令和四年 九月場所 十三日目
いよいよ優勝争いは、先頭の玉鷲、3敗の高安、北勝富士の3人に絞られました。
残り2日の土俵にかける力士たち。
明日の土俵に向けて足ばやに国技館を後にします。
【出待ち】
白鵬「・・・玉鷲関。」
玉鷲「あ・・・!これは親方。」
白鵬「玉鷲関の出待ちしてました。」
玉鷲「え・・・!」
白鵬「実は、現役時代から大ファン。」
玉鷲「え・・・!」
白鵬「待ち受けだってホラ。玉鷲関♡」
玉鷲「・・・・・・。」
ダンジョンであちらこちらで待ち構えるモンスターのように、国技館の通路のどこそこから現れて気になる力士たちを狙うラスボス白鵬。
今日の餌食は今場所の主役玉鷲。
優勝争いのトップに立つ玉鷲をつかまえて、激励の言葉を交わしたところだと推測しますが、場所中にあちこちで出没している様子を見ていると白鵬って根っからの世話好きなんでしょうね。
世話好きって言うかお節介って言うか(笑)。
現役時代はあんなに寄らば切ると言うように人を寄せ付けない様子だったので、今のこの誰彼構わず話しかけている姿は少し意外でもあり微笑ましく思います。
52代が言うように鬱陶しく感じる時もあるだろうけど、他人のお節介はされるうちが花。
よっぽど迷惑なことではない限りは、耳を傾けていれば自分にプラスになるはずです。
明日の14日目は。
玉鷲―翔猿
北勝富士ー若隆景
高安ー豊昇龍
明日、玉鷲が勝って、後の二人が負ければ玉鷲の2度目の優勝が決まりますが、どの取組をみても一筋縄ではいかぬ雰囲気が漂っています。
玉鷲に2度目の優勝をしてもらいたいけど、高安に初優勝させたい気もするし、大穴で北勝富士が持っていく線もなくはないような気もするし。
最後まで気の抜けない、残り2日の土俵です。