平成29年 大阪場所 十二日目
証人喚問編成で1時間のショートカットでの場所観戦。
前半戦の流れはダイジェストでは淡々と進んだように感じられましたが、後半戦は煮詰まってきた優勝争いが徐々にヒートアップ!!
【かに玉と鮭茶漬け】
かに玉「あ・・・。」
かに玉「お茶漬け君!」
かに玉「お茶漬け君じゃないか!」
炭水化物のお茶漬けサラサラよりもやはり、たんぱく質も少なからず入ったガッツリ系の方が傷が癒えればパワーの差は歴然。
いや~でも、お茶漬けとかに玉を一緒に食べるのはきついです。
この一番を遠藤ファンに負けないくらい期待してみていたような高安。
負けた瞬間の顔がっくりしていましたね。
そりゃあんた、露骨にガックリしすぎですよ(笑)
他力本願はいけないとわかってはいますが、この一番の遠藤に期待する気持ち・・・。
高安よ~くわかりますよ。
お茶漬け君の上手さに期待しながらも、かに玉のパワーに押しつぶされた淡い期待・・・。
心底ガックリした気持ちよ~くわかります。
しかしですね隣に座っていた尊敬する兄弟子は違いましたよ。
あの一番見た後も真剣に鼻ほじってましたもん(嘘)
この心の平常心は生半な努力や場数では手に入らないのかもしれないですよ。
今まで数え切れないほどの集中の方法を試してきた稀勢の里です。
目の前の土俵でくるくると場所の状況は変わっていく中、自分の一番に向けて集中を高めることはそれを一つとってみてもおいそれとマネできる芸当ではないのでしょう。
どんな状態においても平常心を保つことができる様になった横綱稀勢の里。
照ノ富士の追走を見ても兄弟子は心軽やかだったようですよ。
口笛吹いていましたから(嘘)
荒鷲を渡し込みで下しましたが、ちょっとヒヤッとしたのは私だけですか?
1度優勝しているとはいえ、そこは新横綱。
集中を高めて平常心は保ちようにしていても、先場所とはまた違ったプレッシャーにも覆われていることでしょう。
明日からの3日間、さらに精神力を問われる戦いになりそうです。
大関の階段を順調にのぼりっている高安でしたが、今日は俊敏さが復活した日馬富士に完敗。
昨日負けていただけに今日は大切な一番でしたが、相手はさすがに横綱。
スピードも精神面のタフさも違いました。
でもいつもと違う感触が日馬富士には残ったようです。
【違和感】
日馬富士「あ・・・。」
日馬富士「何か目に・・・。」
日馬富士「入った・・・。」
日馬富士「あ。高安の毛だ。」
呼び出し「胸毛ですよ、胸毛。」
やっぱり早いね日馬富士。
正代負け越しましたね。
三役から落ちてしまいそうですがそんなこといいじゃないですか。
三役にしがみついて小手先の相撲で勝ち越すより、壁にあたって苦労して強くなってほしい。
正代には小さくまとまった器用な力士にはなってほしくない。
まずはしっかり寄り切る力強さをもっと身につけていってほしい。
勝手身につくことよりも負けて見につくことの方が、先々身を助けます。
【オール】
大坂(この色・・・。)
大坂(この艶・・・。)
大坂(この輝き・・・。)
大坂「親方、見事なオールバックです。」
境川「は?」
親方、豪栄道はどうしてますか?
明日からいよいよ横綱同士の対決に。
1敗差の行方はいかに?