令和二年 七月場所 十三日目
増加の一途をたどる新型コロナウイルス。
各地で過去最高の感染者数が確認される中、国技館でも感染予防を呼びかける東京都からの垂れ幕が、土俵を1周2周と回ります。
人間の行動力を利用して、日本中世界中へと広がり続けるコロナウイルス。
ここで今一度、一人一人に出来ることの確認です。
【心の距離】
ヒソヒソヒソヒソ
玉垣「なんか、遠かですなー。」
玉垣「あーこれが、あれでしょ。」
玉垣「あのソーシャルですかんす、とか言うとでしょ? ね、親方。」
伊勢ヶ浜「・・・・・・。」
伊勢ヶ浜「うるさいよ。バッテン荒川。」
玉垣「ひどかー。」
仕事中もなるべく離れてマスクして。
屋内でも死にそうになるほど苦しくなることが多々あります。
でもマスクしてると女性の声って聞き取りづらいのよ。
でも大きな声は飛沫が飛ぶし。
じゃあ一体どうすりゃいいのさ、この私。
暑さも加わってイライラも募ります。
梅雨も明けて暑さMAX。
あんまり暑いとボーっとしてくるものです。
【探しものは何ですか】
52代「しかし、ここまで照ノ富士が勝ち進もうとは・・・・・・、あれ・・・?」
52代「・・・あれ?」
大坂「どうしました?」
52代「おかしいな・・・、扇子がないんだよね・・・。」
大坂「北の富士さん。」
大坂「右手にお持ちです。」
52代「あ!ほんとだ!」
今日まさにこれをやりました。
携帯がない、携帯がないって言いながら右手に携帯持ってました。
暑さと月末のせいです。
きっと。
なんとまぁ!照ノ富士!!
幕内復活の今場所で優勝争いに単独トップに立ってしまうとは!
朝乃山と並びたった土俵では、明らかに照ノ富士に貫録と気迫を感じました。
その印象そのままに互いに四つに組んだ、上手からの攻めには強い信念すら感じたものです。
怪我を負い、身体を痛めて序二段まで番付を下げながらも一歩ずつここまではい上がってきた、元大関。
想像を絶する苦労があったことは照ノ富士の表情からもうかがえます。
以前は他を認めぬような突っぱねた強さが印象的でしたが、今は顔つきにどこか深みのある大人の顔になりました。
場所の前半の特集で照ノ富士が「これが自分の人生なんだ」と話していたのが今も耳に残っています。
挫折を受け入れ、正面から困難と対峙する。
誰の人生でも起きる辛い時期。
「艱難は汝を玉にす」 といいますが、艱難も自分の人生として受け入れる勇気の大切さ、辛いことから逃げない信念の大切さを教えてもらいました。
照ノ富士、伊勢ヶ浜親方、ありがとう。
・・・ってまだ千秋楽じゃなかったよ。
今日もう千秋楽でもいいやって感じなんですけど。
あと二日あるんですね。
もう照ノ富士優勝で良くないですか(笑)。
いやしかし。
何が起こるかわからないのが大相撲。
土俵には白星黒星金星銀星と、色んなものが落ちています。
【拾い物】
克之「ん?!」
克之「何か落ちてる・・・。」
克之「あ!」
克之「フィニックスガムだ!」
ガサゴソ
克之「フフ。当たりだった。」
総一「・・・・・。」
フィニックスガム。
当たりが出たらもう1個。
明日、照ノ富士の復活優勝決まるか?!