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十一日目 横並びの終盤戦

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平成28年 大阪場所 十一日目





や~っぱりね~ぇ。


稀勢の里、白鵬に完全に攻め手を封じられ、横並びになってしまった優勝争い。







【完敗】

白鵬「あ。稀勢の里。」







白鵬「しめしめ、ビックリさせてやろう。」









そろ~り、そろ~り。













白鵬「わっ!」

稀勢の里「ドキン!!」







おいおい、待ったとまったく同じ流れだったじゃないか。


どうも琴奨菊に変化したあたりから、立ち合いのバランスが崩れたのかそれともやっぱり白鵬を前にするとビビってしまうのか、快進撃を続けていた人とは思えない体の動き。


TV画面からはわかりませんが、白鵬って仕切りを重ねるごとの圧迫感がものすごいのでしょうか。


稀勢の里、今日のゲスト野村忠宏も言っていましたよ。


「強くなるためには、勝たなければならない責任を受け入れることも大切」だと。


もう一皮むけるためにも、白鵬プレッシャーを乗り越えて、己に課せられた優勝を手に入れるのです。


そしてオレンジ色の熱い応援の重圧も受け入れるのです。


まだ場所はこれからが終盤戦。


もう一度白鵬と対決する腹づもりをもって、一番一番勝っていけますように。







野村曰く、得意技は自分のピンチを救って、自分を強くしてくれる技。


それならば豪栄道なもう、得意技は首投げでいいんじゃないですか。


攻め込まれているときも、今日のように攻めているときも、豪栄道の隣にはいつも首投げがいるじゃないですか。


得意技→右四つ・寄り 


なんて、プロフにはありますが、右四つが得意ならばこう頻繁に首投げにお目にかかることもないようなきがします。


起死回生の捨て身の技ですが、そのスタイルもそれがきっと豪栄道流なのでしょう。


首投げ得意宣言することで、新たな自分の強みが見えてくるかもしれませんよ。


そして明日はぜひともその得意技で、白鵬に2敗目を!!!







野村を見ると、あの篠原の世紀の誤審を思い出します。


柔道界の審判はどうも信頼出来ませんが、相撲の審判部は体を張って戦っているじゃないですか。







【生還へ】

藤島「皆さん。」







藤島「知っての通り、今場所はけが人続出です。」





藤島「このままでは、我々の身が危ない。それは行司さんも同じことです。」






藤島「そこでこれからは、身の危険を感じたら即座に逃げること。」








藤島「勝敗二の次、命が大事、です。いいですねっ。」

―――はい。






藤島「それでは皆さん、どうかご無事で・・・。」






でもありがとう、藤島親方。


光彦の大切な3勝目を拾ってくれて。





【判別】

呼び出し「え?尻と腹の区別がつかないって?」







呼び出し「どれどれ・・・。」







呼び出し「・・・・・。」









呼び出し「ホントだ。わからん。」







胸の下にあるのが腹、その後ろのが尻。


来場所はたぶん十両に戻ってしまうけど、力士座布団をごろ寝用で使わないように、また幕内に戻っておいで。


もっと鋭さと圧力を身に着けるのですよ。




へ~。


魁聖って三役に上がったことなかったんですか。


結構上の方にいたりするから、小結くらいしたことがあるのかと思ってました。


意外や意外。


でも真面目に頑張ってるから来場所は、新小結になるかもしれませんね。





【天井】

魁聖「あ~、勝ち越した・・・。」






「やれやれ。」








「お!」




「電球切れてる・・・。」






きっといい人・魁聖なら管理室に電球が切れていることを知らせに行くことでしょう。


それにしてもあんな高いところにある電球の交換ってどうやってするんでしょうか。


小型クレーンを館内に入れるのか。


案外上から交換できるようになっているのかも。






今日の野村の話は、三大関、稀勢の里・琴奨菊・豪栄道には特に為になる内容だったように思います。


舞の海の日和見的な解説はすっ飛ばしても、野村の強くなるための心のあり方はぜひ、すぐに聞いてほしい。


残り4日間に、すぐ役立つ内容です。




そして今一度、豪栄道、得意の首投げで白鵬から11勝目を挙げようではないか!




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