令和元年 名古屋場所 中日八日目
場所の中日は恒例のゲストの日。
長きにわたり女子レスリング界でその頂点に君臨し続けた、伝説のアスリート。
吉田沙保里さんをゲストに招いての放送です。
【スカウト】
船岡「舞の海さん。」
舞の海「はい。」
船岡「吉田さんのお話、大変ためになるものばかりですね。」
舞の海「はい。とても貴重なお話ばかりです。」
船岡「あの、吉田さん・・・。」
船岡「部屋、開きませんか?」
吉田「えぇ!」
いや本当、マジで。
誰か吉田沙保里に名跡譲ってやって!
そして親方になってもらって!!
稽古場の上がりに腰をおろして、弟子の稽古に目を光らせる沙保里親方。
いいじゃないですか!
弟子の肩に乗っかって、階段を駆け上がらせる沙保里親方。
いいじゃないですか!
やっぱりその道を究めた人の哲学というのは、全ての道に通じるものがあるのですよ。
小さな枝葉の事に囚われることなく、本筋を語る極めてシンプルな内容はアスリートでなくても胸にガンガン響きます。
特に今日の私に響いた言葉は、
「弱点を鍛える」。
たしかに目を向けるとしんどい短所や弱みは、そっと真綿にでもくるんで一目のつかぬところにしまっておきたいものです。
でもそこから目をそむけ続けていても、いつまでたっても変わらないまんま。
明日の自分をより良くすることなど到底出来っこありません。
弱点と対峙するのは勇気のいることだけど、己を成長させるために絶対に必要なこと。
吉田さんの言葉を胸に、逃げずに前に進んでゆこうと思います。
沙保里親方、ごっつあんです。
そんな沙保里親方と旧知の中の横綱白鵬。
おやおや横綱。
何してるんですか。
【侵入者】
ガチャ。
・・・こんにちは~。
誰かいませんか~・・・?
しめしめ。ここは留守だな・・・。
横綱、入室の様子がまるで空き巣(笑)
そうでした。
白鵬と吉田さんは長い付き合いでした。
傍から見れば頂点に立つ人は燦然と輝く存在で眩しいばかりですが、その場に立っていればこその苦悩や不安もたくさんあるのでしょう。
それを分かち合うことができた同世代の二人。
互いに貴重な存在です。
ラストサムライならぬラスト大関となった高安。
おいおい肘は大丈夫なのか?
数々の力士の腕を葬ってきた腕力の強い玉鷲ですから、きっと相当にきまっていたと思われます。
一晩寝たらその怪我の程度がわかるとか言いますが、明日になったらラスト大関もいなくなり、ついに誰もいなくなる事態になってしまいそうな予感が漂う場所の折り返しです。