令和二年 十一月場所 九日目
毎場所、大相撲中継を見ていても、どうしても顔や名前を覚えられないという人が、一人や二人はいるものです。
【君の名は】
アナウンサー「鏡山さん。優勝の行方は貴景勝、有利とみていいでしょうか。」
鏡山「ええ・・・。」
鏡山「本人も大関の責任を感じながら・・・。」
鏡山「ア・・、アンタ、誰?!」
アナウンサー「三輪です。」
そうだった。
この人、三輪っていうんだった。
中日にストレートで負け越しを喫し、締め込みを赤に戻してきた炎鵬。
これで流れを変えられるか。
【捨て身の技】
炎鵬「・・・よし。」
炎鵬「捨て身の技で・・・。」
炎鵬「行くぞっ・・・!」
秘技ボイン攻め。
今さらながら、碧山のボインの大きいこと大きいこと。
炎鵬の頭より碧山のボインの方がはるかにデッカイじゃないですか。
しかし今日の炎鵬はその規格外のボインに正面から挑んで、待ちのぞんだ今場所初白星を手に入れました。
よかったね、炎鵬。
ボインはさぞ、重かったことでしょう。
今日は優勝争いの中心力士がともに土。
照ノ富士は高安の右へ左へと振られながら攻められ続け、悔しい2敗目。
元大関同士の小結対決は、高安の作戦勝ちとなりました。
結びの一番はまさかの番狂わせに。
大関貴景勝と対峙してもひるむことなく真っ向勝負の突き合いを制し、インタビュールーム入りの翔猿。
先場所の大活躍も記憶に新しい翔猿ですが、この人の独特なしゃべり方を聞いているといつも、星野源のうそ太郎を思い出すのはなぜだろう。
1敗は、貴景勝、宝富士、志摩ノ海
2敗に、照ノ富士、竜電、千代の国
優勝の行方がちょっとわからなくなってきましたが、いつのまにやら明日はもう10日目です。