い栃煌山が鳴りを潜めていましたが、ここにきて!

 

強い方の栃煌山完全復活! (なのか)

 

 

 

 

そんな強い方の栃煌山復活記念!

 

【そうっスねクイズ】 

 

下の「そうっすね」と言っている栃煌山。

 

それぞれ何日目の「そうっスね」かを当ててみよう♪

 

 

さぁ!何問分かるかな?

 

 

 

 

【A 】

「そうっスね」

 

 

 

【B】

「そうっスね」

 

 

 

 

【C】

「そうっスね」

 

 

 

【D】

「そうっスね」

 

 

 

【E】

「そうっスね」

 

 

 

【F】

「そうっスね」

 

 

 

 

 

じゃ、そろそろ寝るっスね。

 

 

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