平成30年 九州場所 九日目
満員御礼が下がる場内。
ご婦人、何をお探しですか。
【視線の先】
ザワザワザワザワ
52代「ん?」
52代「・・・・・・。」
52代「はは~ん。アレだな。」
アナ「何ですか?」
52代「寺尾、探してるんだよ。」
アナ「あ~。なるほど。」
しっかり寺尾は見えましたか?
わかりますよご婦人そのお気持ち。
双眼鏡持ち出してまでも探し出したくなるその気持ち。
どうせ見るならいいものが見たいですものね。
数年前、巡業で来ていたのが兄の井筒だったとき、心底がっくりしたの覚えてますもの。
せっかく生で見られるのなら良いものがいいに決まってますもんね。
しかし錣山親方、56歳なんですね!
これが56歳。
まだ40代なのかと思ってましたよ。
還暦まであと4年とは到底見えない若々しさと軽さ。
人生100年時代に突入したんだと、今ここではっきりと感じました。
錣山親方は阿武松がこれまでもこれからもライバルだとおっしゃっていましたが、阿武松はどこか爺臭さが鼻につきます(失礼)
ライバルだからって爺臭さまで競い合ったりしないで、これからも爽快で若々しくいてくださいね。
しかし、大相撲の出身地って結構自由なんですね。
まるでふるさと納税のようですね。
ふるさと納税では行き過ぎた返礼品が問題視されていますが、力士の皆々様はどういう経緯であれ出身と名乗った以上は故郷の期待に応えて努力を続けてほしいものです。
ところで本日の錣山解説、気になることを言ってましたね。
【胸騒ぎ】
ワーワーワーワー
イチン「!」
イチン「・・・誰か・・・。」
イチン「僕の噂してる・・・・・・。」
野生の感が的中。
イチン、錣山が「イチン左四つ改造計画」を打ち出しましたよ。
イチンは右ばっかり使ってるんだって。
いつだったかイチンが左四つに組んだら攻めが良かったんだって。
だからイチンは左四つに変えた方がいいんだって。
でもその改造にはあの軽口の舞の海さえも二の足を踏むほど、覚悟がいるリスキーなことだって。
どうする?イチン。
いつも右で電話してたのを左に変えるよりきっと大変なことらしいよ。
ものすごく辛いらしいよ。
どうする?イチン。
舞の海はイチンにひらめきがあれば、って言っていたけど。
どう?イチン。
ひらめきはある?
って、本当に四つを変えるって大変なことなんでしょうね。
右利きから左利きに今更変えるようなもんなんですかね。
それで思い出しましたが、前々からわからないことなんですが、「根は左四つ」っていうじゃないですか。
あれは「根はいい奴」と同じようなものですか?
ということは「根は左四つだけど、今は右四つで相撲を取っている」ということですか?
野球で言えばスイッチヒッターみたいなものなんでしょうか。
とすると、イチンはスイッチヒッター・・・・・。
相撲はとうとう貴景勝が8勝1敗の単独トップで勝ち越し一番乗り。
おいおい、本当にこのまま貴景勝が優勝街道を突っ走るのかい。
もしかしてこの調子で勝ち進んで優勝インタビューでも、「良くも悪くもないです」って言いだすんじゃないかい。
平成最後の九州場所。
あな恐ろしや。