Quantcast
Channel: 行司のブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 502

十四日目 援護射撃

$
0
0

令和二年  七月場所  十四日目

 

 

 

 

 

 

【異例】

太田「7月場所もあと残すところ2日です。」

 

 

 

 

 

太田「しかし、皆さんお気づきでしょうか。」

 

 

 

 

 

太田「今日から日付は8月です。」

 

 

 

太田「7月と名乗りながらのこのような事態。これで本当にいいのでしょうか。」

尾車「だって、しょうがないじゃん。」

 

 

 

 

偶数月に相撲を見るちょっと不思議な新感覚。

 

 

8月に突入した7月場所もいよいよ佳境。

 

 

注目はもちろんこの力士に集まります。

 

 

 

 

 

【時の流れ】

ザワザワ ザワザワ

 

 

 

 

 

 

ザワザワ ザワザワ

 

 

 

 

 

 

照ノ富士「!」

 

 

 

 

 

照ノ富士「・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

照ノ富士「取り組み表、見して。」

 

 

 

 

 

照ノ富士「・・・・・・。」

 

 

 

 

 

照ノ富士「隠岐の海か・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

照ノ富士「アイツも、老けたな・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

なんの、なんの。

 

隠岐の海歩、御年35歳。

 

まだまだ現役。

 

今まさに伸び盛りです。

 

 

 

 

 

 

【人生設計】

隠岐の海「明日で10勝・・・。」

 

 

 

 

 

隠岐の海「俺もいよいよ、大関取りか・・・。」

 

 

 

 

 

隠岐の海「35で大関昇進・・・。」

 

 

 

 

 

隠岐の海「・・・・・・ヨッシ。」

 

 

 

 

 

隠岐の海「40までに、横綱、いける!」

 

 

 

 

この頃、隠岐の海が調子に乗ってきた時に見せる、一人悦に入ったような顔を見るのが気に入っています。

 

いやいや隠岐の海。

 

冗談抜きでやれるかもよ大関昇進。

 

なんかこの人は一人、大河の流れのごとくゆったりとした時間軸で生きているような、普通の物差しでは計り切れないようなところがあります。

 

まずこの怪我量産時代の現代において、大きな怪我に見舞われることなく土俵に上がり続けていること自体で名馬の素質ありです。

 

それでけにおいても、無事これ名馬。

 

その上粘着質な四つ身の相撲は大いなる武器となります。

 

あとはやる気次第。

 

そのやる気がどのくらい継続するかで、「隠岐の海、不惑の横綱誕生」が現実のものとなるかが決まりそうです。

 

人生100年時代。

 

隠岐の海が新しい大相撲史を作り上げていくか。

 

まずは千秋楽の10勝目にかかります。

 

 

 

 

 

 

 

懸けるといえば、今日のこの一番。

 

伊勢ヶ浜名物の援護射撃が久しぶりに戻ってきました。

 

 

 

 

 

【援護射撃】

照強「よっし!援護射撃、行くぞっ!」

 

 

 

 

 

照強「ふぅ~~~」

 

 

 

 

 

照強「ハアアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

 

 

 

 

 

照強「照ノ富士がんばれ~~~~~~~~~~~~」

 

 

 

 

 

熱いね!

 

伊勢ヶ浜軍団。

 

そう言えば石原軍団が解散するとか。

 

たけし軍団もよくわからなくなった今、日本を代表する軍団は伊勢ヶ浜軍団だけとなりました。

 

 

 

 

熱さで言えば今日の正代も燃えていました。

 

すっかり正代のことを忘れていましたが(笑)、おぉまだ優勝の望みがつながっていた上に、今日は照ノ富士戦だったんだね。

 

すごい君にこんな気迫が隠されていたなんて。

 

いいじゃないか、その気迫。

 

本気で大関の階段を上る決心をしたんですね。

 

人生、チャンスは早々巡ってきません。

 

今場所のこのチャンス、顎をあげても胸を反らせてもいいから、是が非でも掴みとれ!

 

 

 

 

優勝争いの方は頭が悪いので、誰が勝って誰が負ければ、誰が勝つのかわかりませんが、先が読めぬままに突入する千秋楽は血沸き肉踊ります。

 

 

 

 

 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 502

Trending Articles