平成29年 五月場所 九日目
声だけ聴いていたらどことなしに貴乃花親方の声にも似ていたオリンピアンの松田丈志さん。
ようこそようこそ、おいで下さいました。
【メダリストの教え】
太田「ねえ松田さん、速く泳ぐコツって何ですか?」
松田「それはですね。」
松田「息継ぎしないことですよ。」
太田「なるほどね~。」
境川「あの~、おしゃべり中ちょっとスイマセン。」
太田「あら、境川さんいたんですか?」
境川「松田君、ちょっとこっち狭いんだよね。そっちにずれてくれない?」
松田「・・・・・・。」
松田「耳に水が入って何も聞こえません。」
境川「・・・コイツ・・・。」
後半戦は向こう正面に席を移すのかと思いきや、2時間たっぷり3人横並び。
境川親方の狭そうなこと(笑)
でも同じ九州出身ってことで境川親方の九州人の血が騒いだのか、いつにも増して「しゃ し しゅ しぇ しょ」を強めに発音されていましたね。
同じ九州人としてそこは聞き漏らしませんでしたよ。
しかしながら松田さんの
「一生懸命な姿は人種を超える」
というお言葉、とても感銘を受けました。
一流の努力は国も故郷もないんですね。
これぞまさにオリンピック精神。
あと3年後には本場所が行われているここ東京の地でスポーツの祭典オリンピックが行われます。
オリンピックを3年後に控えた今日の本場所でも、人種を超えた懸命な姿が土俵上にはありました。
【国際交流】
わーわーわー。
宇良「お。」
宇良「今日の相手も外人さんや。」
宇良「よし。今日は英語で声をかけるぞ。」
宇良「ハ、ハロー。」
松鳳山「おい。ハローってなんじゃい。」
宇良「え!日本人?」
松鳳山「だったらなんじゃい。」
幕内二場所目にして宇良勝ち越しに王手。
すごいね宇良。
この活躍はちょっと予想外。
体重を増やしたことが功を奏したのかはわかりませんが、宇良は下半身がしっかりしています。
体を支える下半身がしっかりしていればこそ押す力も、トリッキーな技も決まるというもの。
小柳改め豊山も下半身の鍛錬を十分に積んで幕内に通用する力を身につけよう。
7勝2敗といえば正代。
今場所のこれまでの相撲はいい。
しっかりと勝てた7個の白星で、力を蓄えていることを示しています。
華々しい相撲よりもしっかりじっくり勝つことが今は大切。
今日の土俵で未来の相撲が作られてゆくのです。
先ずは勝ち越し目指して明日も頑張れ。
場所も後半戦になると土俵もよりヒートアップしてきます。
【とばっちり】
ワーワーワー。
「ガンつけてんのか。」
「お前こそガンつけんな。」
「・・・・・・・。」
「ちっ・・・・。」
豪栄道・照ノ富士「おい、お前もガンつけてんのか。」
玉治郎「・・・・・・。」
目力だけで言えば玉治郎の勝ち!
やー玉治郎さんの目力は強い!本当強い!
強いと言えば今日の高安も強かった。
今場所の高安には相撲に厚みを感じます。
あの立ち合いの半端ない圧をもってすれば・・・・・・。
もしかしたら、明日の白鵬戦いけるんじゃないかと燃える高安に熱い期待を抱きたくなります。
ですが熱い高安に対して、日を追うごとに冷静になってような横綱・白鵬。
今日は並走して全勝を続けるライバル日馬富士の様子を。
探るような目線で・・・・・。
見てる~~~!!ものすごく見てる~~~!!
やっぱり恐るべし白鵬。
こりゃ東京オリンピックまで本当に現役かもね。