平成29年 九月場所 九日目
小さな力士が大きな力士と戦うには力と技の他にも、知恵も大切な要素になるようです。
【手段選ばず】
三瓶「小さな力士が勝つためには何が一番大切なんでしょうか。」
舞の海「それはずる賢さです。」
舞の海「相手の一瞬のすきを突くために、時には汚い手を使わなくてはなりません。」
舞の海「相撲ファンに嫌われないギリギリの線で攻めていく、繊細な神経もまた重要ですね。」
三瓶「なるほど~。」
天声「そんな卑怯者を信じてはいけない!」
舞の海「ん!この声は・・・??」
「チャオ~~!」
舞の海「錣山さん!!」
三瓶「おかえりなさい、永遠の二枚目」
いえいえ元寺尾は元関脇です。
そういえば審判席でお見掛けしませんでしたね。
放送席に戻ってこられたんですね。
錣山親方、おかえりなさい。
こなれた赤いネクタイ姿で相変わらずの二枚目っぷり。
同じ小兵力士でも舞の海さんとは本質的に違うことをNHKが知らしめてくれました。
でも今も昔も小兵力士は少なからず存在ますが、もう錣山親方のようなそっぷ型というのは今はすっかり見かけなくなりました。
そっぷ型の力士、かっこよかったんだけどなぁ。
【青春への叫び】
勘太夫「ちょと・・・、二人とも歳いくつ?」
御嶽海「24」
貴景勝「21」
勘太夫「・・・・・・。」
勘太夫「若~~~~~~い!!!!」
ここ最近の場所は若手の躍進が目覚ましく土俵にも活気が出てきました。
怖いもの知らずで向かって行く姿は活気があって爽快でもあります。
舞の海さんは力士にはふてぶてしさがひつ必要だとおっしゃってましたが、今の若い子はそれはもう十分に持っているような気がしますよ。
リポートでもあった貴景勝の上位初挑戦の場所で得たものが「自分の全部を出さないと勝てないことがわかった」というコメント。
思わず吹き出しました。
いえ馬鹿にしたりしてるわけではないのです。
ただ、自分の総力出さずして勝てるかも!と思わせている上位陣にもこりゃ問題あるかもね、と思ったのです。
この若手の勢いを何度か跳ね飛ばし、伸び盛りの力を本当の力に変えてゆくのも上位陣の大切な仕事。
何度か壁にぶち当たりながら地力や勝負強さを鍛えていかないと、上に上がってからすぐに苦しむことになるでしょう。
伸びゆく力と熟練の技と力。
共に刺激しあいながら、さらなる土俵の充実が図れる大相撲でありますように。
そのためにも豪栄道、弱気になるな締めてゆけ!!