平成29年 九月場所 十四日目
豪栄道立て直しての2度目の優勝への王手。
2連敗から立ち直るために土俵の外でも大関の意地、男の意地の戦いがありました。
【意地】
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付け人「関取り・・・。」
豪栄道「・・・・・。」
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付け人「どうしても四股、踏むんスカ。」
豪栄道「・・・ああ・・・。」
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付け人」「・・・分かったッス。もう何もいわないッス。」
豪栄道「・・・・・・。」
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豪栄道「心配かけて・・・、スマン・・・。」
男の意地にかけての禁断の四股踏み。
でもその意地、土俵上でも表れていましたね。
あの再三の手付き不十分からも、豪栄道の一番に賭ける必死さが伝わってきましたよ。
必死にはたきたくなる気持ちと闘いながら、前へ前へと足を運ぶ大関の姿は多くの人に熱い気持ちが伝わったと思いますよ。
それはもちろん土俵下で取り組みを待つ横綱日馬富士にも伝わって、力強く御嶽海を寄り切りました。
明日はいよいよ千秋楽。
本割で豪栄道に土をつけて優勝決定戦へともつれてほしいと、今から勝手な願いを持っていますが、そうなってもならなくても、熱い相撲が見られることは間違いありません。
多くの休場者を出した今場所でしたがいやいや、いつも以上に盛り上がる場所になったではありませんか!
だってほら。
【発見】
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朝赤龍「・・・・・・。」
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朝赤龍「・・・・・・。」
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朝赤龍「・・・え!!」
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朝赤龍「横綱3人、休場してたのっ?!」
ほら、こんな人だってきっといるはず。
私だって今日14日目で始めた気が付いたことがありましたもの。
栃煌山って今場所小結だったんですね!
毎日の土俵に人生をかける力士たち。
一瞬の土俵にすべてをかける力士に最も注目が注がれるところではありますが、毎日の土俵に全霊をかけて挑むのは行司さんもまた同じ。
手付きや待ったなど細心の注意を払いながら、土俵を離れても共に土俵に人生をかける力士たちに気をかけます。
【最初の一言】
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勘太夫「あ・・・!心様。」
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勘太夫「・・・どうしよう・・・。」
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勘太夫「・・・ハ・・・。」
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勘太夫「・・・・・・。」
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勘太夫「今日も、ハローって言えなかった・・・。」
心様、決まり手はりま投げだったんですね。
【人気者の心】
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Clik here to view.ワーワー!エンドー!エンドー!
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玉治郎「遠藤よ・・・。」
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玉治郎「遠藤よ・・・・・。」
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玉治郎「キミの笑顔はもう・・・・・。」
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玉治郎「お茶漬けでしか見られないのか・・・・・。」
ここ何場所かのインタビュールームでの仏頂面の受け答え。
もはやポーカーフェイス、クールという雰囲気には見えません。
どうした遠藤、何かあったのか?
今の大相撲人気は遠藤の存在なしでは語れないでしょう。
沈み切った大相撲、人気復活の起爆剤が欲しいと思っていたところにすい星のごとく現れた遠藤聖大。
技巧派の取り口、涼しい面差し、鳴り物入りで角界入りした遠藤はあれよあれよと大スターに上り詰めてゆきました。
一時は同じころに入門した大砂嵐とライバル関係にしたてられ、人気を盛り返し始めた大相撲を大いに盛り上げ、奥様層に人気を博した隠岐の海と一緒にお姫様抱っこまでさせられました。
しかし当の本人は怪我に苦しめられ、本当の力を出し切れないまま土俵に上がり続け、駆け上がるはずの階段を上ったり下りたりと一人苦しみ続けました。
きっと彼の一時背負った行き過ぎた期待や注目は本人にしかわからないものでしょう。
でも遠藤。
思い通りいかなった日々、遠藤を苦しめた歯がゆい毎日はきっとあなたの血となり肉となります。
想像通りの予定通りの人生を歩んでいる人などきっと世の中には一人もいないことでしょう。
順風満帆に見える人の人生にも、その人にしかわからない苦労や悲しみ辛さが必ずあるものです。
また再び階段を上がり始めた今場所。
これまでの一人闘った日々が今の遠藤を支えている・・・そう思います。
まだ自分の中で釈然のしないものがあるのか表情から心を見せまいとしていますが、いつの日か片手にお茶漬け持ってなくても、笑顔が出せる日が来ることをお茶の間から祈っております。
さぁ明日は千秋楽。
出来れば日馬富士の逆転優勝が見たい!
けど、力を出し尽くした熱い千秋楽になることを期待します。