令和三年 初場所 十三日目
明瀬山の4年越し(5年??)の夢が、今日13日目の土俵で花開きました。
やったー!
幕内初勝ち越し!!
13日目で決めた見事な幕内初勝ち越し。
夢の8勝目を手にして軽やかに舞い上がります。
6連勝の後の5連敗にはとてもハラハラドキドキしましたが、あの全開の笑顔を見ると全てが報われたような気持ちになります。
おめでとう、明瀬山。
この温かなみっちゃんスマイルはコロナ禍でギスギスした世の中を救うことでしょう。
ほら。
もう早くもここに、みっちゃんスマイルに心掴まれた人が。
【抱きしめたい】
52代「明瀬山、ついにやったね。」
佐藤「はい。」
52代「感動したね。」
52代「今すぐにでも駆けつけてね。」
52代「ギューって抱きしめたい。」
佐藤「お肉、柔らかいでしょうね。」
いよいよ佳境に入った優勝争い。
土俵へと続く通路奥は、緊張に包まれています。
【兄弟子】
ドン
ドン
ドン
将豊竜「お前もずいぶん強くなったな。」
将豊竜「もう教えることは何もない、力いっぱいやりなさい。」
正代「はい。」
将豊竜も9人制の優勝決定戦、力いっぱいやりなさい。
しかしまぁ~、正代よ。
3日連続の薄氷の3連勝。
52代は勝てばいいんだろうと、悪びれたように正代の発言を受け止めていたようですが、きっと本人はそんな気持ちでもないと思うんですよね。
正代独特の相撲勘によれば、あの土俵際にも本人にしかわからない余裕のようなものがあったんでしょう。
本人に言わせれば反応がいいと言うことなのでしょうが、他人に言わせればまぐれの3連ちゃん(笑)。
そんな他人にはわからない妙な感覚で相撲をとっている様子を見て、在りし日の時天空の姿がダブりました。
どう考えても足技で自爆しただけの取り組みのリプレイを、食いいるように見ていた時天空・・・・・・。
取り口は違えど同じような妙な感覚で相撲と向き合う正代に、時天空イズムが感じられ一抹の不安も覚えます。
というか、あんな風土俵際を残していたらまた、足を怪我するのは時間の問題。
怪我のほとんどが土俵際にあり。
目の前の1勝にこだわりすぎて、その先の未来を棒に振るなよ。