平成30年 大阪場所 十日目
いよいよ中盤戦も終わる十日目の土俵。
優勝の行方を握る一戦やベテランの上手さが光る土俵など、目を引く取り組みはいくつかありましたが、
今日私の心を捉えて離さなかったものは土俵の外にありました。
【特選】
ザワザワ。
白メガネ「・・・・・・。」
白メガネ「・・・!」
白メガネ「ちょっと・・・・・・。」
白メガネ「あれは何?!」
白メガネの指さす先に、あるもの・・・・・・。
それは・・・・・・!!
!!!!!
出た!!
今場所の特選作品!!!
今日はもう、この似顔絵が瞼の裏に焼き付いて頭から離れません(笑)
しかしこの似顔絵何かが気になります。
【原産地】
沢田石「うわっ・・・・・。あの絵怖いですね・・・。」
沢田石「栃ノ心というより・・・、魔法使いのお婆さん見たいですよね、西岩さん。」
西岩「・・・沢田石くん。」
西岩「あの絵には一つ間違いがありますね・・・。」
沢田石「え・・・?間違い??」
西岩「栃ノ心はジョージア人ですから、そもそも和製ではありません。」
沢田石「す、すごいや!忍さん!!」
どうでもいいけど沢田石、明日の取り組みの前に「雨の御堂筋」って2度も繰り返して、忍さんに「欧陽菲菲のですか」って突っ込んでほしかったんじゃあるまいな。
和製?の?に作者の心の動きが感じられ、なかなか奥深い味わいを増しています。
この栃ノ心の似顔絵を見てあるものを思いだしました。
それは、1~2年前に本場所の客席に映し出された破壊力のある稀勢の里のあの似顔絵です。
(※興味のある方は当ブログの2016年名古屋場所の15日間の中のどこかにあります)
私はこの2作品を見てつくづく思いました。
作品の力というのは上手い下手は全く関係なくて、応援する相手への熱量をどれだけ作品に込められるかということに尽きるのではないでしょうか。
今日この日、この力士に応援を届けたい、その思いが似顔絵に表れ見るものを一目で惹きつける。
もちろん応援されている力士もパッと瞬時に力をもらう。
お客さんもまた見るだけではなく、ある意味にでは参加しているのだとそう感じた一幕でした。
だからって今日栃ノ心が負けたのがあの似顔絵のせいではありません。
あれは豪栄道が昨日の黒星を感覚を何が何でも今日中に消しておきたかったからに他なりません。
明日は春分の日、場所も終盤戦に突入です。
単独トップになった鶴竜に、重い腰で独走態勢に待ったをかけることができるか逸ノ城。
明日が優勝の分かれ道になりそうです。