令和三年 五月場所 九日目
場所も今日から後半戦。
後半戦最初の山場、照ノ富士対高安は、照ノ富士が難敵高安を際どい相撲で退けて、優勝争いは一歩抜き出た形に。
しかし残りはまだ6日。
まだまだ何があるかわからないのが大相撲。
何をするにも慎重さが求められます。
【決断】
・・・・・・。
う~~ん。
う~~ん。
髭、どうすっかな。
ここはひとつ、思い切って。
横綱昇進まで伸ばしてみっか・・・。
髭は剃らねばならないという規定はあるんでしょうか。
照ノ富士の無精髭はいつから伸ばしていたのか気が付きませんでしたが、ゲンを担いでいっそ横綱昇進を決めるまで伸ばしてみるのもいいかもしれない。
来場所は初日からワイルドな山男みたいになって土俵に上がってきたら、結構見た目でビビる力士が続出しそうです。
しかしここにきて、照ノ富士に1敗差で追っていた貴景勝が2敗。
あ~りゃこれは誤算だった。
今日の相撲は負けるようには見えなかったのに、大英翔からかわされ反応が遅れて痛恨の2敗目。
これは痛い2敗目。
今場所身体は良く動き、落ち着きもあるだけに今日の負けは悔やまれます。
しかし土俵の動きとは対照的に、毎場所毎場所、貴景勝といえば気になるのはこれです。
【渋滞】
のしのしのしのし
のしのしのしのし
のっし・・・、のっし・・・。
のっし・・・、のっし・・・。
貴景勝「しまったっ・・・!」
貴景勝「もう、追いつかれたっ・・・!」
後ろ、混んどりますがな。
いつも気になることではあるんですけど、これはワザとなのか。
それとも追いつこうとしても、前と離れてしまうのか。
どっちにしてもきっとすぐ先で、親方衆の群れに飲み込まれていることでしょう。
でも歩みは遅くとも貴景勝は大関としてよくやってますよ。
問題なのはこっちです。
【親戚】
正代「・・・・・・」
正代「・・・・・・」
正代「甥っ子って言っても・・・、あんま似てないんだよね・・・。」
正代「朝赤龍にさ・・・。」
付け人「朝青龍の甥っスよ。」
朝青龍と朝赤龍を兄弟だと思っていたのはもう遠い昔。
甥っ子の奴、昨日は内掛け、今日は外掛けと本領を発揮してノリにノッテきましたね。
伯父の朝青龍の面影ももちろんありますが、つり上がった野性的な目元はジャッカルにも似ています。
対する正代の目はなんとボンヤリとしたことでしょう。
先場所くらいからどうも目に力がないのが気になります。
こう言っちゃアレだけど、大関陥落したっていいじゃないか。
大関張るだけの力が今はないってだけのことなんだから。
グジグジしながら相撲を取るより、当たって砕けてドンとゆけ!
アレコレ考えるのは出来ることの全てをやった後です。
このまま照ノ富士が独走態勢に入るのか。
これから先照ノ富士の敵となるのは、自らも爆弾と呼んでいる自身の膝の状態となっていきそうです。