令和四年 九月場所 五日目
先場所限りで引退を発表した元魁聖こと、友綱親方。
初めての向こう正面は、暴露話を手土産にした面白トーク全開の解説となりました。
【張り紙】
ん?
何々?
”<注意> 只今、碧山4連敗中”
ヤバい、誰か殺される……。
五日目に初日が出た碧山に、東の方屋の人質じゃなかった力士は一先ず胸を撫で下ろしたことでしょう。
しかし現状は1勝4敗。
いつ事態が暗転するかはわかりません。
【最悪の事態】
佐藤「碧山、恐ろしいですね~。」
舞の海「恐ろしいですね。」
佐藤「もしも…こんなこと考えたくもありませんが…」
佐藤「もし、碧山が全敗でもしたら、支度部屋はどうなるでしょうか。」
舞の海「……。」
舞の海「皆殺しでしょうね。」
佐藤「ガクガクガク」
誰かを殺しかねないけれどとてもいい人な碧山(魁聖談)
魁聖の奇妙な褒め言葉のせいでとんでもない事を暴露されていましたが、碧山といえば場所前はバラエティ番組に出演してましたね。
よくは見ていませんでしたが、芸能人相手の力対決で優勝していたじゃないですか。
わたしあれ見て碧山が好きになりましたよ。
芸能人を相手にしても全く媚びずに勝ちに行く姿勢。
あの姿は好感が持てました。
実際に時折、優勝争いに顔を出す実力者。
誰も殺さずに済むように土俵で力を出し切って、益々活躍してほしいと願っています。
解説デビューを暴露話で飾った魁聖は人の良さは現役時代からよく知られてはいましたが、やはり魁聖はラテン人です。
真面目なんだけどどこかあっけらかんとした奔放さと楽天的な様子が話し方からも感じられて、聞いている方も大らかな気持にしてくれます。
日本っぽいんだけど、どこかが違う。
例えるなら、海外で食べる和食のような、ちょっとどこかに違った味を感じて日本で食べる和食とは違うんだけど、でもこれはこれで美味しいような…。
意外と癖になる不思議な味わい…。
どんな親方になるのか、これからまた楽しみなところです。
序盤戦終了の五日目に横綱は玉鷲に完敗の2敗目。
好調玉鷲の5連勝に、2度目の優勝もありそうな気がしてきた、中盤戦です。