令和二年 初場所 十二日目
今日は生暖かい空気に覆われて、気温はなんと20度近く。
梅の花も咲きはじめ、これはもう季節は春。
【春の訪れ】
竜電「あ!」
竜電「カエルだ!」
竜電「あれ?」
竜電「なんだ、千代丸か・・・。」
千代丸「ケロロ」
そんなカエルのようなまわししてるから。
今年の啓蟄は3月5日。
こんなに暖かいと啓蟄を待たずいろんな生き物が目を覚ましてしまいます。
【口笛】
徳勝龍「ピーピーピー」
徳勝龍「ピーピー・・・」
徳勝龍「ハッ・・・しまったッ!」
危ない危ない。
もう少し遅かったらヘビが来てたよ。
ヘビを寄せつつ徳勝龍、11勝目。
ヘビを引き連れながら先頭を走ります。
それにしても「早すぎる春の訪れは、山里の動物たちにも変化をもたらしているようで。
【きつねと】
ハッケヨイ・・・・・・
炎鵬「え・・・!」
炎鵬「ちょっと待って・・・!」
炎鵬「たぬきって緑じゃないの?」
赤いきつねと緑のたぬき♪
もう緑の締め込みはしないのかい?
精神面で疲労を感じ始めた正代。
15日間に及ぶ戦いは心身ともに大きなダメージを与えます。
そんな一人土俵で戦う力士を、陰になり日向になりながら支える人がいます。
それが付け人です。
【付け人】
正代「じゃあ、行ってきます。」
付け人「行ってらっしゃい。」
正代「・・・・・・」
正代「あの・・・。」
正代「終わるまで、待っててよ。」
付け人「ハイ…、ハイ。」
さて。
付け人はちゃんと待っているのか。
【視線の向こう】
「よし。早いとこ相撲とって・・・。」
「さっさと帰ろう。」
「ん?」
「おい!先に帰るなよ!」
ついこの前まで正代も時天空の付け人をしていたのに。
いつの間にかこんなに立派になっちゃって(涙)。
時天空の背中をタオルで拭いていたのはつい先場所のことのようです。
残り3日。
正代の相撲に時天空のご加護がありますように。