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十一日目 往年の二枚目

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平成28年 名古屋場所 十一日目





正面に元霧島の陸奥親方。


向こう正面には元益荒男の阿武松親方。


往年の二枚目ダブル解説とあいなりました。







【追憶のパリ】

太田「本日は正面解説席に、和製ヘラクレス、角界のアランドロンの異名を持つ元霧島・陸奥親方にお越しいただきました」







太田「ねえ、親方・・・。」







太田「パリ公演では相当モテたでしょ?」









陸奥「いや、そんなこともないんだけど・・・。」







陸奥「ただ・・・・・。」

太田「ただ?」








陸奥「ジュテーム、ジュテームって場内こだましてたよね。」

太田「ジュテ―――――ム!」





和製アランドロンっていう異名が時代を感じさせますが、まぁ渋いいい男でした。


この時代は寺尾や霧島、益荒男に千代の富士など・・・。


男らしい男前力士が結構いたんですよね。


みんなそっぷ型の引き締まった体つきでね。


あの時代はそれ以前もその後にも比べても、特別だったんですねー。


けど親方、もちょっとはっきりしゃべってね。


何が言いたいのかよくわからんかった






高安、11日目も2敗をキープ。


調子がいいと底知れぬ力を発揮する元祖平成の狸。


いいぞ!このまま稀勢の里のペースメーカーとして並走するもよし。


このままぶっちぎってしまうもよし。


めぐり合わせた勝負に全力で挑むがヨシ!!





弟弟子のプレッシャーとは無縁の戦いを横目にみながら、己との戦いを続ける今場所の主役。





【向かい合えば】

「フフ・・・・。」







「フフフフフ・・・。」










「暇つぶしにひつまぶしか・・・、フフ・・・。」












「思い出し笑いが止まらん・・・。フフ・・・。」








「・・・・・・。」












「・・・コワ。」







土俵を挟んでみるキセリザの微笑は案外威圧感があるのかも。


勢の右の振りにも踏みとどまって、2敗を保つことができました。


残り4日アレコレ考えてもしようがない。


ニヤニヤしながら面白かったころでも思い出して、リラックスリラックス。








おぉ!正代よ。


キミは何と強くなったのだ。


白いウルフ・益荒男も言っておられましたね。


まだまだ伸びしろがあると。


ミートゥー、ミートゥ―。


私もそう思います。


今日は大関にも勝っちゃってしかも、もう勝ち越しちゃって。


これははやくあの人に伝えなきゃ!








【伝言】

刈屋「勝ち越しを決めた正代関。何か伝えたいことはないですか?」







「そ~うですね。じゃぁ・・・。」









「時天空関、ういろう買ってもうすぐ帰ります。」





ピカ!!!!!



天孫降臨!!!!!







「おいっ!土産は甘いものより、酒に合うものだぞっ。」













「・・・じゃあ、手羽先・・・手羽先にします。」











「ヨシ!」








きしめんとかも名古屋は美味しいじゃないですか。


他にも守口漬とか甘いもの以外にもおみやげ物は色々あります。





ところで時津風部屋は伊勢ヶ浜のようにはいかないのですね(涙)


ほんのちょっと、ほんのちょっとでいいんですよ。


ほんのすこ~しだけでも時天空の様子を教えてもらえたらどんなにファンは安心するでしょうか。




便りがないのはよい知らせ、そんな風にも言うけれどもう1年近くも音沙汰なしはちょっと寂しくなってきます。








11日目を終わって2敗は白鵬、日馬富士、稀勢の里、高安の4人に。


それぞれ何かしら故障や問題を抱えた名古屋場所の優勝争いは、まだまだ誰が優勝するのか分らない、混戦模様です。

 



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