令和四年 九月場所 四日目
行き交う人の波。
一瞬の隙を狙う、魔の手がいつもどこかで狙っています。
【甘い罠】
白鵬「こんにちはー」
白鵬「ちょっと今お時間いいですかー?」
白鵬「5分だけ、5分だけお時間いいですかー?」
明生「じゃぁ、5分だけなら・・・。」
付け人「関取り、これ、キャッチっすよ。」
以前は街中で時折、声をかけてきたキャッチセールス。
最近は取り締まりが厳しくなったのか、それとも私が対象から外れたのかわかりませんが、ずいぶんと見かける機会も減りました。
キャッチセールスならぬ白鵬からのキャッチアドバイスは何かもらえたでしょうか。
横綱相手に善戦はしたものの、今日は一歩及ばず。
照ノ富士らしい決め倒しにあって2敗目を喫しました。
膝の調子が気がかりな横綱も捕まえてしまえば、膝への負担も少しは減すことができます。
貴景勝の激しい張り手や、宇良の20年ぶりの伝え反りなど、血沸き抜く踊る熱戦が見られた4日目土俵ですが、今日はその外側に目がいってどうも集中できません。
熱戦が繰り広げられる土俵のそばに映る、ご婦人の奇怪な髪形。
みやぞんの倍はあろうかというほどに膨らんだリーゼントを上回る大きなヘアースタイルに目は釘付けに。
時折、横を向くその様子に「後ろはどうなているの?」「タクシーに乗り込むときはどうしてるの?」「トイレのドアにはぶつからないの?」アレコレと興味を掻き立てられて、気が付けば土俵はすでに勝負あり。
そもそもあれは、地毛なのか?かつらなのか?
久しぶりにオンタイムで見ていた大相撲観戦はいつしか「地毛かかつらか?論争」が勃発。
お茶の間は大いに紛糾しますが、結局その真相はわからぬままに四日目の土俵は打ち出しへ。
我が家の4Kテレビだったならと、唇をかみしめる四日目でした。