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九日目 あっという間に4敗目の時天空

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平成27年 九月場所 九日目





忍さんに始まり忍さんに終わった九日目の放送。


目を閉じれば忍さんの笑顔が浮かび、耳をすませば小林旭の「昔の名前出ています」が聞こえてくるような、敬老の日の今日はまさに忍DAY。


高い秋空、吹き抜ける秋風。


爽やかな秋の休日ですが、放送席には不穏な雲行きが漂っていました。




【席取り合戦】

若の里「好きで始めた相撲ですから、1日でも長く取っていたかったです。」

藤井「・・・そうですか。」






藤井「こうやってお話をしていますと、元若の里さんは本当に・・・。」






藤井「相撲がお好きで、相撲に一途・・・。だから・・・、舞の海さん・・・。」

舞の海「はい?」








藤井「これはあくまで提案なんですけどね・・・。」









藤井「正面解説は若の里さんに譲って、舞の海さんは向こう正面専門に戻りませんか。」

舞の海「・・・・・。」








舞の海「・・・また~ぁ。冗談きついんだから~ぁ。」

藤井「いや、本気で。」






放送席の下剋上。


解説もお話もとっても上手な若の里、藤井さんもとても喜んで、若の里本人もまた来たいと前向き発言。


人となりも実績も素晴らしい若の里は、相撲にも人間性が解説にも人間性が現れます。



ネコだましに八艘飛び、風見鶏のような相撲解説。


こちらもやはりよく人間性が表れています。


どうする舞の海秀平。



津軽の先輩として守り切れるのか?正面解説。

ここはひとつ視聴者に信を問うてみてはどうだろうか?


力士応援番付ならぬ、解説者応援番付。


インターネットで正面解説に座ってほしい人にポチッと一票。


52代も巻き込んで、放送席の戦国時代の幕開けです。






現役力士で一番たくさん若の里と相撲をとったのが時天空。


もうそろそろこういう記録物に名前が出てくるようになりましたね。


ところで若の里、時天空はまだまだ若の里と相撲をとりたかったと言っているのに、どうして「時天空とまだまだ相撲をとりたかった」って言ってくれないのですか?


社交辞令も上手に言えそうな若の里なのに相撲が大好きな若の里なのに、その言葉を口にしないところにもう時天空との相撲は腹いっぱい、という本音が透けて見えました(涙)






【座席】

時天空「あ、出番かな。」






時天空「まだいいか・・・。」






時天空「じゃぁ、よっこらしょっと・・・。」







時天空「ちょっと・・・。詰めて、詰めて。」

浅香山「あっちに座れよ。」




今日もチケット完売。


満員札止め。








【登場】

誉富士「あれれ?」






誉富士「時天空がまだ来てないよ。」




誉富士「まだ支度部屋で寝てんのかな?」






時天空「とうっ!お待たせっ!」

誉富士「どこから来てんだよ。」






何がしたかったのかわからないままに土俵を追いやられてしまいました。


でもそうです、若の里の36歳はまだまだ力が出ていました。


時天空は怪我はないんだからさらにまだまだやれるはずです。


脚も手も飛ばしながら、満足のゆくまで現役生活を楽しんでください。


その意気、その意気です。






【とばっちり】

稀勢の里「おい!白崎!」

白崎「・・・ハイ・・・。」





稀勢の里「今日こそは、ちゃんと答えろよ。」





稀勢の里「その髪は、パーマか天パーか、どっちだッ!」

白崎「・・・・・・。」







白崎「・・・天パーです・・・。」

稀勢の里「ムッフ~、ムッフ~。」





稀勢の里、これで荒い鼻息は収まりましたか?


ついでに稀勢の里、土俵際の詰めの甘さを治せば、黒星は半分くらいに圧縮できるはずです。


半分に減るということは、優勝にぐっと近づくということです。


焦る気持ちを抑えて、一歩足をおくるだけで賜杯が目の前まで近づきます。


腰高、気持ちのコントロールなどいろいろ課題はありますが、とりあえずあと一歩を心掛けてみませんか。


全部一度に治すのは所詮無理です。


まずはその鼻息落ち着かせて、やれることから一ずつ積み上げていったらいいじゃないですか。


部屋には頼れる西岩親方がいますよ。








ところでところで、放送中に紹介された「対白鵬戦の勝敗表」ですが、白鵬と朝青龍の勝敗数が間違っていたとかで、訂正が入りましたね。


あの訂正、テレビで見ていた白鵬が電話してきたんじゃないですかね。


土俵にいない白鵬ですが、どこからかあの目が注がれているようで、違った緊張感が漂います。






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