平成27年 九月場所 七日目
なんと七日目の時天空は2度取り組みをするダブルヘッダー。
【ハッタリ】
「おい、北太樹。」
「この鍛え上げられた胸筋を見ろ。」
「・・・・・。」
「どうだ、怖いだろ。」
面構えでは勝ちましたが残念ながらまたも北太樹に負け。
どうしてでしょう。
今場所の北太樹はまた股関節の調子が悪くて、星も上がっていないのに・・・。
苦手の理由は意外なところに。
【理由】
時天空「・・・・・・。」
時天空「・・・・・・。」
北太樹「あっらー。」
好き嫌いを通り越したところに苦手な顔ってありますよね。
私が苦手な顔は力士でいうと、実は輝です。
ただ単に顔だちが苦手なだけであって、好き嫌いとはまた別の話です。
ところで北太樹は若いころはイケメンだったようですね。
あ、もちろん、今も渋さがさした男前です。
ところでこの北太樹。
だんだん誰かに近づいているような気がしてなりません。
【他人の空似】
時天空「あ~ぁ、負けちゃったよ。」
時天空「あ、この人は・・・!」
時天空「嵯峨司!!」
時天空「す、すみません。人違いでした・・・。」
一場所ごとに、嵯峨司に近づいているような気がしてなりません。
体勢を低く頭から相撲をとる証の勲章のようなものかもしれませんが、最近心配は増すばかりです。
脚や股関節のケアも大変でしょうが、どうか頭皮も大切に。
【話の輪】
ワイワイ。
佐ノ山「あれ、買いましたよ。スーパーマリオメーカー。」
境川「お、ついに買った?」
境川「あれ、めっちゃ面白いよなー。おれ稽古見ないで毎日やってるもん」
佐ノ山「マジっすか。」
井筒「なに?マリオの何?」
佐ノ山「えー、井筒さん知らないんすか?」
境川「あー、ごめん。知らないと、この話無理だわ。」
井筒さん大丈夫です、実は私も全く知りません。
先日人に聞いて初めて知りました。
あのマリオを自分でゲームを作れるんだとか。
ブロック積んだり、アイテムやキャラクターなどを自由に組み合わせることができるんだそうですね。
マリオは子供の頃に友達の家でやってましたが、あんまりテレビゲームにハマらなかったです。
でも唯一ハマったゲームが、「大相撲」でした。
一晩で大関まで登りつめたとき、子供心に出世した!!と腹の底から実感しました。
思えばあの時から、相撲が好きだったのかもしれません。
【国際色】
太田「今日の放送席は外国の方をお呼びしています。」
太田「え~・・・。」
太田「Have you ever watched sumo?」
外国の方「お久しぶりです。太田さん。」
太田「・・・・・・。」
太田「ちょっと、スミマセン。通訳入れてください。」
太田「え?今の日本語?え?琴欧州?」
どうにもこうにも、未だに鳴戸親方という響きがピンときません。
しかし今や新聞にも目を通すとはすごいです。
覚悟を決めて日本にやってきて、言葉をもわからないまま角界に飛び込み、そこでやりぬく精神力。
生半な根性でできることではないでしょう。
退路を断って相撲に臨む日本人力士どのくらいいるんでしょうか。
まず相撲を選ぶ決意の段階で、ずいぶんと差がついているような気がします。
その結果が日本人力士の優勝を遠ざけているのでしょう。
でも私は今となれば、外国人力がいてよかったと思います。
だってもし日本人ばかりだったらおそらく、ずいぶんとレベルが低い状態になっていたんではないでしょうか。
なぁなぁまぁまぁの馴れ合いが度を増して、形式だけを引き継いでいるような状態になっていたかもしれません。
身体を使った勝負事には、何が何でも一旗揚げてやる!というような強いハングリー精神がなければとても無理です。
その種火を絶やさずに今につなげてくれた多くの外国人力士の存在は、角界にとってとても大切な存在になっていると私は思います。
話は変わりますが、開眼の嘉風が巻き起こす、嘉風旋風はついにオーチャンを弾き飛ばし勢いはMaxに。
楽しんで全力を出仕切ることができれば、人は己の限界を超えるようです。
今場所の嘉風はどうやらチャクラが開いています。
嘉風その爽快な心持ちをよかったら、豪栄道にも教えてあげてください。
今日の負け残りの姿には、もはや魂は残っていませんでした。
幽体離脱しそうな魂をどうにかつなぎとめて、取り組み中に口から魂吐き出さないように8日間、意識をしっかり脇はしっかり締めて取り組んでほしいものです。
そして明日の時天空は、蒼国来。
今場所の蒼国来は体の動きがとてもいいようです。
だがしかし、時天空も体の調子はよろしいはず。
先に仕掛けて自分のリズムでリードしていけば必ずや、5勝目を手にすることができるはず!!
時天空の間合いで相撲を進めよ!!!