平成29年 初場所 九日目
中日八日目に場所が動いたと思ったら九日目は激動の30分!!
荒鷲 照ノ富士から3日連続の殊勲の星
勢 鶴竜を圧倒
琴奨菊 稀勢の里から渾身の3勝目
高安 白鵬から自分の為の6勝目
高安、あなたの言う通りですよ。
土俵で今日の一番を頑張るのは誰の為かと聞かれれば、家族のためファンのため、さらには兄弟子の為かなどと問われますが、否否。
まずは何はなくとも自分のため。
今日いい相撲をとるために毎日毎日きつい稽古を積み重ねているのです。
援護射撃と何かと言えば言われる立場ですが、自分の為にも頑張れないやつが人の為に頑張れるわけもなし。
稀勢の里より先に優勝するつもりで毎場所力を尽くすべし。
【地獄耳】
ワーワーワーワー!
白鵬「・・・ちょっと・・!」
白鵬「・・・今・・・!」
白鵬「『白鵬弱くなった』って言った奴、出てこいっ!!」
・・・・・・シーーーン。
そんなこと聞こえた日にはエルボーバットを入れられます。
至近距離での発言は十分にお気を付けください。
その弱くなったのかもしれない白鵬を昨日破った、時の人・荒鷲。
この奇跡とも呼べるような3日連続の殊勲の星。
これはアレが効いているのでしょう。
【ゲン担ぎ】
ワーワー。
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・!」
「安心してください。盛ってますよ!」
あれはいつの流行語だったか?
このヘソ塩の効き目凄し!!
しかし人生良いことばかりは続きません。
連日の殊勲の星に恐ろしい落とし穴が荒鷲を待っていました。
【地獄】
刈屋「おめでとうございます。」
荒鷲「ありがとうございます。」
刈屋「連日の殊勲の星、すごく嬉しいですか?」
荒鷲「すごく、嬉しいです。」
刈屋「私が今日西のインタビュー担当だったのも、嬉しいですか?」
荒鷲「・・・ハイ・・・、嬉しいです・・・。」
刈屋「すごく、嬉しかったですか?」
荒鷲「・・・・・・すごく・・・、嬉しいです・・・。」
刈屋「じゃぁ、金星の時より嬉しかったですか?」
荒鷲「・・・・・・。」
刈屋「あら?聞こえなかったのかな?」
刈屋「私と金星どっちが嬉しいですか?」
荒鷲「・・・え・・・。」
刈屋「ねえ、どっち?」
荒鷲「・・・・・・。」
引いても寄せても画面に入り込む、恐るべし刈屋。
九日目にして先がさっぱりわからなくなった初場所の優勝争い。
残りはまだ6日。
これから二転も三転もありそうです。