平成30年 初場所 十日目
本日の解説は男・霧島、陸奥親方。
【霧島解説】
戸部「陸奥さん、鶴竜のこれまでどうご覧になりますか?」
陸奥「そうですね、とてもいいんじゃないでしょうか。」
戸部「どういった点が?」
陸奥「あの・・・動きが・・・。」
陸奥「動きが・・・、動きがいい動きなんで・・・その・・・。」
戸部「・・・・・・。」
陸奥「あの・・・・・。」
戸部「・・・・・・。」
戸部「解説の途中ですが、一旦ニュースです。」
陸奥「その・・・・・。」
いや~、霧島の解説はスリリングだわ。
話がまとまらないうちに制限時間がいっぱいになってゆく様子にどれだけハラハラしたことか!
最初はしっかりしゃべりだすのですが、説明が長引くとフラフラと迷走を始める霧島解説。
あれよあれよと時間は過ぎてあっという間に最後の塩に分かれる土俵上。
どうしよう・・・。間に合わなかったらどうしよう…と不安に駆られているところで、すっと土俵の実況を始める戸部アナ。
戸部、ずいぶん成長しましたね。
うちの母など、若いのにこんなに大変な人背負わされて、ちゃんと進行させていくなんて大したもんだと
褒めていましたよ。
しかしながら霧島解説の時は土俵の進行も若干長めにとってあげてほしいと思いました。
でも霧島、私はこの耳ではっきり聞きましたよ!
幕内前半戦終了の休憩の時間に、今場所の鶴竜の調子を聞かれた時。
「気持ちの切り替えがうまかっちゃん。」
って言ってましたね(笑)
慌てて言い直していましたが、今日偶然にも「うまかっちゃん高菜とんこつ」を食べた私は聞き逃しませんでしたよ!
鶴竜は気持ちの切り替えがうまかっちゃん。
九州人らしいいい解説じゃないですか。
よかよか。
薩摩ン男は口下手でよか。
うまかっちゃんば黙って食うとればそれでよかと。
そんな気持ちの切り替えがうまかっちゃんな鶴竜。
単独トップをひた走ります。
【圧】
鶴竜「ふぅ。」
白メガネ「あらん。」
白メガネ「鶴ちゃん・・・。」
白メガネ「ちょっと、疲れてる?」
鶴竜「大丈夫。」
白メガネ「あと少しだから頑張んのよ。」
鶴竜「はい。」
なんだろう・・・。
今場所の白メガネの圧の強さ・・・。
進退をかけてのぞむ今場所の鶴竜ですが、背中から受ける付け人の圧力に負けぬように土俵に上がり続けるのも横綱の使命なのでしょうか。
けれど今場所の鶴竜は集中してますね。
土俵での動きもよく、ちょうど大関に駆け上がったころのキレが戻ってきました。
今日の出し投げの巧さなど、本来の技巧派の相撲がよみがえってきて鶴竜の本来の姿を思いださせてくれました。
3例敗の御嶽海あれだけ調子がよかったのに、ガタガタガタと崩れてしまったのはまだまだ未熟なところなのでしょうか。
大関の豪栄道もまた同じ。
2度目の優勝を予感させる出だしが嘘のような4敗目。
15日間たたかい続けることの大変さを感じるところです。
そんな二人をしり目に1敗で追走する心様の身体、色つやのいい事。
調子がいいと力士は身体に現れますね~。
それはそうと、今日から再出場の安美錦でしたが、一瞬見せた苦悶の表情。
あれは足に由来するものなのか、どうなのか・・・。
残り5日間、明日から再出場の照ノ富士と共に1勝でも勝ち星が積めるとよいのですが。
いよいよ場所は明日から終盤戦です。