令和二年 七月場所 千秋楽
誰が勝って誰が負けると、優勝の行方がどうなるのか。
優勝への道筋を掴めぬままに千秋楽へ突入した、七月場所。
おやおや?
混沌としているのは私だけではなかったようですね。
【福引き】
ガヤガヤ ガヤガヤ
若者頭「さあさあ。十両で頑張ったみんなに、ご褒美の福引きだよ!」
若者頭「豪華景品が当たる、大盤振る舞いだよ!さあ、引いて引いて!」
千代ノ皇「当たりました。」
明生「ボクも当たりました。」
水戸龍「おれも当たりました!」
「何が貰えるんですか?」
若者頭「えぇとね・・・。」
若者頭「なんと当たりには、ポケットティッシュを1個ずつあげちゃいます!」
千代ノ皇「はぁああ??」
若者頭「ヨシ、お前。口ごたえしたから、もうやんない。」
千代ノ皇「何だよそれ。」
すごいね立浪勢。
大混戦の十両優勝に3人も絡んだ上に、みんなで西を引く抜く、引きの強さも恐るべきものがあります。
立浪勢での勝ち抜き戦も、爽やかな印象で部屋の風通しの良さがうかがえます。
6人にも及んだ十両優勝決定戦を制した明生も、復調を確かなものにして来場所は再入幕。
天空海も関取り復帰を果たし、豊昇龍も少しずつ力をつけてきて、立浪勢の益々の活躍が期待されるところです。
場所の終わった千秋楽。
勝ち越して帰る部屋と、負け越して帰る部屋。
その帰り道の足取りは全く違ってくるのでしょうか。
【家路】
豊山「さ、場所も終わった。帰ろう。」
炎鵬「・・・うん。」
炎鵬「・・・あ~ぁ・・・。」
炎鵬「嫌だな・・・。」
炎鵬「負け越したから、ママ鵬に叱られちゃうよ・・・・。」
豊山「大丈夫だよ。自分だって休んでるんだから。」
そうそう、ドンマイドンマイ。
ところでママ鵬。
今度はまたどえらくデカい弟子見つけたもんですね。
今度はなんと2メートル超え!
石浦、炎鵬の小兵から2メートルの大男。
ママ鵬の振り幅はデカい。
それより炎鵬。
来場所へ向けての対策に、舞の海を軍師として雇った方がいいかもよ。
もう完全に取り口を読まれているようです。
ここは一つ、小兵の知恵者に一肌抜いてもらっていい知恵授けてもらいなさいよ。
三顧の礼をもってお願いすれば軍師秀平、きっと力になってくれることでしょう。
それはそうと。
本当におめでとう!!照ノ富士春雄!!
勝ち越した時には、まさか優勝しようとは思ってもいなかったけれど、1勝1勝勝ち星を積み上げていくごとに、身体の張り艶が増し、自信を取り戻していく姿には感動を覚えました。
舞の海が言うように、今の照ノ富士の言葉には口先だけじゃない、深い気持ち心を感じます。
でも緊張の15日間はさぞ疲れたことでしょう。
お疲れさま。
どうぞ一息入れてください。
【ウーバーイーツ】
「はぁ~、疲れた~」
照ノ富士「ねえ。」
照ノ富士「ミルクティー頼んでくれる?」
照矢「ホットで?」
照ノ富士「ホットで。」
話題のウーバーイーツ。
国技館までやってくるのか??
配達員「お待たせしましたあ~~。」
配達員「熱いんで、お気を付けください。」
照ノ富士よ心ゆくまでアフタヌーンティーを楽しんでおくれ。
始まるまではどうなることかと思った7月場所でしたが、今場所は記憶に残る場所となりました。
新大関の朝乃山も優勝こそ逃しましたが、12勝3敗は立派な成績。
大関の役目を十分に果たすことができました。
正代も最後はいつものニヤニヤ顔に戻りつつも、初優勝、大関昇進への欲は来場所にも持ち越してくれることでしょう。
同じく三役大英翔や御嶽海も、足場を固めながら次のステップを狙い始めて、コロナで止まっていたかのように見える大相撲界の地殻変動は間違いなく始まっている模様。
早くも来月13日には初日を迎える九月場所。
その頃にはどんな状態で場所が開催されるのか、手探りの日々は当面続きそうですが、土俵上では変わらず熱戦が繰り広げられることと信じて、七月場所の終わりとしたいと思います。
角界の皆さま、好角家の皆さま、お疲れさまでした。
そして今場所もお付き合いくださいまして本当にありがとうございます!!!
何かと気の抜けない日々が続きますが、また皆さまと大相撲を囲んで来場所もワイワイ楽しめる時間が来ることを楽しみにしています。
どうぞ皆様もお身体にはくれぐれもお気を付けてお過ごしくださいね。
大相撲万歳