令和四年 大阪場所 中日八日目
場所も今日で前半戦終了。
熱戦続きの土俵では今日も、審判部を悩ます取り組みが繰り広げられています。
【指示を仰ぐ】
ザワザワザワザワ
審判長「あーもしもし。」
審判長「今の一番、白鵬は何て言ってた??」
審判長「うん、うん・・・・。」
審判長「取り直しだって。」
枝川「よし。そうしよう。」
解説白鵬と審判部の総意は一致。
白鵬もいつか審判席に座る日がやって来ます。
際どい土俵際に高らかに手を挙げる白鵬の姿が今から目に浮かぶようです。
今日で解説席も3回目(ですよね?)の登場となりましたが、すっかり緊張感も溶けてお口も滑らかに白鵬解説絶好調。
現役時代の型に対するゆるぎない持論を展開していましたが、解説のスタイルにも早くも型を身につけつつあるようです。
そんな正面白鵬と相対峙する向こう正面には、なんと白鵬にいいようにされっぱなしだった栃煌山が座るという弱肉強食的な組み合わせ。
そう思って見ているからでしょうか。
二分割の画面からも白鵬の圧を感じます(笑)。
しかし白鵬の話はやはり、道を究めた者だけが知ることが出来る物事の神髄が語られて、思わずなるほどそうかと、感心することがちりばめれれています。
型があるから他のいろんな事を試すことが出来る。
型を磨けば幅が広がる。
自分の型になるために命がけで動く。
なるほど。
天才と言えども、勝つために必死の毎日を繰り返していたということでしょうか。
ならば凡人は数倍数十倍に死に物狂いでやらなければなりません。
そんな稀なる才能を持った人は、往々にして妙な好みを持っていることがあります。
太田「え?高安がジューシー??」
白鵬「うん。食べちゃいたい♪」
人の好みは十人十色といいますが。
これをジューシーって(笑)
みずみずしいって(笑)
食べごろだって(笑)
白鵬、本当ですか。
みずみずしく、ジューシーで食べごろの高安。
一人勝ち抜けの8戦8勝。
食べごろの高安に舌なめずりした白鵬も、放送終了には御嶽海に寝返っていましたが、いや大丈夫。
食べごろということは今が旬だといことです。
自分に言い聞かせるような「気楽に、気楽に」という言葉が、逆に高安の心中を表すようで健気に思えますが、
後半戦もその「気楽に」のおまじないを胸に、乗り切っていってほしいものです。