令和三年 初場所 初日
【年男】
「あ。」
「明けましておめでとうございます。」
「明瀬山光彦です。」
「肉で言うなら熟成肉、丑年の年男です。」
熟成に熟成を重ねて、さらにうま味増す。
明瀬山の相撲はまさに年齢を重ねるごとに上手さを増しているじゃなですか。
差し手からの粘りある攻め。
まわしを求めながらもまわしにこだわらず、突っ張りを交える柔軟さ。
自分十分になれぬ時の辛抱強さ。
そして相手の圧力、瞬発力、そしてやる気。
全てを吸収してしまうあのスライムのような身体。
全てが今熟成の時を迎えて、今まさに円熟の時を迎えています。
再入幕を果たし、4年半前に新調した力士座布団も日の目を見ていることでしょう。
待てば海路の日和あり。
どんな日々も腐らずコツコツと。
立派だな、光彦。
頭が下がるよ。
でも、光彦よ。
化粧まわしが長すぎやしないか。
まるでスケバンのようだよ。
きっとスケバン刑事の南野陽子よりも丈が長いよ。
でもそれがきっと流行に流されない光彦スタイルなんだね。
先が見えぬ時だからこそ、自分を貫くことが大切なんだね。
初場所から、光彦にはたくさんのことを学ばせてもらいいているよ。
ありがとう光彦。
でも今場所はブログを書くことが出来なさそうです。
コロナの第3派もかなり厳しいことになっていますが、無事に15日間場所が行われることを祈っています。
皆、健康で怪我なく終えることができますように。