平成30年 大阪場所 十三日目
ついに鶴竜、優勝へ王手。
【懺悔】
魁聖「あぁ・・・・・・。」
魁聖「今場所の・・・・・・。」
魁聖「大一番だなんて・・・・・・。」
魁聖「・・・期待させてごめんなさいっ!!」
鶴竜「頭上げて。」
いいえ、魁聖よく頑張りました。
明らかにいつもとは違った硬い表情の魁聖。
場所も大詰めの13日目に結びの一番で横綱と優勝を争うともなれば、いくら大らかな菅野リカルドさんでも
アレヤコレヤ考えてしまうことでしょう。
でも何事も小さな一歩から。
いつか結びの一番で締め込みのオレンジ色に負けないくらいの輝く金星を手に入れる日がやってくることでしょう。
きっとその日はそう遠くないはず。
そういえば。
いつの間に鶴竜と優勝を争うのが魁聖になっていたのでしょうか。
たしか・・・。
場所の始めはこの人が放送席でもお茶の間でも話題になっていたような・・・。
【苦手意識】
松鳳山「えい。」
ドスン
逸ノ城「・・・!!!」
逸ノ城「し・・・、式秀っ!」
松鳳山「え。なんだよ。」
え?
なんだよ逸ノ城。
まさか本当に式秀が苦手だったわけでもないんでしょうが、なんでこんなにあっさり負けちゃうの?
この人も勝つときと負けるときの差が激しすぎます。
勝つときとはあの体重を十分に生かした重みのある相撲で勝つのに、負けるときのあの気の抜けたような後退りが同じ人間とは思えぬ変わりよう。
まぁあの身体ですから、土俵際で粘ったところで怪我につながるだけでしょうから利口な判断といえぬわけでもないですが。
でもあのどっしりとした相撲で勝った時を思えば、なんとももったいないことこの上なしです。
【イメチェン】
付け人「・・・・・・。」
付け人「・・・あのさ。」
付け人「オレさ・・・、メガネ・・・。」
付け人「白に変えようかな・・・。お前どう思う?」
正代「そ~ですね。」
明日にも鶴竜の優勝が決まるかもしれません。
今場所の鶴竜の活躍は白メガネの存在なくしては語れないでしょう。
いつも増して大きな存在感を放つ白メガネ。
申し訳ないですが鶴竜よりその存在感は大きく、強く人を惹きつけます。
その大いなるオーラに守られて今場所の鶴竜は手に怪我を負いながらも、無事にここまで相撲を続けられてきました。
白メガネと二人三脚でたたかう春場所も残り2日。
無事に本場所の土俵を務めあげ、鶴竜が復活優勝を成し遂げるその時まで。
白メガネの気が抜けない15日間は続きます。