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十日目 絞られてきた優勝の行方

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平成28年 大阪場所 十日目




きたー!


きたー!!


きたー!!!





豪栄道、琴奨菊をすくい投げ 9勝目







白鵬、照ノ富士を寄り切り 9勝目






稀勢の里、鶴竜を小手投げ 10勝目












優勝争いはこの3人を中心に終盤戦へと向かうのか?




しかしこの三人、勝ちはしたけど危うい勝ち方だったのが稀勢の里。


たしかに横綱相手だったから当たり前の内容なのかもしれないけど、ちょっと動きが固くなり始めているか?






【弟】

高安「あ。豪栄道だ。」







高安「先場所とは、別人見たいに強くなっちゃって。」







高安「でも・・・。」






高安「優勝するのは、ハギ兄さ。」





高安、そううまく事が運ぶでしょうか。


まるで千秋楽のような取組が連日あるので、今が何日目なのかうっかり忘れてしまいそうになりますが、

まだ中盤戦が終わったところなですよね。


明日からようやく終盤戦。


マラソンで言ったら30キロ付近でしょうか。


誰がラストスパートをかけるのか、誰が落っこちていくのか。


ここらからがそれぞれの力士の真価が問われます。







大阪場所は豪栄道をはじめご当地力士への熱い声援が、場所の盛り上がりをヒートアップさせます。


そんな燃える大阪場所に、図らずも水を差してしまった、真面目なブラジル青年が一人。






【KY】

審判部「・・・おいおい・・・。」

魁聖「・・・・・。」






審判部「・・・まったく、なんだよ。」

魁聖「スイマセン・・・。」








審判部「どうしてここで、勝つんだよ。」

魁聖「スイマセン。」







審判部「ここがどこだか、考えなさいよ。」

魁聖「・・・・・スイマセン・・・。」











魁聖「はぁ~~~・・・。」





いやいや全く問題なし。


ご当地力士だろうが、人気力士だろうが、優勝争いだろうが、強い方が勝つだけです。


しかし、これがいわゆる『合い口』いうものでしょうかね。


あんなに力強く攻めたてていた勢が、魁聖にはなされるがままに。




魁聖、そんなに審判部に気を遣わないいんです。


よっし、そんな魁聖に終盤戦への景気づけに、くじを引いてもらいましょう。






【くじ運】

呼び出し「さぁ、クジだよ。ひいておくれ。」

魁聖「うん。」






ガサガサ。







魁聖「よっし!これは?」








呼び出し「ただのゴミだよ。」

魁聖「・・・・・・。」






がんばれ魁聖!リオオリンピックが待っている!!






今場所の幕内は若手力士の力の伸びも感じる場所となっています。


しかし、そこに大きな壁となって立ちはだかってほしいのはベテラン力士たち。






【乙女心】

「・・・アミちゃん、ひどい・・・」







「久しぶりに会ったのに・・・。」









「開口一番・・・。」










「老けたな。なんて・・・っ、ひどい!!」






老けるのは誰しもお互いさまです。


しかし、今場所の安美錦、動きに制裁がありません。


顔が老け込むのは構いません。


相撲はいつまでもいやらしくあり続けてほしい。


そして豪子も、いつまでもハツラツとしていてください。





そんな豪子と同い年の時天空に力づけるようなコメントを送ってくれた吉田さんありがとう!!


吉田さんが好きな時天空、放送を見て勇気づけられたことでしょう。






【密室の行為】

吉田「親方、ちょっと失礼します。」

二子山「は?」






吉田「よ・・・っと。」





プス――――――。








二子山「え!いま、スカシました?!」

吉田「うん。」








明日は何と、白鵬ー稀勢の里。

勝て!勝つんだ!!キセ!!!







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