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中日 歯を食いしばって寄り切った5勝目の時天空

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平成27年 九月場所 中日。





シルバーウィーク真っ盛り。


中日の国技館は、放送席にレジェンドの登場で沸き立ちました。






【人だかり】

わーわー。わーわー。





52代「ちょっと、すごい人気だね。」









52代「今から土俵に戻った方がいいんじゃないの?」

旭天鵬「いやいや。」




52代「おや?なんか聞こえる・・・。」





「幾三~!幾三~!」





白崎「ハハハ。呼ばれてますよ、幾三さん。」

52代「―。」






「幾三じゃネエ!」






♪幾三じゃネエ、丸メガネ、今日もなかなかお洒落だネ♪



旭天鵬の人気、さすがですね。


解説席でのよどみのない日本語は、モンゴルより日本生活の長さを物語っています。


しかし本当にいい顔してますよね。


占い師も褒めそうなほど、いい人相ですよ。


まだ親方ってのはピンと来ないけど、必ずやいい力士を育ててくれることでしょう。


土俵にいないのは未だに結構寂しいのですが、指導者の旭天鵬もとても楽しみです。







そんな旭天鵬が放送席から、「出なきゃ、出なきゃ」とヤキモキさせた時天空の取り組み。


さすが旭天鵬お兄さん、引退しても時天空君のことを心配してくれているんですね。


ありがとう、お兄さん。


時天空に代わって礼を言います。

お兄さんがいなくなった今場所は、時天空君本当によく頑張っていますよ。




【秋の味覚】

蒼国来「時天空!時天空!」






蒼国来「これちょっと見てよ。」

時天空「あ?」






蒼国来「・・・松茸が生えてる。」

時天空「なに!松茸?!」






時天空「俺にくれっ!」





松茸はそうそう食べませんが、秋の味覚秋刀魚は美味しくいただいております。


脂がのって美味しい塩焼きですが、日本の秋刀魚の漁獲量が減っているそうですね。


台湾や中国もたくさん秋刀魚を食べるんだとか。


消費量も漁獲量もはるかに日本を上回っているらしいので、そのうち秋刀魚も松茸のように秋の高級食材になってしまうかもしれません。


モンゴル出身の時天空はきっとお魚類は苦手でしょうから、秋刀魚よりいつでも肉でしょう。


そんな時天空は今日はお兄さんをやきもきさせるほど慎重に攻めました。


動きのいい蒼国来の下手を徹底的に警戒しての寄り切り。


寄り切るときのあの食いしばった表情も、結構好きです。






時天空「あー、力水は旨い。グビグビグビグビ。」






時天空「グビグビグ・・・。」





時天空「・・・え?」






時天空「・・・柄杓の中に・・金魚が・・いた・・。」

呼び出し「お祭りですくったんだよ。」







両国は今日はお祭りだったんですね。


粋なはっぴ姿に神輿担いでいいですね!!!


秋はあちこちでお祭りが行われますが、あんな風景を見るとホッとします。


都会の景色は変わろうとも、季節の風景は変わらずそこにあってほしいと願うばかりです。






【重み】

「今日も勝った・・・。」







「・・・・・・。」




「あ・・・。」







「重い…♪」



一人横綱ならぬ、一人ぼっち横綱。


鶴竜を見ているとどうしてもそんな風に見えてしまいます。



横綱の責任を・・・なんて真面目に考えすぎないで、ここはいっちょ懸賞金を独り占めするぞ♪くらいの気持ちでいいんじゃないでしょうか。


今の調子で進んでいけば横綱での初優勝も手にできるような気がします。





明日から場所は折り返し。


明日の時天空の相手は誉富士。


今場所の誉富士がどうなのか実はさっぱりわかりませんが、時天空が自分の相撲にだけ集中すれば、いつでもどこでも誰とでも白星を手に入れることができるはず。


後半戦もこの調子でがんばれ!時天空!!!






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