平成29年 五月場所 十日目
長年の勘や目分量。
今まではそれで通用していた曖昧な感覚も、技術革新できっちりと数値化され「見える化」が進んできました。
その見える化は今、長い歴史のある大相撲界にも向けられています。
【データ化】
吉田「今日はデータで見る大相撲と題して、様々な事柄をデータ化してご紹介しています。」
吉田「そこで今回は舞の海さんの解説もデータ化してみました。」
吉田「ではこちらです。どうぞ。」
舞の海「えらく大ざっぱなデータですね。」
吉田「だってこんなことにお金かけられません。大切な視聴料で成り立ってるんですから。」
舞の海さん、思ったよりデータに食いついてきませんでしたね(笑)
詳細な数値よりも自分の勘を大事にしたい、案外古風な奴なのかもしれません。
その気持ちわかるぞ舞の海。
私も今日はせっかく貴重なデータを見せてくれたのに、あまり頭に入らずただ「やっぱりデータで見ても白鵬は強いんだな」と大横綱の強さがさらに分っただけでした。
でもデータが頭に入ってこなかった理由は他にもありました。
【流行】
吉田「今日は舞の海さんと10日目の土俵をお送りします。」
吉田「土俵もいいですがご覧ください、舞の海さんの今日の装い。目のくらむ様なストライプにネクタイはなんと。」
吉田「今話題のこれ!」
ミドリムシ
吉田「さすがは舞の海さん。青汁にもミドリムシ入れてるんですか。」
舞の海「キモっ。」
最近ミドリムシパワーとか何とか言って、ミドリムシをサプリメントに入れたり化粧品に取り入れたりしてますよね。
あれは本当にいいのでしょうか。
あれがいいんなら水槽に生えたコケも肌にいいんじゃないかと思えてきますが全然違うんでしょうね。
でも舞の海さんのあのペイズリー柄のネクタイ。
きっと見た人の半数以上はミドリムシに見たと思いますよ。
ん?ペイズリーってそもそもミドリムシがモチーフなのか??
いや~でも吉田さんの久々の放送席、嬉しいですね~。
舞の海の豊山への一番の「自分だったらあの手をほどく」という戯言へも「そう簡単にはほどけないと思うんですけどね」と臆することなく自然に打ち返す吉田アナ。
やっぱりいいなぁ、吉田さん。
好角家の方の情報によれば今は大分勤務とか。
あ~、熊本勤務だったらどんなに嬉しかったことか。
地元ニュースの正代へのインタビューも吉田さんだったら気の利いた質問がたくさんできるのに。
その正代へのインタビューは今日は刈屋アナでしたが、宇良や正代の伸びゆく若手へ粘着質のいやらしい質問を繰り返していましたね(笑)
ベテランアナはそれぞれの個性を持ち味に、力士や解説者に切り込んでくれるから話も膨くらんで、その人の新しい一面も見えてきたて、アナウンサーはただ単に聞いたり話したりするだけの仕事じゃないと改めて尊敬するところです。
話は土俵に戻しますが、高安残念!!
これはもう一言で言って経験の差。
37回も優勝している白鵬は確実に勝つ術をたくさん知っていました。
念には念を入れた張り差しからの変化気味の立ち合いで右四つに組んだかと思えば、高安の上手を徹底的に嫌い頭を付け、相手の上体を立たせながらも完全に仕留めるために足にも手を伸ばしながらの寄り倒し。
支度部屋で十分なイメトレができていたものと思われます。
千変万化する土俵上、その時々の状況に合わせて必ず勝つ方法を瞬時にとることができる対応力の高さを見せつけた白鵬。
モンゴルで体も心もリセットして舞の海流に言えば、今場所新たなスタートを切ったといったところでしょうか。
白鵬の新たなスタート。
横綱白鵬の新たな土俵人生。
横綱白鵬、こんなのはどうですか。
【第2の人生】
白鵬「・・・・・・!」
白鵬「ねぇ高安・・・・・・。」
白鵬「今思いついたんだけど・・・。」
白鵬「一緒に初っ切りやんない?」
高安「・・・いや・・・、いいです。」
第2の人生新たな大輪の花が咲くかもよ。
日馬富士も全勝をキープしたけれど、今日の様子を並べて見たところでの率直な感想は、6割白鵬優勝かも。
日馬富士の全身全霊の相撲が残り5日間もつように、残り終盤戦も目が離せません。