平成30年 初場所 九日目
呼び出しさんに注目の9日目の放送。
呼び出しさんのお仕事は呼び上げや土俵の進行、土俵作りなど多岐に及びます。
そんな中、本場所を周囲に知らせる太鼓を叩くこともまた重要な仕事の一つです。
【太鼓】
触れ太鼓:場所の始まりを告げる太鼓。場所の前日に街に出て明日から相撲が始まることを触れて歩く。
寄せ太鼓:毎朝場所中に始まりを知らせる太鼓。その日の相撲の始まりを知らせ客を寄せるために叩かれる。
跳ね太鼓:相撲の終わりを告げ明日の来場を呼び掛ける太鼓。明日の来場を呼び掛けるため、千秋楽には叩かれない。
誉れの陣太鼓:熊本を代表する和菓子。餡子が餅を包んでいる。熊本のメジャーどころなので他県の人へのお土産に喜ばれるが、持参する熊本県人の内心は陣太鼓の詰め合わせは重たいのであまり選びたくないのが本音。
寄せ太鼓、夜中の3時に叩いていたんですね(笑)
そりゃうるさいって言われますよ。
【仕事の後】
「に~し~ぃ、たまわ~し~。たまわ~~~し~~ぃ。」
「ふう・・・。」
「やれやれ終わった・・・。」
「どれ。ガムでも噛もうかね。」
やっぱり次郎さんの呼び上げは・・・(涙)
ところで!
あの手に持っているガムのような物は何ですか??
【ひとつ】
呼び出し誠之「ねえ、次郎さん。」
次郎「ん?」
誠之「ガム、僕にも下さいよ。」
次郎「・・・。」
次郎「ゴメン、もうない。」
誠之「・・・もうないの?」
「ガム1個ちょうだい」って言って「ない」って言われた時結構寂しいものがありました。
この若い呼び出しさん、妙に大人びましたね。
なんと言うか、目つきが色っぽくなったというか洒落っ気が出てきたのか。
若い頃ってしばらく見ないと一気に変わってゆきますからね。
呼び出し誠之も2段跳びで大人の階段を駆け上がっているのでしょう。
この大人の階段を駆け上がる時はスピードも勢いがありますが、老化の階段を転げ落ちるスピードもまた加速度が増して止められないものがあります。
でもね人生100年時代へ突入した日本。
現代では70代はまだまだ現役です。
【雪ニモ負ケズ】
52代「あ~、しかし今日は寒いね。」
52代「外はすごい雪だし、出てくるだけでも大変だ。」
佐藤「北の富士さん。」
佐藤「テレビだとお洒落に気合入ってますね。」
52代「あ!わかる?!」
52代「やっぱり見られてナンボだからね。」
佐藤「さすがはオシャレ横綱。」
寒い日にオシャレに精を出すくらいですから52代の風邪は全快したんですね。
良かった良かった。
しかし本当に勝昭はシャレオツですよね。
革のジャケットに時計も合わせた感じで、流行に惑わされない大人の余裕がそこかしこに感じられます。
コノファッションセンスノ欠片ヲ
少シ貰ッテ
大人ノオ洒落ガデキル
勝昭ノヨウナ人ニ
ワタクシハナリタイ。
恐るべし心様九日目で勝ち越し。
鶴竜との一戦は終わったものの、不気味な存在になっていることは間違いなし。
明日は心様、腰の重たい琴奨菊戦。
重たい琴奨菊を力で寄り切れるか?